SCP-1041
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アイテム番号: SCP-1041

オブジェクトクラス: Euclid-alterius1

特別収容プロトコル: SCP-1041はサイト-17の第2種人間型生物収容室に収容してください。食料は食事大要AHF4に従って配給してください。SCP-1041の自己認識のうちの特定のものには特別な配慮が必要です。このことに関する詳細な情報については文書1041-5Cを参照してください。

SCP-1041の人生に関する未回収の文書はすべて押収する必要があります。職員でない人間のうち、SCP-1041を知っていると主張する人物に対しては、SCP-1041に関する記憶の一部、またはすべてを消去するために記憶処理C-1041が適用されます。適切ならば、偽の文書または記憶、あるいはその両方が与えられます。

文書1041-5Aに略述された説話についてのさらなる証拠の収集のための努力が続けられています。

説明: SCP-1041は56歳の女性であり、身体には異常な特性はありません。SCP-1041は2012年7月3日に回収されました。SCP-1041はおおむね健康体ですが、左手の親指は欠損しています。

執筆時点で、SCP-1041の人生に関する119の説話が収集されています。これらの説話は信頼できる文書や目撃者の証言によって裏付けされています。他にもSCP-1041に関する35の説話が存在するようですが、これらの説話は信頼できる文書の裏付けがありません。これがSCP-1041の主要な異常特性であると考えられています。これらの説話はしばしば内容に矛盾があります。たとえば、説話-019にはSCP-1041が1977年にハーバード大学で講義に出席していたという内容がありますが、一方で、説話-044ではSCP-1041は同年にウラジミール中央刑務所にいたことになっています。どの説話においても、SCP-1041は左手の親指を欠損していると語られます。

SCP-1041の自己認識、一連の記憶および人格は、SCP-1041が覚醒するたびに、ある説話と合致するものに変化し2、現時点での自己認識と矛盾する認識や経歴は否認するようになります3。SCP-1041の自己認識は「第一」の自己認識に戻るまでに153の自己認識に順々に切り替わります。それぞれの自己認識は前述の説話のどれか一つに合致しています。これらの自己認識はSCP-1041-001 (SCP-1041が回収された日に表出していた自己認識) からSCP-1041-153と指定されています。なお、SCP-1041は回収される前はこのようには振る舞わなかったという証拠が存在します。

SCP-1041の親 (片親または両親) やSCP-1041の世話をした人物は99例発見されています。これらの人物全員による報告内容は、SCP-1041の子供時代の記憶 (含みうる場合は、SCP-1041が1957年3月8日9時33分GMTに誕生したという事柄も含む) と大概一致しています。親子関係を調査したところ、98人の女性と84人の男性がSCP-1041の親として遺伝的に適合すると判明しています。これらの人物同士では遺伝的な関連性は存在しません。すべての両親が遺伝的に同一の子を偶然に産む確率は極めて小さいものです。

補遺: 次に注目すべきSCP-1041の自己認識を示します。残りの自己認識については文書1041-5Aを参照してください。

自己認識の呼称 注目すべき特徴
014、015 SCP-1041-014と-015は一卵性の双子と信じられていた。しかし、調査により、回収されたDNAのサンプルには一卵性の双子で通常確認されるコピー数多型が存在しないことが判明している。両者はどちらも片方がSCP-1041の別の自己認識であることを認めようとしないが、どちらともその理由を説明できないでいる。SCP-1041-014および-015は両者ともに1994年8月18日に無関係の事故で左手の親指を失った。
019 SCP-1041-019は1966年に自動車の衝突により両足を失った。SCP-1041の自己認識がSCP-1041-019になっている間、肉体的には両足を動かすことができるのにもかかわらず、両足を動かそうとしない。強制されても両足を動かすことはない。SCP-1041を回収してからさほど時間が経っておらず、治療によって足を動かせるようにすることができるかの判断には至っていない。
067 SCP-1041-067は1988年から1997年の間、█████████████犯罪シンジケートの高位のメンバーだった。調査によって、SCP-1041-067は█████████████の金銭的・人的資源の大部分を、様々な政府機関や学術機関が所有していた、無関係と見られる記録の破壊に使用したことが判明している。SCP-1041-067は2011年での暗殺未遂と見られる事件の後、逆行性および前進性健忘を経験した。このことがさらなる調査の妨げになっている。
081 SCP-1041-081は14年間カオス・インサージェンシーに雇用されていた。この自己認識が実際に関与している事例は財団には知られていない。一方で、この自己認識の教育的素養は理論物理学者に最適である。
127 SCP-1041-127は「超能力」を有していると主張しており、おそらく「別の過去をもつ自分自身」との意思疎通が可能であるとされる。実験により、この自己認識はSCP-1041の他の自己認識がもつ情報を限定的に利用する能力をもっていると判明している。調査によると、おそらくSCP-1041-127はこの能力を成人になってから獲得したようだ。
154 SCP-1041-154は1999年1月2日に肺がんで死亡したことが確認されており、SCP-1041が示す自己認識には存在しない。警察の記録によると、2012年7月15日にSCP-1041-154の死体が墓から盗まれ、それ以降行方が分かっていないとされている。
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