SCP-096-KO
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SCP-096-KO.jpg

非活性状態のSCP-096-KO-1

アイテム番号: SCP-096-KO

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-096-KOは一般的な書類に用いる封筒に入れた状態で1名のセキュリティ担当者によって保管され、レベル3以上の職員であるか、あるいはレベル3以上の職員の許可を得た人物のみがアクセスすることが可能です。

SCP-096-KO-2に他の紙を入れてはならず、SCP-096-KOを使用した実験はレベル3以上の職員の許可がある場合のみ行うことが可能となっています。

説明: SCP-096-KOは、65cm×40cmの古い紙であるSCP-096-KO-1とそれを入れておく袋であるSCP-096-KO-2で構成されています。2つのオブジェクトは、最初に発見された時から非常に古くなっている様子でしたが、現在までに非常に長い時間が経過しているにも関わらず、その状態からいかなる変化もありませんでした。故意によるオブジェクトへの被害や自然、あるいは事故による全ての種類の影響はSCP-096-KOに損傷を与えることはできず、組織の精密な鑑定は不可能でした。しかし、外観や手触りなどで観測する場合は、オブジェクトの材質はパピルスであると推測されます。

SCP-096-KO-2は、前面には英語で「████した者たちのために」という意味の文章が書いてあり、裏面には開閉可能なカバーが存在しています。SCP-096-KO-2の内部に何かを書いて記録することのできるものを入れると、急速に腐食または劣化します。しかし、SCP-096-KO-1の材質であると推定されるパピルスで実験を行った結果、SCP-096-KO-1とかなり類似する形で変化しましたが、この実験で変化した紙はオブジェクトの異常性を保有していませんでした。

SCP-096-KO-1は、普段は何も描かれておらず使われた痕跡のない白紙ですが、目的地を持っておりそこに行こうと考えている人物が対象に触れると地図が表示されます。地図の中心には青色の二等辺三角形があり、それと対象を持っている人物の位置と向いている方向は完全に一致しています。頂点はその人物の前方向に向かっているように見え、全ての記録と照らし合わせた結果、実際の環境と地図の画像は完全に一致していました。三角形からは矢印が1つ出ていて、それが指す方向は最初はその人物が行こうとする目的地に向かう道を正確に指し示しますが、それに沿って歩いていくといつの間にかどんどん目的地から離れていきます。おおよそこの瞬間から、オブジェクトを使用している人物との電波などを含んだ全ての通信には、いくらかの障害が発生すると判断されました。矢印の反対方向に移動しようとすると、それがどのタイミングかに関わらず結果的に目的地に到着できることが判明しています。ただし、オブジェクトを無視して自由に移動をすると、目的地に向かう際にいかなる妨害や障害も発生しなくなり、いくらか進むとオブジェクトは再び何も表示しなくなるため、これによりオブジェクトは知覚能力と読心能力を持っているものと考えられています。

補遺:

実験記録096-KO-a
実験対象: D-2584

対象は、サイト-1█に向かうことを命じられた。

D-2584: これに地図が出てくるからそれに基づいていけばいい、だって?
B█████博士: そうです、それに従ってそこに向かってください。
D-2584: 分かった。(少々の沈黙)これが地図になるのか?まだ何も……うおっ!
B█████博士: どうしましたか?
D-2584: 本当に地図が出やがった。ナビゲーションシステムみたいだな。
B█████博士: 矢印に従って移動してください。
D-2584: おう。

GPSに表示されたD-2584の位置信号がサイト-1█へ向かうが、少しずつ方向がずれて徐々に離れ始めた。

B█████博士: D-2584?どこへ行くのですか?
D-2584: (激しいノイズが聞こえる)え?……だって?よく……え……
B█████博士: D-2584?D-2584?応答してください。D-2584?
D-2584: (激しいノイズ)……えよ。……長い……どこ……誰……。お……

この瞬間にGPSは動作を停止し、会話が不可能になった。10分後、機動部隊をGPSに記録された最後の地点に向かわせたところD-2584が15m離れた場所でさ迷っているのを発見したため、SCP-096-KO-1をSCP-096-KO-2に入れて回収し対象とともに帰還した。

実験終了

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