SCP-104
評価: +1+x

アイテム番号: SCP-104

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCP-104は現在電子キー式の鋼鉄製の箱に収容されています。アクセスはクラス3以上に制限してください。SCP-104を生体組織と接触させてはなりません。SCP-104との相互作用はどれもすべて機械支援経由でか、あるいは全身対危険物スーツおよびグローブを装備して執り行ってください。SCP-104に『刷り込み』されたら誰でも『非刷り込み』に服さなくてはなりません。曝露から24時間以内にそうすることができなかったとしたら終了を結果することになります。

説明:
SCP-104は球体であり、円周35.5cm(14in)、重量2.3kg(5lbs)です。外側はガラス質であり大変滑らかで、球体を厚さ6mm(0.2in)の層で覆っています。この層の下は極めて錯綜したとても細い黒と白の線による模様となっています。この内側の『核』は繊細に彫り出された木製の球であり、線模様に微かなテクスチャを与えています。模様それ自体極めて複雑なもので、ロールシャッハ・テストのようなものを形成しているようで、見た者がみな異なった解釈を持つらしいことからそう思われます。動いたり内側からチクタク音が聞こえたりといったことが報告されていますが、今のところ確証は得られていません。

人間がSCP-104に『非刷り込み』状態のときに触れると、SCP-104はその対象に『刷り込み』をすることとなります。刷り込まれた対象がSCP-104から9m(30ft)より離れたところに五分より長い間移動すると、SCP-104は刷り込まれた対象より2m(7ft)以内に出現することでしょう。この転位は瞬間的なことであるらしく、消失と再出現の間はナノ秒単位以下で、距離や間の障害物にかかわりません。対象がSCP-104から9m(30ft)以内に居続けること一時間ごとに、SCP-104は対象の方へと一フィート移動し、これは対象に接触するまで続きます。刷り込まれた対象にSCP-104が接触したら、それ以上近くに動こうとはしないことでしょう。SCP-104は刷り込みをしていない対象にはこの振舞いを見せませんし、一度に一人の対象にしか刷り込みをしません。厚い布や金属は多くの場合刷り込みをブロックするようです。

また、SCP-104は破壊できないようで、再出現の後ではいつでも無欠無傷であるように見えます。砕いたり焼却したりした後でも、SCP-104は刷り込みをした対象が五分を越えてその最小範囲の外にいたら無欠無傷で再出現します。SCP-104はほとんどの対象にパラノイアと怒りをもたらしますが、これはこの球体の作用というわけではなく、何故ならSCP-104がずっといて、時折鬱陶しく思うことはあっても、まったく影響を受けない者もいるのです。

SCP-104の『非刷り込み』ができるのは、ただ対象が殺されるか仮死状態になるかした場合のみです。そうしたらSCP-104は触られるまで非刷り込み状態に入ることでしょう。厚い手袋は刷り込みプロセスをブロックできるようですが、これは手袋が12mm(0.5in)より厚いときに限ります。SCP-104が回収されたのは、それをボウリングバッグに入れて運んでいた人物よりフリーマーケットにおいてです。その男は正体を明かすことなく、エージェント███████に25セントでSCP-104を売り、しきりに感謝の意を表すと走り去りました。

注記104-1108-r:

SCP-104は外の次元からのある種の探査機か記録装置ではないかという説が唱えられている。あまりなさそうな話ではある、何故ならSCP-104は地球上の素材でできているようだし、なにかの記録や観測をするような機関だってありやしない。しかしながら、その奇妙な振舞いについて他にうまい説明もあまりないので、この説についての調査をしている。――█████博士

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。