SCP-102-KO
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SCP-102-KO-B

アイテム番号: SCP-102-KO

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-102-KOは現象発生後の持続時間などの異常性によって確実な収容が不可能であるため、現象が発生したと報告された際はオセアニアにある現象が発生する島に待機中の偽装職員に通報し、橋が生成された島から3kmの範囲での船舶や航空機などを含めた通行を阻止しなければなりません。また、現象が起きた島の交通を統制して、人工衛星などで撮影されたSCP-102-KO-AとSCP-102-KO-Bの写真は直ちに見つけて流布を統制しなければなりません。橋へのアクセスは実験でのDクラス職員のみ可能です。

説明: SCP-102-KOはオセアニアの周辺に位置する島々で起きる現象です。現象は無作為に起こり、約4~6ヵ月周期で発生します。現象が起きた際、島の浜辺を基準に海辺と島(SCP-102-KO-A)が生成され、その島と本来の島を繋ぐ約500mの丸木橋(SCP-102-KO-B)が島と一緒に現れます。SCP-102-KO-AへのアクセスはSCP-102-KO-Bを渡ることで可能ですが、SCP-102-KO-Aに船舶や航空機を通じて進入しようとする試みは全て失敗し、島に接近しようとした職員は島の周囲に存在する「カーテン」によって通れなかったと話しました。現象は起きた時点から約10~12時間後に終了します。過去記録ではSCP-102-KOが初めて発生したのは1991年だったことが確認されました。


SCP-102-KO-Bはかなり古いものと見られ、簡単に壊れてしまいます。現象が終わって再び活性化された時に壊れたものが復旧されて現れますが、古い状態は変化しません。注目すべきは、この橋の異常性です。橋を渡って島を目指すと、自分の欲望が形になるという衝動に陥ります。しかし、この衝動は抵抗することが可能であり、橋の如何なる場所にいても橋の外に出ることが出来ます。しかし、橋を全て渡ってSCP-102-KO-Aに到着すると再び橋を介して戻ることが出来ず、如何なる手段を用いても島から抜け出すことが出来なくなります。これは島の周囲に存在する「カーテン」によるものと推定されます。カーテンの内部は外部から観察することが可能です。

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SCP-102-KO-A内部、数ある小屋の一軒。

SCP-102-KO-Aに到着すると、衝動が消失します。島の内部には自分の欲望が物質化されたものが現れ、例えば多くのお金を望むと、莫大な金が島内に生成されます。しかし、人気などの抽象的な概念の欲望を持っていると、島に入った瞬間に五感が支配される強い幻覚症状を経験することになり、幻覚は自分の欲望に合わせて現れます。しかし、この症状から脱しようとすれば抜け出すことが可能で、その後、幻覚症状は現れません。SCP-102-KO-Aには7軒の小屋が設置されており、小屋の内部には生活に必要な最大限の施設が備わっています。初発見時、小屋内部で何者かが生活していた痕跡が発見されました。

現象が終了すると、橋と島は徐々に消えていきます。この時、島の内部に閉じ込められた人々がどうなるかは明らかにされていませんが、外部から観察した時に島と共に徐々に消えたことが確認されました。以降、現象が再び起きた時に閉じ込められていた人々は発見されませんでした。

この現象は財団の初発見時の1995/5/██、███島にて50人の観光客が行方不明になった事件により財団の注目を集めました。残っていた観光客たちは橋を渡った人々の行動を何かに「導かれる」ようだったと語り、数時間経つと島と橋が丸ごと消えたと証言しました。観光客全員に記憶消去を施し、事件は予測されていない津波による事故に偽装されました。以降、現象はSCP-102-KOに指定されました。

追加情報

200█年、SCP-102-KO-Aの6番目の小屋内部から地下に通じたトンネルが発見されました。物質的な欲望を持ったDクラス職員を利用して捜索に入った時、トンネルの端にあった部屋には一人の老人がいました。彼は英語を使用しており、自分が島の管理人だと主張しました(以後、SCP-102-KO-Cと記述)。下記にD-25123とSCP-102-KO-Cのインタビュー記録が添付されています。

D-25123: あなたは誰ですか?

SCP-102-KO-C: この島を管理する者だ。

D-25123: うーん…この島の小屋について知っていますか?

SCP-102-KO-C: それは目的地だよ。君たちのための目的地。

D-25123: しかし、そこには人がいなかったようですが。

SCP-102-KO-C: そうだな。だが、これから君の目的地になる。

D-25123: どういう意味ですか?

(SCP-102-KO-Cの言葉が途切れた)

D-25123: 島から消えた人はどうなったのですか。

SCP-102-KO-C: 夢を叶えたんだ。ちゃんとね。

D-25123: だから、正確にはどのようになったのですか?

SCP-102-KO-C: 取り敢えず、彼らはまだこの島に残っている。自分が願うこと全てを成し遂げた。そして私には彼らが見える。

D-25123: ではなぜ我々には見えないんですか?

SCP-102-KO-C: すぐに分かるさ、友よ。君はもう夢を叶えたのだから。

D-25123: はい?いや… 正確に知らなければならないんです。その-あ…この…これは…

SCP-102-KO-C: 歓迎するよ。

このインタビュー後、D-25123は部屋の後ろにある通路へ向かうSCP-102-KO-Cを追いかけ、通信が途絶えました。以降、現象が終わって再び現象が発生した時、小屋のトンネルは消えており、代わりにトンネルがあった位置にメモが置かれていました。

彼らは目的を見付け出した。

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