SCP-1017-JP
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アイテム番号: SCP-1017-JP

オブジェクトクラス: Euclid

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2016年11月9日撮影。写真はSCP-1017-JP-18のもの。左にSCP-1017-JP-32も見える。

特別収容プロトコル: 東京都██████の廃園となった██果樹園の周囲一帯を立ち入り禁止にするとともに、SCP-1017-JPの太い枝に支柱を設置するなど、枝や果実の突風への対策を行います。SCP-1017-JP-aの生成過程を目撃した人物がいた場合は記憶処理を施して解放します。SCP-1017-JPが生成したSCP-1017-JP-aは低危険生物収容ロッカーに収容します。死亡した個体は法律に基づき適正に廃棄します。

説明: SCP-1017-JPは東京都██████にある樹高6.5m、幹周0.6mのリンゴの木とみられる平均30程度の果実が実る樹木31本と、果実をつけていない若木1本です。最も果実が少ない個体はSCP-1017-JP-3で16個、最も多い個体はSCP-1017-JP-18で51個です。
SCP-1017-JPの果実は不定期に肥大化して腐り落ち、その腐り落ちた果実の内部より腐敗液とSCP-1017-JP-aを生成します。SCP-1017-JP-aの多くは日本国内に生息する鳥類・爬虫類・哺乳類などの脊椎動物の生物の成体で、腐り落ちた果実から全て生存した状態で生成されます。
SCP-1017-JPの果実は一年中実っています。SCP-1017-JPの果実や枝は鋏や鋸などで容易に切断することができますが、幹部分だけは傷をつけることができません。枝の切断面でも同様です。また、幹から切り離されたSCP-1017-JPの果実からもSCP-1017-JP-aが生成されます。
SCP-1017-JPの生育を阻害する試みは成功していません。

SCP-1017-JPは過去に行方不明となった生物を生成していると考えられています。身元が判明した個体については、生後間もない年齢で、10月上旬から11月中旬の日中に行方不明になったことが共通しています。
また、その内の7件については行方不明となるまでの詳細な情報を得ることができ、その全てで"異様に冷たく強い風が吹いていた"、"突風で目を閉じた、あるいは離した数秒の間に消失した"という証言を得ています。この証言とSCP-1017-JPの関連について調査が行われています。

補遺1: 以下はSCP-1017-JP-aのリストの一部です。リスト全体を参照する場合は研究主任に問い合わせてください。
概要 日付 生成過程 特記事項
30代男性 2016年 5月7日 不明(自然腐敗と推定) SCP-1017-JP-a-1。保護2日目に死亡。東京都内の林業従事者によって発見され、SCP-1017-JPの発見に繋がった。新潟県で1988年に10月13日に当時7歳で行方不明になった人物だと推定。
オスのイエネコ 2016年 5月19日 自然腐敗 首輪がついている。後に記載された名前・住所から宮城県の飼い主を特定。やや攻撃的で、生成後数時間は昆虫や小動物を追い回し、噛み付くなど活動的であったが、3日後に死亡。
メスのホトトギス 同上 自然腐敗 上記イエネコと同時に生成された。胴体部分に致命的な損傷が見られ、生成後急速に衰弱した。20分程度で死亡。
メスの二ホンリス 2016年 6月30日 自然腐敗 老体で生成され、生成直後に死亡。類例が█2件。
メスのニホンイノシシ     2016年 8月1日 実験A1:SCP-1017-JP-4より鋏で果実の一つを切り離した 3時間ほどで果実が急速に腐敗。腐敗した果実よりメスのニホンイノシシ:SCP-1017-JP-a-9を極度の栄養失調状態で生成。2時間後に死亡。
オスのオラウータン 2016年10月7日      実験A9:SCP-1017-JP-4より枝を果実9個ごと切り離した オスのオラウータン:SCP-1017-JP-a-16を極度の栄養失調状態で生成。他の8個体も類似の状態で生成された。2時間後に死亡。首にタグがつけられており、後に愛知県███動物園で2000年に10月18日に行方不明になった個体であると判明。
20代女性 同上 同上 SCP-1017-JP-a-18。極度の栄養失調状態で生成。延命措置が図られましたが3時間後に死亡。 京都府で1997年10月26日に当時6歳で行方不明になった人物だと推定。同実験で2つの人型個体が生成された。
40代男性 2016年11月1日 自然腐敗 SCP-1017-JP-a-29。現在サイト-████に収容。群馬県で1976年10月25日に当時3歳で行方不明になった人物と推定。
補遺2: SCP-1017-JP-a-29へのインタビュー記録の一部抜粋です。

補遺3: SCP-1017-JPの発生範囲の中心には白い看板が立てられています。この看板はSCP-1017-JPの幹部分と同じ特性を示しており、詳細不明な5色の塗料で「おめでとう」と書かれています。

補遺4: 2016年11月9日、若木:SCP-1017-JP-32が41個の果実をつけました。果実は当初青色でしたが、2週間ほどで全て熟した様に赤く染まりました。また同年11月10日に新たな若木SCP-1017-JP-33が発生しました。調査中の気象条件とSCP-1017-JPの関連は未だ不明ですが、2016年11月9日は西高東低の気圧配置になり、東京都内で証言通りの冷たく乾燥した強い北西風が観測されています。

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