SCP-111-JP
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SCP-111-JPと類似した外見の物品

アイテム番号: SCP-111-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-111-JPは通常、サイト-81██の施錠した保管室内の耐爆性容器に収容されています。職員は約49時間毎に起きる容器内の爆発を必ず記録します。前回から50時間以上爆発が発生しなかった場合、サイト管理者に報告しなければなりません。また1か月毎に爆発する時間を避けて耐爆性容器を開き、SCP-111-JPと耐爆性容器に異常がないか確認して下さい。容器に破損個所があれば交換してください。念のため3か月間使用した容器は必ず交換して下さい。少なくとも1人のレベル4職員の許可があれば、SCP-111-JPを保管室の外に持ち出すことができます。

説明: SCP-111-JPは2つの特殊な性質を除き、市販の豚の貯金箱と何も変わりがありません。陶器製で中は空洞になっており、背中にスリットが空いています。スリット以外に穴は無く、硬貨を中に入れた場合それを取り出すことは困難です。

1つ目の特殊な性質は、SCP-111-JPがまるで生きた個体のように振る舞うことです。この状態を活性状態と呼びます。活性状態にあるSCP-111-JPは生物的または機械的な発声器官がないにもかかわらず流暢な日本語で話し始めます。人間とコミュニケーションを取る際、自らを"ぶう太"と自称し、高い確率で相手と一定の信頼関係を築くことができます。記憶や学習能力も確認されていますが、それらは一度休止状態に入った後、次の活性状態の時にはリセットされているようです。自身が貯金箱であることは自覚しており、それが当然のことだと考えています。2つ目の特殊な性質を含む異常性についての質問には、そんなことは知らない、と必ず答えます。

活性状態に入ると、SCP-111-JPは近くの人間に硬貨を自らの中に入れるよう求めます。そして硬貨を入れられると最初のうちは喜びを示します。SCP-111-JPが自力で硬貨を入れることは構造的に困難なようです。硬貨の種類は限定されませんが、紙幣やそれら以外の物を入れることを拒みます。また、直接人間の手で入れる以外の方法を取ろうとすることにSCP-111-JPは嫌悪を示します。

SCP-111-JPの中身が少ない状態における不正な取り扱いは、SCP-111-JPの激しい抵抗の後に不正な自壊を招く恐れがあるため推奨されません。SCP-111-JPの中身の8割が満たされると、徐々に硬貨を求めなくなります。これ以降は硬貨を入れられることに嫌悪を表します。しかしながら、硬貨を入れることを停止すると10分程で再びそれを要求してきます。充填率が9割を超えると硬貨を入れられることを極端に拒みますが、自らの重さで身動きが取れなくなるために問題が発生する心配はありません。

中身が完全に満たされるとSCP-111-JPは安全に自壊します。この割れた状態を不活性状態と呼びます。不活性状態にあるSCP-111-JPはただの割れた豚の貯金箱と変わりありません。SCP-111-JPの中からはそれまでに入れた硬貨と"おめでとう!もうお腹いっぱいだよ!"と書かれた紙が出てきます。不活性状態から約48時間後にSCP-111-JPの形状は何らかの力によって自然に復元され、再び活性状態に入ります。現時点では、自己復元を妨げるいかなる試みも失敗しています。

2つ目の特殊な性質は、活性状態にあるSCP-111-JPを完全に満たす以外の方法で破壊した、もしくは自壊させた時に現れます。SCP-111-JPが手榴弾程の威力で爆発し、内容物が飛散します。そして不活性状態に入り復元されるのは、安全に自壊した場合と同じです。不正な自壊が起きる原因は、SCP-111-JPに一定以上の衝撃を与える、1時間以上硬貨を入れないなどであることがわかっています。

████/██/██、██県██市の民家で爆発事故が起き、その原因と考えられるSCP-111-JPの破片が調査に当たった地元警察により回収されました。当初、破片は全体の7割程度しか回収されていなかったにもかかわらず、SCP-111-JPの能力によって完全に自己復元されました。その後の調査で、事故現場に残っているはずのSCP-111-JPの破片が全て消失していたことがわかっています。警察に潜入していた財団のエージェント████がその異常性を聞きつけ、彼によってSCP-111-JPは回収されました。

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