SCP-092-JP
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アイテム番号: SCP-092-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-092-JPは適切な記録媒体に収め、財団の低危険度収容棚に収容します。"Entertainment & Enterprise"(E&E)と関係のあるテナントやサーバーなどが新たに発見された場合、財団によって確保されます。財団職員による新たなSCP-092-JPの作成実験は禁止します。

説明: SCP-092-JPはインターネット上で特定の個人にだけ配信される動画です。映画の予告編に似た構成をしており、再生時間は約90秒です。SCP-092-JPはインターネット上の広告から、制作を依頼することによって発生します。財団は以下の広告を確認しました。

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※動画の著作権はEntertainment & Enterprise社が有しますが、動画の再生・複製・放送はお客様が自由に行うことができます。
※万が一視聴によって体調を崩された場合、諸費用はお客様の自己負担とさせて頂きます。

この広告を元に動画を依頼した場合、氏名・年齢・性別・メールアドレスの入力を求められます。料金の支払い後72時間以内に、依頼者のメールアドレスにSCP-092-JPのアドレスが送られてきます。動画は実写と高度なCG合成を用いており、内容は映画の予告編風です。動画の主人公は外見から仕草に至るまで、依頼者本人をほぼ完全に再現しています。SCP-092-JPは通常の動画ファイル同様に、保存や複製が可能です。

SCP-092-JPを依頼者が視聴した場合、近い将来(直後~数週間以内)に依頼者はアクシデントに見舞われます。軽微な場合は日常的なものでほとんど被害はありませんが、重篤な場合は死亡や社会的な破滅をもたらします。財団が確保したSCP-092-JPのうち、危険性が高いと認められたオブジェクト(以下、SCP-092-JP-01~04とします)の内容を以下に記します。

アイテム番号: SCP-092-JP-01
付記: このオブジェクトは交通事故によって死亡した██████氏の自宅から回収されました。

補遺: この動画のアドレスが██████氏に届いた3日後、██████氏は道路を横断中にトラックに轢かれて死亡しました。その直前にビルの窓ガラスが割れて破片が降り注ぎ、対象は軽い怪我を負いました。SCP-092-JPは未来予知、あるいは現実に物理的な干渉を及ぼす能力を持つ可能性があります。
この動画を一緒に視聴した友人には、影響は現れませんでした。

メモ: 予告編の最後まではたどり着けなかったようだが、これはどう判断すべきか。

アイテム番号: SCP-092-JP-02
付記: 財団エージェントによって回収された動画で、民間人である██████氏の依頼によって作成されました。本人は動画を視聴しておらず、既に記憶処理を受けています。

補遺: 動画は財団職員によって視聴されましたが、██████氏の身辺に異常は発生しませんでした。彼は現在も日常生活を続けています。このことから、本人による視聴が特異性を発現させるトリガーであると考えられます。
動画の"機関"は財団をモチーフとしている可能性がありますが、断定には至りませんでした。また動画に登場する女性について調査した結果、それぞれバーチャルアイドル、高校時代の同級生、██████氏の自作小説に登場するオリジナルキャラクターであると判明しました。

メモ: 調査の結果、動画の内容は██████氏の嗜好に沿ったものと判明した。安全のため、██████氏の個人情報と共に保管する。

アイテム番号: SCP-092-JP-03
付記: D-092-01の申し込みで作られた動画です。付随する実験では、動画の予告に対して人為的な干渉が可能かどうかを検証します。

補遺: 視聴後、D-092-01を独房に監禁し、24時間体制で監視しました。しかし3ヶ月経っても異常が確認されなかったため、D-092-01は通常の手順で終了されました。動画にあった調査任務は発生しませんでした。
登場した財団職員は全員が実在の財団職員で、サイト-8181は精巧に再現されたCGモデルでした。財団機密が漏洩している可能性があります。これを受けて、財団職員を被験者とする実験は禁止されました。

メモ: 全力で阻止しておいて言うのもなんだが、予告詐欺じゃないのかこれ。

アイテム番号: SCP-092-JP-04
付記: 財団エージェントによって回収された動画で、民間人である██████氏の依頼によって作成されました。既に本人が動画を視聴していたため、Bクラス記憶処理を実施しました。

補遺: 視聴から7日後、██████氏は財団エージェントの監視中に行方不明となりました。浴室からは大量の黒い液体が発見されました。分析の結果、墨汁と人間の体液の混合物であると判明しました。██████氏の消息は現在も不明です。依頼者によって視聴された場合、記憶処理では動画の特異性を阻害できないと考えられます。

メモ: 予告詐欺の方がマシだった。

補遺: 最初のSCP-092-JPが確認されてから2週間後、財団はE&E社のオフィスとスタジオを制圧しました。これらはいずれも賃貸物件でした。スタジオから制作機材一式を押収しましたが、特異性は確認されませんでした。E&Eのメンバー、および身元を特定できるものは発見できませんでした。
財団が現在確認できている範囲で、この動画作成サービスは実施されていません。新たなオブジェクトの発生は確認されていませんが、"Entertainment & Enterprise"に対する調査は継続されます。

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