SCP-1058-JP
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SCP-1058-JP

アイテム番号: SCP-1058-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1058-JPはサイト-81██の低危険物収容ロッカーに収容されます。SCP-1058-JP-1内に於ける調査・実験は、担当研究員の監督のもとDクラス職員を用いて行われます。探査-079の結果を受け、SCP-1058-JPに対する新たな実験は凍結されています。

説明: SCP-1058-JPは異常なマッチ箱です。大きさは30×12×50mm、上面には「迷宮入口」と表記されています。SCP-1058-JPの中箱を出し入れする度に収められたマッチ棒が1本になるように出現または消失します。SCP-1058-JPの側薬を使用してマッチ棒を点火した対象は、後述するSCP-1058-JP-1へ点火したマッチ棒とともに転移します1

SCP-1058-JP-1は迷路を模した異常空間です。SCP-1058-JP-1内の通路は高さ幅ともに2mで、外見上は紙製に見えますが非常に高い強度を有しており、破壊の試みは全て失敗に終わっています。SCP-1058-JP-1内ではマッチ棒以外の照明器具は動作しないことが確認されています。

SCP-1058-JP-1内に於いてマッチ棒の性質は変化し、先端の火が持ち手部分に延焼せず、燃焼は約15分間持続します。所持しているマッチ棒の火が消えた時点で対象者はSCP-1058-JPの傍に転移し、帰還します。

補遺1: 以下は探査-079に於いてSCP-1058-JP-1の出口に辿り着いた際の映像記録です。(重要部のみ抜粋)

探査-079 - 日付20██/05/25

対象: D-1058-03

備考: 当映像は対象のヘッドギアに装着されたカメラによって撮影された。

<再生開始>

[対象はSCP-1058-JP-1内を迷い無く走っている。]

牧田研究員: D-1058-03。そのまま真っ直ぐ。3つ目で左だ。

D-1058-03: ああ、わかってる。

[対象は真っ直ぐ進み、丁字路を素早く左へ曲がる。]

牧田研究員: 次が…

D-1058-03: 右、右、左だろ?

牧田研究員: ああ、そうだ。

[対象は右、右、左へと進み、十字路で立ち止まる。]

D-1058-03: ここからはどう進めばいい?

牧田研究員: そのまま真っ直ぐ進め。その先は逐一報告しろ。

D-1058-03: 了解。

[対象は十字路を抜け、丁字路に差し掛かった所で再び停止する。]

D-1058-03: 真っ直ぐ進んだ。次は左右に分かれてる。どっちに進めば……おい!あれ扉じゃねぇか?

[対象が丁字路の左側を覗き込む。前方には、扉を象る様に差し込む白光が確認できる。]

牧田研究員: よし。その扉に向かえ!火はまだ大丈夫だな?

D-1058-03: 弱ってはいるが、問題ない!

[対象は全力疾走で扉へ向かう。]

D-1058-03: ついに辿り着いたぞ出口! 開けるぞ?

[対象は扉に手を掛ける。]

牧田研究員: その先、何が待っているかわからない。十分注意しろ。

D-1058-03: あいよ。

[対象が扉をゆっくりと開く。差し込んだ光の眩しさに対象は顔を下に向け、そのまま扉を抜ける。]

D-1058-03: ここは……?

[対象が顔を上げると、目前に巨大な棚やテーブル、ノートパソコン等が現れる。]

[対象が後方を振り向くと巨大なマッチ箱の側面が映る。そこに扉は確認できない。]

[突如、周囲が暗くなる。対象が上方を見上げるとともにカメラは巨大な牧田研究員の顔を映す。]

[対象が右手を見る。マッチ棒の火はすでに消えている。]

<再生終了>

終了報告: D-1058-03の身体及び装備品にサイズの縮小以外の異常は見られません。

備考: 非常に興味深い結果だ。このSCiPを上手く使えば、ありとあらゆるものを小型化する事が可能になるかもしれない。 -牧田研究員

事案記録1058-JP: 20██/05/25 14:20頃、当時探査-079が行われていた第██実験室及び内部のSCP-1058-JPを含む全物品、牧田研究員が突如として1██倍に拡大しました。その際、当施設の約58%2が損壊し、巻き込まれた██名の職員が死亡すると共に、3個のAnomalousアイテムの紛失、11個のAnomalousアイテム及びSCP-███-JP/SCP-████-JPの損傷、17件の軽度収容違反が発生しました。

牧田研究員は第██実験室の扉の開放から数秒後、自重によるものと思われる身体の崩壊を起こし死亡しました。実験室自体や内部空間、内部の物品にサイズの拡大以外の異常は認められず、事案発生から扉の開放までの間、実験室内に於いて牧田研究員がどの様に生存していたのかは不明です。また、当事案を目撃した職員からの聴取では、「牧田研究員は自身の身体の異変に気付いた直後に崩壊した様に見えた」と証言しています。

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