SCP-1003-RU
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アイテム番号: SCP-1003-RU

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1003-RUは、ゾーン██内の貴重品倉庫内の格納容器保管されます。容器は電子ロックと生体認証によって施錠されており、そのどちらかの開錠のみでオブジェクトにアクセスすることが可能です。電子ロックのパスワードを入手したい場合、保管室のマニュアルを参照してください。また、オブジェクトは少なくとも一週間に一度、意図を持った目的で使用されなければなりません。

説明: SCP-1003-RUは高さ12cm、一辺4cmの正六角形のプリズムのデバイスです。底面と三つの側面は[データ削除済み]合金から成っています。その他三面は有機ガラスから成り、そのいずれの側面からも内部の複雑な電子構造を観察することが可能です。現在オブジェクトを再現する実験が進行中です。しかし、内部構造の三分の一は見ることができず、またオブジェクトを分解したり、傷つける試みはすべて失敗しています。オブジェクトの基部のひとつには、二つの小さな六角形のボタンがあり、そのひとつには円形、もう片方には半円形の図形が刻印されています。

もしなんらかの生物が円の刻印されたボタンを押した場合、その生物の時間がボタンを押した直後を起点に36時間以内の範囲でオブジェクトに“蓄積”されます。蓄積する時間は、ボタンを押し続けた時間に比例し、1秒ごとに1時間が蓄積されます。36時間以上の時間を蓄積する試みは失敗しており、たとえ36秒以上ボタンを押し続けても何も起こりません。このオブジェクトはタイムマシンではないため、過去へ移動することはできず、また実際に未来へ移動するわけではないことに注意してください。それは単純に時間のみに作用します。

半円のボタンを押すと反対の効果が得られます。バッテリーは蓄積した時間を“解放”し、ボタンを押し続けた時間に比例した時間、被験者以外の時間を停止します(この効果は最大で36時間です)。この間、被験者は自由に行動することが可能です。

オブジェクトの動力源は明らかに時間そのものです。オブジェクトは蓄積した時間一時間につき約一分を消費します。

オブジェクトの動作によって、バッテリーが完全に放電する危険があります。そうなった場合、オブジェクトは自身に最も近い人物の時間を自動的に蓄積し始めます。したがって、定期的に時間を蓄積し、予備のリソースを確保する必要があります。職員は目的に合わせてこのオブジェクトを使うことができますが、オブジェクトを扱う研究者は、オブジェクトの状態(充電か放電か)と、ボタンが押された時間を専用の冊子に記入する必要があります。

注: 現在、オブジェクトに“充電”したいと考える人はほとんどいませんが、それを“放電”したい人は順番待ちの状態です。この解決策として倉庫の警備員はその当直の時間を蓄積することが許可されています。彼らは実質的に何もしていません。ただ逃げ出していないだけです。また、危機的な状況でこのオブジェクトを使用することは自己責任です。 - Malburg博士
注釈:誰もあなたに職務上の命令を破る公式の許可は与えていません。あなたの非常事態時の“欠勤”はあなたの目を閉じることを覚えておいてください。特に注目すべきは、貴重品の倉庫での非常事態の可能性はおよそ2%であることです。

補遺 1003-1: オブジェクトをSCP-1013-RUの電源として機能させる実験が行われます。

補遺 1003-2: SCP-1003-RUによる独立した実験が行われます。

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