SCP-094-JP
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アイテム番号: SCP-094-JP
 
オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-094-JPはセクター27にある8×10mの人型SCP収容エリアに勾留されています。一般人間型取扱規定によりSCP-094-JPは収容所に設置された全ての物品にアクセスが許可されます。室内は軟性のゴムで覆われ、置かれる家具なども危険のないように十分配慮される必要があります。定期的に健康状態の確認が行われ、専門の医療スタッフを24時間体勢で待機させてください。食事は栄養面に配慮された低カロリーかつ鉄分の多いものが推奨されます。

SCP-094-JPの健康を害する要素は可能な限り排除されるべきであり、それらに関わる要求は拒否されます。また、月に一度カウンセラーによる心理状態の確認が行われます。対象への実験は限定的に行われ、その健康状態を損なう可能性がある実験は承認されません。実験や研究目的での対象への接触にはセキュリテクリアランスレベル3以上の職員2名による許可が必要です。

現在の所、SCP-094-JPは財団の収容に対して協力的であり、強制的な措置は必要ないものと思われます。

説明: SCP-094-JPは2█歳の平均的な日本人男性です。通常の健康診断では特に異常は確認されません。その特性は血液内にあり、血液サンプルを顕微鏡で観察すると、その中に様々な種類の小型の魚介類に見える生物が観察されます。これらはSCP-094-JPの健康状態に影響を与えません。この魚類達をまとめてSCP-094-JP-1に指定されています。

現在、0.2~10μmというマイクロサイズの、おおよそ地球上で確認されているほとんどの種類の魚類がSCP-094-JPの血中より確認されています。現時点で判明しているだけで6000種が見つかっており、本物の魚類のような生態系を持ち、食物連鎖が存在しています。

SCP-094-JP-1はその部位によって種類に偏りがあることが調査により判明しています。動脈部分にはマグロやカツオなどの回遊魚、内臓部分にはチョウチンアンコウなどの深海魚と見られるSCP-094-JP-1が血中より確認されています。また、口内の唾液を検査した結果、ボラやハゼなどの汽水域で生息可能な魚類に似たSCP-094-JP-1が見つかりました。これらの魚類がどのように生育し、人体の健康を保っているのかは不明です。

SCP-094-JPは彼の所属する企業での健康診断からその異常が確認されました。健康診断を行う保険会社内の財団エージェントにより財団に報告がなされ、SCP-094-JPの確保が行われました。それ以前の診断や小児期の記録では異常は認められておらずSCP-094-JPの異常が近年起こった事なのか先天的なものなのかははっきりしません。

20██-6-9にSCP-094-JPの体調に変化が生じました。(事件記録094-JP-██-Bを参照)医療スタッフによるとこれは急性胃炎であると見られます。対象は激しく嘔吐し、吐瀉物の中からはエソ、アンコウ、サメ類などの深海性の生物に似たSCP-094-JP-1が確認されました。この事件後、インドの█████港付近の海岸に大量の深海生物が打ち上げられる事象が発生しておりSCP-094-JPの血液環境と現実の海洋環境になんらかのつながりがある事が示唆されています。
 
補遺-094-JP-01: 20██-4-22 SCP-094-JPの体調に変化が生じました。(事件記録094-JP-██-Cを参照)SCP-094-JPは急なめまいと吐き気、などを訴えました。医療スタッフによる即時の健康診断の結果、肝臓数値、GOT(AST)及びGPT(ALT)数値が上昇している事が確認されました。同日、█████にて大量の原油流出事故が発生しており、彼自身が現実の海洋環境の影響を受けている事が明らかとなりました。

補遺-094-JP-02: 20██-9-██ SCP-094-JPが財団による調査手術に同意。手術は身体各部位の血液サンプルを得るために行われます。手術には彼の健康状態に対する最大限の注意がなされ、最も身体的、精神的リスクの少ない方法が選ばれ、ベテラン医療チームが編成されました。以下に調査によって得られた成果を記載します。

 
 
以下は、████博士によって行われたSCP-094-JPへのインタビューです。

対象: SCP-094-JP

インタビュアー: ████博士

<録音開始>

████博士: 「おはよう、SCP-094-JP。気分はどうだい?」

SCP-094-JP: 「…おはようございます。 まだよく理解できません、なぜ僕がこんな所に連れて来られたのか…」

████博士: 「君の身体に関しての説明は十分に行ったはずだ。いくつか質問してもいいかな?」

SCP-094-JP: 「はい… 僕に判る事なら。」

████博士: 「結構。まず、君自身は自分の身体の事についてなにも思い当たる事はないかな?」

SCP-094-JP: 「特には何もありません… 魚が好きでよく食べるというくらいです。 会社でも普通にしていました。」

████博士: 「今まで大きな怪我や病気などをした事は?」

SCP-094-JP: 「特には…ああ、いえ、一度肺炎で高熱を出した事がありました… たしか僕が██歳くらいの頃…」

████博士: 「19██年の██月█日の事だね? …その時██████でニシンの大量死が確認されている、当時の新聞にも載っている。これについて、何か感想はあるかね?」

[回答なし SCP-094-JPは狼狽しているように見える。]

████博士: 「何か私達に出来る事はあるかい?」

SCP-094-JP: 「…何をしてくれるって言うんですか?」

<録音終了>

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