SCP-1011
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SCP-1011

アイテム番号: SCP-1011

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1011はサイト35のホール07に保管しなければなりません。2人の警備員がSCP-1011が持ち去られるのを防ぐため、ホールの入り口に常駐しなければなりません。SCP-1011 の効能の調査に必要な時間延長のため、サイト-35に現在進行中の実験の一部に従事するDクラス全員の月ごとの解雇を中止します。実験中に生成された物質に異常性質は見られないため、文書 CSG-0371-N に定義されている危険でない用法で使用することが承認されています。

説明: SCP-1011は高さ約2m、重量約4,200kgの、頭部が道具一式に置き換えられた労働者をかたどった像です。台座には「ひとは生産の肝心かなめである」という碑文が刻まれており、また鋳造されたのが1927年であるとも記されています。物質解析により材質は重量比2.3%の炭素を含む通常の鋳鉄であると判明しました。

SCP-1011の特異な性質は、それから3時間以内に生産活動に従事する人間の被験者に見られたとき顕著になり、さらなる視線の増加によってゆるやかに増大します。SCP-1011の視察の妨害はこの状況を止めることが判明しています。

第1段階のあいだ、被験者(以後 SCP-1011-1)は士気と充足感の高まりを示し、長時間の自発的な労働と作業に対する集中力の増加が見られます。この状態が進行するごとに、SCP-1011-1は労働、睡眠、生理的欲求を満たすこと以外の動きをしなくなります。

約██ヶ月後、初めに SCP-1011-1がヘルメット、手袋、安全ゴーグルのような安全用品の使用を嫌がり始めることで第2段階が始まります。理由を尋ねると SCP-1011-1はこれらの品が「不要で」そして「拘束されている」ようだと答えます。この状態が進行するごとに、SCP-1011-1は少しづつ道具を利用しなくなり、少々の負傷の危険にあってさえ自らの身体のみを使うことを好むようになります。この状態はおよそ██ヶ月持続します。

第3段階は SCP-1011-1の不眠症によって始まります。SCP-1011の見える範囲に集まり、平均して1日に3時間、SCP-1011を凝視して動かなくなります。第2段階の効果はさらに進行し、SCP-1011-1はほとんど完全に道具と機械を放棄して、それにより失われる道具や機械の利便性を集団作業で代替します。この段階でSCP-1011-1には自分達の作業に役立つような形の身体の変形が観察されるようになり、痛みに対する高い耐性を示す。この段階は無期限に続きます。

少なくともわかっている範囲で、SCP-1011によってもたらされる状況は第4段階、最終段階まで進行します。この段階では、SCP-1011-1は他の個体を建築資材として使用し、数日のうちに工場の作業員を使い果たします。発生の引き金として可能性のあるものを用いた広範な実験にも関わらず、サイト35のDクラス作業員たちに最終段階を開始させる試みは失敗に終わっています。

復元記録: SCP-1011は、1947年██月██日にソ連のバシキル自治ソビエト社会主義共和国(Bashkir ASSR)内の10月28日記念████████製鋼所(現在のサイト35)で財団の注意を惹きました。 これは査察の後、生産ノルマを継続して上回ったことに対する表彰の一部として与えられた1ものでした。 (補遺1011-1を参照のこと) しかし、財団による収容の前に、周辺地域はGRU"P"部局によって立ち入り禁止にされました。 この前後に第4段階の兆候が発生していたようです。 (漏洩資料の節にある補遺1011-2を参照) 1991年のソ連崩壊をうけ、財団職員はロシア連邦政府に対し当該地域の解放と財団のフロントエンドへの[編集済]ドルでの売却を説得し、サイト35が建設されました。

補遺1011-1:

査察報告の抜粋

[省略部分]
[編集済]の管理委員会は私を心から歓迎してくれた。しかしながら彼らの一部における明らかな注意の欠如と常軌を逸した振る舞いを報告せずにはいられない。同志 M████████ はホールに設置された像が最近の5カ年計画の間に労働者の士気にもたらしたすばらしい効果と、社会主義者芸術の作品について話し続け、私にも早く見るようしきりに薦めてきた。一方で、私の見間違いだろうが、同志 T███████ は自身の指らしきもので書類を筆記し続けていた。
[編集済]
基幹鋳造所の環境は社会主義労働者が基本的な尊厳を保つのに不足のあるものである。作業員は手袋もしないで赤熱した延べ棒を扱い、その手は黒くしわだらけだし、頭で鉄板にリベットを打つものもいる。2人の男がふつうの人間にはないようなギザギザに覆われた背中をつかって丸太を切るところも見た。彼らは不快に思ってないようで、訪問者全員にたいしてしきりに笑顔を振りまいた。[削除済]においては、彼らはある種の人間昇降機としての役割を果たした。そのうち5人が溶けた鉄に落ちたときは、代わりがすぐに出てきて入れ替わった。 案内をしてくれた同志 M████████ は現在の変化に対していかなる違和感も感じてないようで、いくつか私の質問にいやいやながら答え、そしてまた像の美しさを賞賛し続けるのだった。
[編集済]
私はすぐにこの製鋼所の操業停止と、検疫とさらなる調査を要求する。我らの母なる祖国の再建には並外れた努力が必要だが、これは決して我々が進むべき道ではない。 その上、サボタージュの兆候が最近の[削除済]ごとに観察される。
ミハイル・フシェヴォロドヴィチ・S█████

補遺1011-2:

リークされたGRU"P"部局の活動報告の抜粋

到着したところ、サイトは放棄されているように見られた。事務所は空で、監督官も党員も見当たらなかった。ホールでは対象が何層かの衣服と[削除済]の積み重ねに包まれていた外は何も注意を惹くものはなかった。N████中尉はひどく落ち着きをなくし、対象に異常な執着を示したが、私はなんとか無理に彼を連れてきた。
[編集済]
基幹鋳造所で我々は94の延べ棒を発見し、そのうち最後の15本には様々な布地が付着していた。そのうち1つをナイフで削ったところ、材質がとても柔らかいことがわかり、最終的に骨のような部品を取り除くことができた。溶鉱炉は冷えており、検査によって血液と繊維の破片が見つかったが、[削除済]悪臭がする。大きな攪拌および圧出工程のための作業場は、ひどく[削除済]に置き換わっており、どうやら死んでいるようだ。
[編集済]
かつての労働者の1人に遭遇した。彼は衣服を身に着けておらず彼の[削除済]。質問を無視し「仕事が終わった」と繰り返し続けた。彼はさらなる尋問を行うために拘束された。
[編集済]
[抜粋了]

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