SCP-1026-J
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アイテム番号: SCP-1026-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1026-Jは標準人型収容セルに収容されます。協力的でない場合は容易に鎮圧できるので、SCP-1026-Jを研究する人員には特別な装備は必要ありません。 スタッフは受動的攻撃性の言語的戦闘行為を避けるため、またSCP-1026-Jの攻撃性がSCP-118-Jの水準へ段階反応的に悪化する可能性のために、あらゆる名前においてSCP-1026-Jを呼ぶことを避けるよう推奨されます。

説明: SCP-1026-Jはその外見に関わる記憶と情報に影響するとみられる異常な性質をもつ、曖昧に人型の実体です。その反ミーム的性質は主にそれが好む呼称について発現し、その名称を思い出すことは明らかに不可能です。SCP-1026-Jと会話した被験者はその名前を知っていると信じ、大概この名前は不正確であり、名前を間違えられるたび実体が不平を言うためにSCP-1026-Jとコミュニケーションをとる試みを度々挫くにもかかわらず、しばしば会話中でこの名前を用いて実体に言及するでしょう。SCP-1026-Jの詳細な外見と名前に関する書かれた、あるいはデジタルで記録された情報は通常破損するか、偶発的に破棄され、これまでのところSCP-1026-Jの完全な説明を完成させることを不可能としています。

補遺1:

インタビューログ1026-J-1:

デディスコス(Dediscos)博士: 記録のために君の好む名前を聞かせてもらえないか?

SCP-1026-J: [データ遺失]

デディスコス博士: ありがとう、ボブ。それでは―

SCP-1026-J: いや、ボブじゃない、[データ遺失]だ!

デディスコス博士: よし分かった、ラリー。それで―

SCP-1026-J: おい頼むよ、俺の名前は[解読不能]だって言ってるだろ! そんな変わった名前でもないぞ!

デディスコス博士: 書いてもらっててもいいかね?

SCP-1026-Jが紙とデディスコス博士の手に名前を書く。

デディスコス博士: おや。ただの[削除済]? そいつ相当ありふれた名前だな。さて、フレッド、君は―

SCP-1026-J: おい、いい加減に―

注: SCP-1026-Jの名前が書かれた紙は、誤って破棄のために取り分けて置かれた文書とともに整理されたのち、偶然焼却されました。

インタビューログ1026-J-2:

フランシス博士: SCP-1026-J、あなたはインタビューの間協力的ではなかったようですね。よろしければ理由―

SCP-1026-J: なんだって? そりゃ名前ですらねえぞ、ただの数字とアルファベットじゃないか! せめて努力しろよ!

フランシス博士: サー、私はあなたにご協力いただけなければ―

SCP-1026-J: そうか、おまえらが[データ遺失]みたいな名前すら覚えるのがめんどくさいっつうなら、ただドクター・[編集済]とでも呼べよ! どうせそっちも忘れちまうだろうがな!

フランシス博士: くだけた1会話ならドクター・[編集済]のような偽名でもかまいませんが、恐れながら本名が必要になると存じます、エスシーピーター。

SCP-1026-J: 一体お前らどうなってんだよ?

補遺2:

実験ログ1026-J-1:
被験者: デディスコ博士
手順: SCP-1026-Jにインタビューしたのち、デディスコ博士は他の研究者にSCP-1026-Jの視覚的特徴を説明するよう指示された。

ログ開始

デディスコ博士: "そうだな、私が思うに彼は普通っぽかった。2本足で、2本腕で手は2つで……"

ウォーターストラット(Waterstradt)博士: "目は2つ?"

デディスコ博士: "いや、そうは思わない。しかし彼はかなり平均的な見た目だった。2つ目、2本腕、2本足。"

ウォーターストラット博士: "あなたさっき彼は2つ目じゃないって言ったじゃないですか。"

デディスコ博士: "ああ、耳の話かと思っていたんだ。"

ウォーターストラット博士: "彼にはいくつ耳があるんです?"

デディスコ博士: "髪で隠れていたと思う。"

ウォーターストラット博士: "つまり彼には耳はなかったと思うが、髪はあったと?"

デディスコ博士: "多分。"

ウォーターストラット博士: "なにか際立った特徴は?"

デディスコ博士: "シャツを着ていたよ。"

ウォーターストラット博士: "他に身に着けていたものは?"

デディスコ博士: "靴を履いていたのは確かだ。"

ウォーターストラット博士: "もしSCP-1026-Jが人の集団の中にいたら、どのように彼を見つければいいですか?"

デディスコ博士: "名前を呼ぶ?"

ウォーターストラット博士: "我々はすでにそれは実行可能なオプションではないことを立証しています。頼みますよ、彼がどう見えたかについてなにか具体的なことは覚えてないんですか? 髪の色でも肌の色でもなんでも。"

デディスコ博士: "なにかは黄色かったと思う。それと彼の髪は多分茶色かなにかだったかな?"

ウォーターストラット博士: "それで肌の色は?"

デディスコ博士: "それは色だった……"

補遺3:

事件ログ1026-J-01:

大規模な収容違反によるサイト退避の数日後、ヘイリー研究助手がSCP-1026-Jの拘束室から放出される、助けを求める大きな声を聞いた後にSCP-1026-Jを再発見しました。遠隔音声フィードは以下の会話を記録しました:

ヘイリー研究員2: みんな待ってくれ、SCP-1026-Jいるか?

フランシス博士: ああもちろん、彼は―

SCP-1026-J: お前ら5日も俺に食事を出すのを忘れたな! 名前を覚える気がないなら、せめて存在してるのぐらい覚えとけよ!

フランシス博士: 申し訳ないラルフ、これは緊―

音声フィードの残りは解読不能な叫びにより破損した。

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