SCP-1116
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-1116

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1116-1から-6と、及び-8はサイト-██において、5m x 5m x 3mの収容房に個別収容されます。それぞれの房は█Mhzから██Ghzの周波数体における最大██Wまでの無線通信を防ぐためにシールドします。 全ての電子的な監視機器や通信機器は遮断ケーブルで配線されなければなりません。いかなる無線通信機器も全てのSCP-1116の実体の███m以内に入ることは許可されません。万が一、SCP-1116の収容違反が発生した場合、サイト-██には最低██kWの出力を持つ、2台のRF妨害器具が"ホットスタンバイ"状態に維持されます。全てのSCP-1116実体は指定されたシールドの施されたコンテナの地上へ出ることは許可されません。サイトの上空の見通し線はいかなる時も遮られなければなりません。

それぞれの房は、一脚の非金属かつ非伝導性の椅子が床に固定され、機械式拘束具と廃棄物処理施設が備えられ、同様にソフトウェア制御された無線機器に接続された、3本の広範囲RFアンテナを備え付けます。全てのSCP-1116実体から記録された無線送信は分析のため、サイト-██へ転送されます。

実体たちは毎日3回、加工された食品のみを給餌されます。給餌中は必ず拘束をしてください。実体たちは毎日2回、音声命令を用いて徒手体操を指導されなければなりません。SCP-1116-C█に承認された運動のスケジュールと基地の指令用フレーズと現在の大きさに関しての文書1116-B█を参照してください。運動中、房は開かれません。 遠隔操作型の音声器具が使用されますが、それらは上述の仕様の通りにシールドされて配線されます。

全てのSCP-1116実体の実験はそれぞれの実体自身の収容房か同様の仕様でシールドされた実験用チャンバーで行われます。収容房から実験用チャンバーへの移送、またはチャンバーでのテストは、実体を拘束し両方のRF妨害器具を起動させ、武装警備隊の監視下で行われます。移送と実験の間、全ての研究員、及びセキュリティスタッフの間での口頭での会話は、手信号で確認されます(補遺1116-1を参照)。

SCP-1116-7の遺体は生物研究エリア-12の冷凍格納庫に詳しい分析のため保持されます。

説明: SCP-1116は20から35歳の間に見える様々な民族、性別の87体の人型実体の総称です。全ての実体は当初、強硬症の症状を含んだ緊張病昏迷により苦しんでいるように見えました。実体は口の中に食物や水が置かれた際、それらを咀嚼せずに飲み込みます。実体は物理的に身体操作をされた際、身体をその位置に保たれます。実体は恒常性維持機能(汗、瞳孔の拡張、呼吸の変化、心拍数などが含まれます)を保とうとしますが、観測できる範囲では痛覚的刺激(熱、圧迫、または刺傷が含まれます)や、性的刺激(両性のイメージの提示や人的な刺激が含まれます)や、環境的脅威(極度の寒さ、極度の暑さ、飢餓、脱水、または敵対的な大型動物が含まれます)への反応を見せません。

SCP-1116実体は一切の意思の形跡を見せませんが、数例の限られた口頭指示(例、"座れ"、"立て"、"右手を上げろ")には応じ、マクロのフレーズによって先行して支持された際も、後に実行する指令の順序を覚えることが出来ます(より詳細な情報は文書SCP1116-Bを参照してください)。 この指令の語彙は大まかな運動機能、単純な計算、基本的な空間の相対関係などに限られています。

SCP-1116のCTスキャンでは、実体には想定される量より10%未満の神経塊しか無く、残りの頭蓋の体積は脳脊髄液が占めていることが明らかになりました。頭蓋骨の外層には網目状の金属製のフィラメントが埋め込まれています。フィラメントは銀(██%)、亜鉛(██%)、[編集済み](██%)の合金で構成されており、██次のボックスフラクタル1のような構造に形成されています。 SCP-1116実体はこの網目状の層を無線アンテナとして使っていると考えられおり、一時間に█から██回、異なった██種の周波数を送信します。これらの送信用のエネルギーは通常の代謝過程から得ていると見られますが、実体の必要エネルギーを生成するメカニズムは現在に至るまで、解明されていません。現在までの実体からの発声(インシデントI-1116-23を除く、以下を参照)は低音量で、無線周波数の周期と一致する無調の"歌っているような"雑音です。 外部への送信の暗号解析は現在進行中です。現在の調査結果は、それらが未知のプロトコルを用いて接続を要求しているようであると示しています。

補遺1116-1: インシデントI-1116-23の後、SCP-1116実体の頭蓋のアンテナは局所的な熱空間を発生させ、職員個人に対してのみ無線音波を生み出していると断定されました。複数のインシデントI-1116-23の生存者はもたらせれていないと断定される命令を聞いたと主張し、SCP-1116-7の収容違反を引き起こし、それを長引かせました。 このインシデントよって収容プロトコルは更新されました。

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