SCP-1070-JP
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アイテム番号: SCP-1070-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1070-JPは紙製品に適当な空調を整えた非生物オブジェクト隔離ユニットに収容してください。

新たに発生したSCP-1070-JP-1に対しては、その時点で速やかな終了処置を実施してください。また、SCP-1070-JP-1と接触した全ての対象には上級記憶処理及び最低3ヶ月間のミームカウンセリングを実施してください。財団施設外でSCP-1070-JPが確認された場合、SCP-1070-JPを速やかに焼却し、かつSCP-1070-JP-1化した可能性のある全ての人物に対してミームカウンセリングを行い適切な処置を施してください。

SCP-1070-JPへのアクセス及びSCP-1070-JPを用いたあらゆる実験は、その必要性が承認されていないため、2名以上のO5職員からの提言がある場合を除いて許可されません。

説明: SCP-1070-JPは「調和の手引き」と題された全18ページからなる白表紙の紙製冊子であり、著者がメラネシアの████島で遭遇した絶界の部族である████████族の生活様式と彼らの有する独自の文化に関する調査についての簡潔な報告が記されています。財団によりSCP-1070-JPが回収された時点で既に████島は19██年に発生したサイクロン災害により壊滅的な被害を受けており、内容の真偽は確認されていません。著者は20世紀初頭に活動したアメリカ人民俗学者ジョン・B・オウルと記されていますが、彼の著作としてはあらゆる公式・非公式の記録には確認されていません。なお現在財団によって収容されているSCP-1070-JPは旧ソビエト連邦の最高機密として保管されていたロシア語で記された写本SCP-1070-JP-Aであり、後述の性質上さらなるSCP-1070-JPの存在が推測されています。

SCP-1070-JPの記述内容を閲覧しSCP-1070-JP-1となった人物は、積極的な暴力行為への肯定と実行を含む、極めて強い攻撃的思考を抱くようになります。具体的にはあらゆる諸問題の解決手段として非平和的手段の選択、差別意識の強調による暴力行為の誘導、国家の維持を目的とした武装秩序の肯定などが確認されています。更に突発的な暴力行為の実行、殺人願望、忍耐力の大幅な低下など人格の変化も発生します。記憶処理により一時的な対処は可能であることが証明されていますが、潜在意識下への潜伏が結果的に監視を困難にすることから危険性が増大するため推奨されていません。

また、SCP-1070-JP-1は極めて短時間の閲覧であってもSCP-1070-JPの記述内容を高精度で記憶することが可能であり、異常な攻撃性の発散と並列して複製を製作することを強く欲求し、かつそれが可能であるならば実際に行います。SCP-1070-JPの異常性は媒体を問わず全ての写本・複製品に付与されていることが確認されています。SCP-1070-JP-1による口頭での内容の流布についての異常性の有無は、現在調査中です。

調和とは名ばかりで、こいつが引き起こすのはおぞましい虐殺だけだ。犠牲者をおびき寄せるための誘蛾灯というところだろうな ーートォ博士

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