SCP-1085-RU
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アイテム番号: SCP-1085-RU

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: 対象は、温度が8-12℃に維持された適切なサイズの強化チャンバーに収容される必要があります。可能な状況であれば、物体の封じ込め室には冷却液を含む断熱管が装備されていなければならず、その損傷は急速な温度低下につながりますが、この装置は必須ではありません。

セルは常に正常に[データ削除済み]な動作をしている必要があります。SCP-1085-RUの収容違反の試みがあった場合、保安要員は提供された携帯型冷却装置を使用して対象を仮死状態にする必要があります。

説明: SCP-1085-RUは、約2メートルの身長をもつ、成熟したヒューマノイドです。 対象の体重は、異なる条件下において、90kgから210kgまで変化します。DNA検査は、SCP-1085-RUがヒトであることを示していますが、対象の性別および種族を確定することはできませんでした。SCP-1085-RUの背中、肩甲骨の間に、XXの番号が刺青されています。

オブジェクトの頭は、日焼けした肌に似た滑らかな白い材質で覆われています。 この「マスク」上には、目の位置に「接眼レンズ」が固定され、耳の位置に小さな丸い穴があけられており、「ミート・サーカス」と記された黒い金属のから作られたプレートが固定されています。「マスク」にはその他の穴は見当たりません。

オブジェクトの上肢には、筋肉や腱を含む、骨やその他の支持構造(「手のひら」の筋肉や肩の頭骨のような骨格を除く)がありません。その「腕」の全長に沿って、他の生物には見られない、非常に複雑な構造の板状の器官があります。実験の結果によれば、これらの器官が何らかの形で地球の重力場に影響を与え、これらの肢を「包み込む」ようにして空間上で浮遊して移動することを可能にしており、この器官上にある物体の重量は変化しないか、もしくは非常に微細な変化しか起きないと考えられます。

この生物の「手」と呼ぶことができるのは、4本の同じ指が並んでいる物体の上肢の平坦な端部のことです。その部分の皮膚の強度は非常に強く、明らかに外骨格として機能しています。これらの「手のひら」に位置する筋肉は、対象物をつかんだり、指を円形に配置することができます。この能力を使うことで、オブジェクトは最も単純な部類の作業を行うことができ、重力場を物品に適用することができます(付録2を参照)。

このオブジェクトは理性の徴候を示さず、命令以外の外部刺激にはほとんど反応せず、SCP-1085-RUに危害や不快感を引き起こすことにはほとんど反応を示しません。激しい痛みや霜にさらされた場合、または命令を受けた場合、胎児の姿勢をとり、腕で繭のように身体を包み込みます。この形態をとることで、空間内で自由に浮上し、オブジェクトの移動速度を著しく増大させ、最大350kgの荷重を運ぶことができます。この移動速度の上限は確認されませんでしたが、SCP-1085-RU自体の物理的な脆弱性のため、そのような実験を注視することが決定されました。

オブジェクトはオブジェクトを転送すること、「折り畳む」および「展開する」こと、および相応の負荷を受けながら所定の方向に移動することが可能です。 追加の指示がなければ、彼は各命令を数分以内に実行する能力があります。オブジェクトとともに発見された文書1085-1によれば、それは「容易な生物学的手段」であるとされています。人員を運搬するためにSCP-1085-RUを使用するには2つの方法があります。「搭乗者」が「繭」の外殻にぶら下がる場合と、SCP-1085-RUが人の前に立ち、直接人と抱き合う形となる場合です。第2の方法は、「搭乗者」が落下する危険性がないので、より信頼性が高い方法であるといえます。

補遺1: 対象と一緒に[データ削除済み]の領域で見つかった小冊子:

ミート・サーカスからのお買い上げありがとうございます!
商品ナンバー20: "重力の主"

ありきたりな車のコレクションはもう飽きてしまいましたか?歩いて移動するのが疲れたでしょうか?駐車場を探すのはもういや?飛行機は怖い?それとも自分のクールさを演出したいでしょうか?
それなら、これがあなたの求めているものです。
この軽量の生体輸送装置は、天気、交通渋滞、重力などをものともせず、あなたが望む場所どこでも即座にあなたを連れて行きます。
あなたが移動できる場所ならね!
またこいつは運び屋からボディーガードまで何でもやってくれる優れものです。
しかし、決して[データ破損]ではありません。

警告:対応しているのは手洗いのみです。

まことに恐れ入りますが、お客様の[データ破損]

補遺2: SCP-1085-RU実験手順の抜粋:

オブジェクトは、細かい作業を必要とせず、自分自身に害を及ぼすことを目的としていない場合、近くにいる人の命令に明確に従う。目に見える理性の兆候は見られませんが、SCP-1085-RUは複雑な問題を解決する際に目覚しい想像力を発揮することができます。

SCP-1085-RUの解剖結果は、インプラントの存在を示唆していません。つまり彼の体のすべての部分は生物学的性質のものです。対象の上肢が身体の自然な一部分であるか、またはそれらが移植されたものかは、まだ判明していません。

物体の感覚器官には、触角と非常に鋭い聴覚があります。また、頭部から半径10〜12メートル以内の視界と重力感覚の間には何らかの感覚を持っており、物体を全面的に知覚し、直接接触することなく体重を測定する能力を持ちます。

SCP-1085の手のひらは、5cmの大きさの物体を掴んで保持する、軽いストロークをかける、キーボードの入力を含むプッシュボタンを使用する、[データ削除済み]などの簡単な作業に使用できます。さらに、物体の崩壊した「手」は重力銃の特性を有し、███km / hまでの速度で小さな物体を任意の方向に発射することができます。

補遺3: インシデント1085-A:

現地時間██.█.████ ██:██、SCP-1085-RUは、収容施設内で突如動き出しました。オブジェクトはただちに世情されたセルの出口に向かおうとしました。SCP-1085-RUはその場にいた人々に特に注意を払いませんでしたが、行動を阻止しようとしたS██████博士にはなんどかの打撃を与えました。収容室のドアにたどり着くと、SCP-1085-RUは「手」でそれを開けようとしました。彼は扉が開かないと知るや、右手の "手のひら"を回して、稲妻のような暗紫色のエネルギーを放出、爆発させ、ドアを溶かしました。 扉の残骸は細かい金属粉になり、辺りに飛び散りました。

収容室を出た後、SCP-1085-RUは "手"に包まれ、高速でSCP-████収容セルに向かって移動しました。セキュリティ担当者がオブジェクトの動作を妨害しようとするすべての試みは失敗しました。██:██、SCP-1085-RUはSCP-████保管室の扉を破壊し、内部に手を差し入れ、オブジェクトを包み込みました。17分後、SCP-1085-RUはSCP-████収容チャンバーを去り、新しい収容セルに向かって何の抵抗も無くオブジェクトを運びました。

一連の事件の原因を推測したところ、最も妥当な説は、SCP-1085-RUは長期間食料を摂取しなかったため、「再充電」のためにゾーン█の電源システムに接続しようとしたという説でした。収容条件が改訂され、オブジェクトはEuclidに再分類されました。つづく█年間のメンテナンスの間、SCP-1085-RUは、何も行動を起こしませんでした。オブジェクトにこのインシデントの際に使用した武器を使用するように命令する試みは成功しませんでした。

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