SCP-1004-JP
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撮影者に向け罵倒の言葉を発するSCP-1004-JP

アイテム番号: SCP-1004-JP 

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: プロトコル『ルアー』によりサイト内への出現を誘引してください。現在SCP-1004-JPは、主にサイト-8102の海洋生物型オブジェクト収容室の海水プールに出現しています。

説明: SCP-1004-JPは全長2m程度で、やや肥満気味のアゴヒゲアザラシ(Erignathus barbatus)のように見える実体です。外観上はアザラシのように見えますが、SCP-1004-JPは通常のアザラシのように水中を遊泳することは稀であり、水面に浮いた状態を崩すことは殆どありません。SCP-1004-JPは人類に対し強い敵対心を持っていると推測され、海水域を単独で遊泳する人間を発見すると積極的に攻撃を仕掛け、溺死という結果を招くことに尽力します。

SCP-1004-JPが海水面付近に単独の人間を発見すると、接近し、緩慢な動作による体当たりを実行します。この時SCP-1004-JPは不明な手段により発声を行い、対面した人物の使用言語を用いて「攻撃的・絶望的な言葉」を対象に投げかけます。また、発話内容よりSCP-1004-JPは言語を理解していると推測されますが、SCP-1004-JPが人間を溺れさせる以外の事に興味を示すことは稀であるため、有益な情報を得ることは困難です。加えて、水面に居ない人間の言葉は無視する傾向にあります。

SCP-1004-JPは十分なスペースがある海水面1への瞬間的な転移が可能です。この転移の距離的な制限はなく、また、SCP-1004-JPが海水中に居ない状態でも、即座に付近の海水面への転移が可能であることが確認されています。SCP-1004-JPは銃撃や刃物による傷害など、一般的なアザラシを加害することができるレベルの攻撃を受けた場合、「破裂」します。SCP-1004-JPの実体は破裂と同時に、微かな鉄錆のような臭いのみを残して消失・転移しますが、その際に生じる爆風は人間を殺傷するのに十分なエネルギーを保有しています。2

記録SCP-1004-JP-2

 

SCP-1004-JPは収容プロトコルに則って、収容プール内に職員を配置し遊泳させる、加えて、SCP-1004-JPとの会話を行うことで、現在1日に占める割合にして70%の時間、SCP-1004-JPをサイト-8102留めておくことに成功しています。また、SCP-1004-JPに親密に接することで、同オブジェクトを収容室に留めることにより高い効果を発揮する可能性が判明しています。担当職員はそれを留意してください。加えてSCP-1004-JPの注意を引くことに有効な可能性のある手段を思いついた職員は、直ちに主任研究員である████博士まで報告してください。
2003/█/██以降、SCP-1004-JPのサイトへの出現率は急速に減少し、翌週には1日30分を下回り、SCP-1004-JPは事実上の未収容状態となりました。その後、小型船舶及び乗員・海水浴客が行方不明になるなど、確認できるだけで█件のSCP-1004-JPの関与が疑われる事故が██日以内に発生し、早急なプロトコル改定が要求されました。

以下はその事態の中、2003/█/██に行われたインタビュー記録です。

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SCP-1004-JPは明らかに個人を識別しており、例として担当任務に割り当てられていたD-100405が誘引役を行っていた時間帯には特に顕著な出現率の低下が確認されていました。個人認識あるいは収容環境の安全性を理解した結果出現率が低下したという仮説の元に、収容環境を変更し、新たな職員を用いて安全装備未着用の状態でのSCP-1004-JP誘引任務を行うことが提言されました。以下はそれに関連する記録です。

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改定プロトコル『ルアー』:
2003/█/██現在、適性があると判断されたDクラス職員数名を中心にローテーションをもってSCP-1004-JP誘引の同プロトコルを実行しています。担当の候補となる職員はSCP-1004-JPの興味を引くことへの適性を調査されなければいけません。補助器具を用いた職員の配置は出現時間の減少に繋がるため、担当の職員には水泳の心得があることが求められます。また、適性があると判断された人間は「SCP-1004-JPの発言に負の感情を抱かない」あるいは「SCP-1004-JPの話を聴かない」傾向にあることが判明しています。

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