SCP-1013-JP
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アイテム番号: SCP-1013-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1013-JP-1標本はサイト-81██の標準規格水槽に収容されます。水槽内の環境はSCP-1013-JP-1が確保された海域の環境を保ち、水槽の清掃の際にはウェットスーツと防護手袋等で素肌を完全に覆い、素肌での接触を防いでください。また、SCP-1013-JP-1が発見された沿岸域はカバーストーリー"特別保護地区"により人の立ち入りを制限してください。

説明: SCP-1013-JPは、未知の毒性物質を持つミズクラゲ科ミズクラゲ(Aurelia aurita)(以下SCP-1013-JP-1と呼称)の亜種と考えられる生物とSCP-1013-JP-1の刺胞細胞がもつ未知の毒性物質(以下SCP-1013-JP-2と呼称)の総称です。

SCP-1013-JP-1は刺胞内のタンパク質の分子量によってのみ通常のミズクラゲと判別が可能であり、外見・遺伝的な差異による判別は不可能です。一般的なミズクラゲの刺胞の毒性物質が分子量43000であるのに対し、SCP-1013-JP-1の持つ毒性物質の分子量は██████に及びます。また、SCP-1013-JP-1の刺胞細胞と接触した場合、一般的なミズクラゲの刺胞との接触とは異なり「僅かなむず痒さ」を感じる程度にとどまります。

SCP-1013-JP-2の異常性は、SCP-1013-JP-2が体内にある状態で0.2MPa1以上の圧力を受けた場合に発現します。0.2MPa以上の圧力を受けると、未知の作用により細胞膜間の結合が崩壊を始め、圧力を受けている箇所から連鎖的に崩壊を始めます。この崩壊は圧力が解除されるまで続き、仮に圧力を解かれなかった場合、一般的な成人男性が完全に崩壊するまでの時間は約███秒です。

補遺1: SCP-1013-JPは20██/██/██に███県██市の██浜周辺に伝わる「人の消える海岸」の伝承と、周辺地域の行方不明者の増加傾向の関連性を調査中だったフィールドエージェントによって発見されました。現地警察へ潜入中であったエージェント██がダイビングショップから「ツアー客とインストラクターが予定時刻になっても帰って来ない」という通報を受け、調査により異常性が確認され収容されました。

補遺2: 調査結果を受け、SCP-1013-JPの異常性を調査するための実験を行いました。

補遺3: 以下のインタビュー記録は通報時に発見された██氏へのインタビュー記録の抜粋です。

補遺4: 全国の行方不明事件とSCP-1013-JPとの因果関係は不明です。また、SCP-1013-JP-1の正確な分布域も未だ判明していません。

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