SCP-087-KO
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アイテム番号: SCP-087-KO

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: いくつかの電波送信設備でSCP-087-KOの送信が確認された場合、直ちに当該施設を閉鎖し、適切な機器を使用して電波の送信をブロックした後、当該施設の送信範囲内にある全ての送受信設備に同じ手順を実行します。20██/██/██、Ο-Χ-227『キャストアウェイ』作戦が成功しました。オブジェクトは北太平洋の真ん中の無人島にある送受信施設に収容されました。これにより、収容プロトコルは変更されます。

SCP-087-KOの送信範囲内に電波を送受信できるものを持ったまま進入することは禁止されています。特に通話を行おうとする場合、即刻終了させることが可能です。また、オブジェクトの送信範囲内に船舶が進入しないように厳格な海上警備を行わなければなりません。その任務を遂行するために、周辺海域にSCPSルサールカなどの干渉装置を搭載した█隻の艦艇を配置しています。

説明: SCP-087-KOは、███.█MHz周波数の超短波帯域の異常電波が引き起こす異常現象です。精密分析の結果、オブジェクトの波形は同一周波数の一般的な電波と[データ削除済]の部分で微細に異なることが確認されましたが、これを再現することは失敗しました。オブジェクトを電波妨害装置や設備で妨害することは可能ですが、完全に遮断することは不可能です。

SCP-087-KOは、電話の基地局や送信塔のような特定の電波の送受信設備を媒介として伝播されます。SCP-087-KOの元となる電波送受信設備は常に1つは存在し、当該施設が破壊された場合SCP-087-KOは不明な方法で付近の他の電波送受信設備に移動します。

SCP-087-KOの存在する施設の電波送受信範囲内で通話を行うときに、自分の現在地を伝えた場合、暫くするとSCP-087-KO-1と分類された身元不明の若い女性の声が通話に割り込んでその人物の現在地を発言します。SCP-087-KO-1の声は通話相手も現在地を言った場合を除き、通話相手には聞こえることはなく、以降その通話でSCP-087-KO-1は発言しません。

SCP-087-KOと分類された異常現象自体は、この「最初の通話」を切った時点から進行します。その時点から、SCP-087-KO-1の声を聞いた人物(以下「被害者」と表記)が受信、発信する全ての通話には、SCP-087-KO-1の声が割り込むようになります。

SCP-087-KOの最中、SCP-087-KO-1は通話中に丁寧な口調で被害者の現在地と「自分の位置」を報告し、この「自分の位置」は常に基地局と被害者が電話を受けた位置との間の直線距離上にあります。また、SCP-087-KO-1は被害者や自分の位置を報告するときに客観的な座標には言及せず、周辺のランドマークや建物、物事などを通して位置を表現します。

SCP-087-KO-1が通話で「自分の位置」を言及した瞬間、その場所にはSCP-087-KO-2と分類された、背が高く曲線のほとんどない「ざっと削ったこけし」のような体型の薄暗い人間型のオブジェクトが一時的に出現した後、消失します。オブジェクトの出現時間がとても短いので確実ではありませんが、この時オブジェクトは被害者がいる方向へ向かって走っていくような姿で出現します。SCP-087-KO-2を目撃すること自体はどんな異常性も発生させません。

SCP-087-KO-2の出現位置はSCP-087-KO-1との通話が繰り返される度に被害者に近付いていきます。被害者が逃走のためにその場から離れても、オブジェクトとの距離をより大きく広げることは不可能です。約4~8時間程度に渡る9~11回の通話の後にSCP-087-KO-2は被害者の現在地に到着し、数秒以内に被害者を[データ削除済]した後に被害者の身体の一部と共に消失します。被害者の残りの身体はSCP-087-KO-1が被害者との通話で言及した全ての位置に均等に散らばった状態で発見されます。

もし被害者が通話自体を拒否した場合、SCP-087-KO-1側から被害者に電話をかけてきます。(変則送信ステップ1)被害者が電話を持っていない場合には、SCP-087-KO-1は被害者から最も近い電話機に電話をかけてきます。(変則送信ステップ2)それでも被害者が電話に出ない場合は、SCP-087-KO-1はテレパシーという形で被害者に直接声を送り込みます。(変則送信ステップ3)変則送信ステップが進行するほどSCP-087-KOの進行速度は早くなり、例えば最初から継続的に変則送信ステップ3を引き起こした場合には、SCP-087-KO-2は最大26分、3回以内に被害者に到達します。

また、オブジェクトが占拠した電波送受信設備の送受信範囲外でもSCP-087-KO-1との通信とSCP-087-KOの進行は継続され、この時被害者が死亡するとSCP-087-KOは既存の施設から抜け出して、被害者が死亡した場所から最も近くの他の電波送受信設備に移動します。

SCP-087-KOは、複数の対象を目標とすることができますが、同時に複数の被害者に異常性を進行させることは不可能と考えられます。SCP-087-KO-1は、1人の被害者と通話している最中は他の被害者と通話することができず、SCP-087-KO-2も同時に2ヶ所では観測されません。

SCP-087-KOは、大韓民国慶尚北道██郡の█████管轄██基地局で最初に発生しました。オブジェクトは、危険性を把握した財団が広帯域干渉装置を利用して収容するまで、財団エージェント█人を含む██人の死傷者を出し、その後もオブジェクトがΟ-Χ-227作戦を介して完全に収容されるまで、似通っている内容のさらに小規模の被害をもたらした█回の小規模収容違反を引き起こしました。

現状では、オブジェクトが今後20年以内に収容違反を引き起こす確率は0.14%未満ですが、もしもの場合に備えて、オブジェクトクラスはEuclidのまま維持されています。

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