SCP-1033
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アイテム番号: SCP-1033

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1033は鉛板で裏打ちされた15m×5mの通常の収容室へ収監されます。SCP-1033の収容室に入る職員は、レベルA防護服を着用することを義務づけられています。もしSCP-1033の周期行動が変化したり、SCP-1033が逃亡を図った場合は、収容室外にいる2人の警備員は8人以上の増援を呼び、封じ込め装具4-MK3(ネットランチャーのアンダーバレル付きSCAR-Lオートマチックアサルトライフル、フラッシュバン2発、M67破片手りゅう弾1発)で全員が武装することになっています。

説明: SCP-1033は、身長約193cm(6フィート4インチ)の中年の白人男性です。SCP-1033は、“道の中央に突然現れた”という複数の目撃証言により、ニューヨークで発見されました。目撃者へのインタビューによると、彼らは白い閃光が視界の周囲に現れ、あらゆる方向から静電気の破裂音が2秒間聞こえたようです。インタビューの後、目撃者にはクラスA記憶処理を施し、その後報道管制を敷きました。

サイトでの最初の検査で、財団の研究者はSCP-1033が約15000mSvという致命的な放射能を放出していることを発見しました。SCP-1033は初め、その進路上に置いた船積みコンテナに収容されました。SCP-1033はその後、保管サイトK█に移され、現在も収容され続けています。

全ての身体的な面で、SCP-1033は目立った特徴のない、禿げかかった中年の男性です。SCP-1033はビジネススーツを身にまとい、ブリーフケースを持っています。SCP-1033の振る舞いは周期的で、約33秒ごとに各周期が始まります。時間経過は以下の記述のように機械的に行われます。

0〜10秒: SCP-1033は30歩歩き、約10歩ごとに一瞥します。
10〜15秒: SCP-1033は歩みを止め、ひざまずき、ブリーフケースを開けます。中から一枚の封筒と、メールの送受信と通話ができる█████製のプリペイド携帯を取り出します。封筒から、"Cable: asymmetric cipher, 0uuT5LmoO22 lets ruffle feathers"と書かれた紙を取り出します。
15〜21秒: SCP-1033はオーストラリアの電話番号0404-███-███に、“0uuT5LmoO22”という文書を入力します。調査により、その番号はいまだどの携帯電話にも登録されたことのないものだと判明しています。21秒に文書を送信し、封筒と携帯電話をブリーフケースにしまいます。
21〜28秒: 実際に前方に何があるかに関わらず、SCP-1033が‘遠く’を見つめることが観察されます。25秒、SCP-1033は静かに含み笑いをします。見たところ、水平線に何か見たのでしょう。
28〜33秒: 28秒、SCP-1033は3m後方に飛ばされ、地面でもがき、苦痛に叫びます。SCP-1033の肉が引きはがされ後方に飛び、他のパーツは崩壊します。SCP-1033の傷は、1.5メガトンの核兵器の爆発の被害と一致しています。

周期の終了後、SCP-1033は直ちに周期の開始位置に歩行中の状態で再び現れ、周期行動を再開します。もし人や動物などの障害物がSCP-1033の通り道に現れたとしても、彼は止まろうともせず、周期行動を続け、どんな障害物が彼の通り道にあろうと押し進んでいくでしょう。

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