SCP-1057
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アイテム番号: SCP-1057

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1057は、高さ4メートル、奥行き15メートル、幅9メートルの強化ガラス格納水槽に収容されています。水槽内の水は温暖な海洋の環境を模したものであり(仕様については、文章1057-H-22を参照)、SCP-1057が本来住む水域の植生を週に二度維持します(仕様については、文章1057-H-19を参照)。給餌の前後30分間、水槽内に入るのは禁止です。

一日に三度、5kg分の生肉と魚をやってください。この生肉と魚には、4日ごとに、非中毒性の蛍光色素を注入します(仕様については、文章1057-G-4を参照)。タンクには紫外線の電灯が照射されます。

説明: SCP-1057は、5メートルの生きた何もない空間で、タイガーシャーク( Galeocerdo cuvier )の成魚の形をしています。重量はないように見えますが、未知のメカニズムによって水中を移動します。SCP-1057の屈折率は空気とほぼ同じであり、海水内に入った際に一部を観測することができます。同じく、SCP-1057の「反転した影」は明るい光の中でのみ識別可能です。SCP-1057の「身体」に無生物を注入する実験では、そこに何もないことが明らかになっています。しかしながら、SCP-1057の更なる攻撃性を刺激する恐れから同種のさらなる実験は禁止されています。

財団の魚類学者は、SCP-1057の行動が通常のタイガーシャーク成魚の範囲内に収まると算定しています。SCP-1057が消費した食料はどこかに消え去ります。例外は、行動をモニターするため、SCP-1057の食料に添加されている消化できない蛍光色素です。これらの色素は、5~9日間、SCP-1057の中に残留し、消化器、循環システムの概要を浮かび上がらせます。実際にはサメが存在していないにも関わらず、何故これが可能となっているのか、いくつかの仮説が立てられ、試験され、反証されています(アーカイブ1057-N4参照)。

収得記録:
SCP-1057は、[削除済]の█████████ 市民プールで捕らえられました。ここで2人の遊泳者が殺され、1人のライフガードが手足を噛みちぎられています。連続して発生したパニックにより、更に5人が死亡しました。地元の病院に潜入中の財団スタッフの報告によりこの事案は財団に認知され、復旧エージェントが現場に駆けつけ、最終的にSCP-1057を拘束しました。プール敷地内の法医学調査中、職員用掲示板にあった文章1057-K24が発見されました。文章1057-K24は手書きですが、指紋は見つかっていません。

文書 1057-K24:

パニックは、サメがいるという想像が、本物のサメより危険であることを意味している。

まったくもってサメよりも危険なのだ。

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