SCP-095-FR
評価: +2+x

アイテム番号: SCP-095-FR

脅威レベル:

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-095-FRは鉛が詰められた放射線防護容器に収容されています。 SCP-095-FRは標準的な原爆の爆発に耐えられるように設計された地下シェルターに収容されています。オブジェクトの影響を勘案し、SCP-095-FRの取り扱いはDクラス職員のみに許可し、SCP-095-FRを操作したDクラス職員は任務遂行後に射殺する必要があります。SCP-095-FRを含む鉛が詰められた容器は、収容の際に発生した損傷のため6ヶ月ごとに交換してください。 爆発の度ごとにシェルターの損傷状態を確認し、万一の場合はSCP-095-FRを別のシェルターへ移動する必要があります。

説明: SCP-095-FR(以下オブジェクト)(職員によっては「デーモン・コア(The Demon Core)1」とも呼ばれる)は直径89mm、重さ6.2kgの、臨界量を自ずから恒常的に維持しているプルトニウム239で全体が構成された球体です。これからは指数関数的に増加する非常に強力な最大約10Gyのα線、最大約106×1025 n.cm-2.s-1の高速中性子を有する中性子束、および106x1022n.cm-2.s-1の熱中性子がもたらされます。これらの放射は職員による作業を妨げ、半径20m以内の電気回路に大きなダメージを与えます。中性子束のより危険な副作用は、オブジェクトから10m以内に位置する任意の生体組織への強力な照射であり、金属や骨組織などの高密度の物質の放射性物質化です。

オブジェクトの質量は、質量の減少につながる状態にあるにも関わらず一定であり、未知の手段で修復することができるようです:事案095-FR-1が発生したため、オブジェクトの再生現象を目撃することは不可能となりました。これらの効果を除いては、オブジェクトは通常のプルトニウム239と同じ特徴を示します。
依然として未知の時間サイクルに基づいて、オブジェクトはこの種の反応に本来必要とされる条件に到達することなく、自発的に核爆発を誘発することができるようです。今日まで、この現象は未解明のままです。

補遺095-FR-1: SCP-095-FRは、最初に確認された爆発から69年後の2015/01/07に33キロトン級のA型核爆弾に匹敵する威力で爆発し、サイト-アルジズ2のほぼ完全な破壊、285人の人員の死亡3、そして14個のSafe・EuclidクラスのSCPアイテムの破壊という結果を招きました。前回の爆発以前に記録された放射線と中性子束の最大量が、次の爆発を予告する唯一の兆候となっており、オブジェクトを研究した研究者らはそれを踏まえて、約50年後に再び爆発する可能性があるとの仮説を立てています。またアーティファクトの再生と破壊に対応する形でオブジェクトの再生と爆発のサイクルを説明することができることから、当オブジェクトが時間的な周期性に則っているというもう1つの仮説が立てられています。研究者らによれば、SCP-095-FRは財団による回収以前に複数回爆発している可能性が非常に高いとされています。その際にこのオブジェクトはKeterクラスに分類され、核爆発に耐え得る強度の、機密で安全な場所へ移動されました。

補遺095-FR-2: SCP-095-FRは、クロスロード作戦での核実験の1つ「エイブル(Able)」の約1年後に、ビキニ環礁の海底から回収されました。当時異常な放射能汚染の問題のため米軍が現地に派遣されたものの、オブジェクトを取り除く際に複数名の死者が発生したことから財団の注意を引きました。このオブジェクトはエネルギー資源としての役割を果たすことを第一の目的として回収されましたが、後に取り扱いの危険性が判明しました。

補遺095-FR-3: サイト-アルジズでの爆発の犠牲者の他に、SCP-095-FRは1945年と1946年にロスアラモス研究所で、ハリー・K・ダリアン・ジュニア(Harry K. Daghlian Jr.)とルイス・スローティン(Louis Slotin)の2名を既に死に至らしめていたことが研究者の知る所となっています。この両名は、初期の原爆実験の一環としてSCP-095-FRを研究していた際に、臨界事故によって死亡しています。今日まで、これらの2つの事案がオブジェクトの現在の状態とリンクしているかどうかを判断することは不可能です。

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