SCP-1019-JP
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アイテム番号: SCP-1019-JP

オブジェクトクラス: Euclid

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住宅内部の様子。撮影時、SCP-1019-JP-A-1が出現していたと記録されているが、画像として記録することには失敗した。

特別収容プロトコル: SCP-1019-JPの影響下にある家屋は財団が管理する不動産会社に偽装された管理施設にて監視されます。対象は現在エージェント・ポットの所有物であると偽装されており、一般人が購入するのを防止しています。
内部はカント計数機と20台の監視カメラを設置したうえで監視されます。Dクラス職員を起用した実験を行う場合は主任研究員の岩場博士の許可を得たうえで行ってください。2000年現在、Dクラス職員を起用した実験は全て凍結されています。

説明: SCP-1019-JPは██県 ███市 ██町2丁目へ-9に位置する一般住宅内にて発生する現象です。家屋自体には何ら異常性は見られず、確率変動に伴うヒューム値の変動等から家屋内部に発生する異常現象であると結論付けられています。

SCP-1019-JPは内部に人間(以下、被害者)が存在しかつ家屋内に設置してある開閉可能な箇所(例、ドアや窓)や壁の亀裂等に「隙間」が生じた際に発生します。なお、家屋内部ではこの「隙間」の発生確率の異常な操作が行われていると思われ、被害者が物品を使用した際は「閉める際の力が足りなかった。」「何かが引っ掛かった。」「金具が壊れ建付けが悪くなった。」等の偶発的事象により高確率でこれらが生じます。これらの観測される事象の統計を取った結果、発生確率は初期ではおよそ48%、後期では86%まで上昇することが判明しています。

もし、これらの条件が満たされた場合、被害者はその「隙間」に人型の実体(以下、SCP-1019-JP-A)や不特定多数の何者かによる生活音、何者かの声などの異常を観測するようになります。この現象は複数の被害者が家屋内部にいた場合でも発生し、被害者の中から一人が選択されこれを観測します。選択は一日ごとに行われると思われ、その日によって異常を観測する被害者が変わります。なお、硝子が埋め込まれているタイプの扉で「隙間」が生じた際は出現する実態の全体像を観察する事が出来ます。

これらの現象は「隙間」を無くす、埋めるなどで一時的に抑制する事が出来ますが、現象は時間経過とともに比例的に発生数を増やし、既存の「隙間」を処理したとしても後に発生する「隙間」1によってもこの現象が確認されます。その為、現在完全なる現象の抑制は出来ておらず、実体出現中の「隙間」となっている扉等を完全に開放した場合、実体による何らかの被害を受けます。この異常性は実体の消失によって一時的に終了するため、その後の開閉は可能になりますが、異常発生から終了までの時間の一貫性は確認されていません。被害者ではない人物がその反対側から開けた場合も異常は一時的に終了します。

確認されている実体の容姿
SCP-1019-JP-A-1 赤いコートを着用した身長197cmの成人女性(髪は足元まで伸び、顔は隠れている)
SCP-1019-JP-A-2 10歳前後の女児 (眼球が無く、瞼と思われる皮が張っている)
SCP-1019-JP-A-3 スーツを着用した身長175cmの成人男性(頭髪は無く、顔面が崩壊している)

実体は映像機器等や第三者では観察することは出来ず、選択された被害者のみがその姿を認識できます。しかし、確率変動時に観測されるヒューム値の変動などから出現箇所や予兆の確認が可能です。その為、家屋内部にはカント計数機が設置され、20機の監視カメラと合わせた内部の監視が行われています。

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唯一記録できたSCP-1019-JP-A-2の画像。撮影にはSCP-[編集済]に暴露させたカメラを用いた。

補遺1: SCP-1019-JPは 1998/4/4 同住所にて発生した██一家殺害事件を切っ掛けに財団が発見しました。事件が発覚したのは発生からおよそ二日が経過した頃で、警察の見解では家屋に侵入した未逮捕の犯人が父親の██ 孝彦氏と母親の由里子氏、息子(当時7歳)の孝文君を包丁で刺殺した後逃走したという物でした。これらの遺体は全て劣悪な状態で、母親と息子に関してはおよそ50個所も刺突された上に顔面が陥没するまで殴打された形跡がありました。しかし、当時、警察署内部に潜入していたエージェントがそれらの事件を詳しく調査した結果、過去にもこの住宅に住んでいた人間の半数が自殺もしくは失踪を繰り返していることが判明し、エージェントは詳細を財団に報告。その後の調査でこれらの異常が観測されました。

その後、異常が観測された家屋の管理を行っている不動産会社を調査した結果、該当する会社は過去に70件以上存在し、倒産や経営者に該当する人物の死亡や失踪が繰り返される中で別の会社へと引き渡され続けていたことが判明しました。また、以前これらの異常を認識してか対象の家屋を取り壊そうとした業者の存在も確認できましたが、前述の企業同様、経営者の不審死や倒産などによって取り壊しが中止されていたことも判明しました。

補遺2: 以下はDクラス職員を起用した住宅内部への潜入実験の映像記録です。

補遺3:
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