SCP-1118-JP
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アイテム番号: SCP-1118-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1118-JPは、設置した認識阻害装置を起動させることにより、外部からの認知を妨害されます。定期的にメンテナンスを行い、収容状態の確実性を維持してください。近辺を飛行物が通過する場合、対象機体を電波発信によって誘導してください。

ウォルト・ディズニー・スタジオの著作物が発表された際、監視チームは作品を精査します。死亡、もしくは消息不明状態のキャラクターが作品内で新たに確認された場合、SCP-1118-JP-1の探索が計画されます。工程は、SCP-1118-JP‐1内部で該当キャラクターと同一視可能なSCP-1118-JP-2の発見まで継続されます。

現状、SCP-1118-JPへの進入方法は、航空機からの降下のみが指定されています。SCP-1118-JPへ進入する人員には、適切な訓練を受ける義務が発生します。

SCP-1118-JPとの関連が予想される夢は、カバーストーリーを用いて、ディズニー関係者間の都市伝説に起源を持つものとさせています。新たに夢の出現情報が現れた場合、夢を見たとされる人物を一時拘束し、インタビューと記憶処理を行ってから解放します。その人物の活動については、過激的な事例を除き、財団は不介入の方針を取っています。

説明: SCP-1118-JPは、東京ディズニーリゾートの上空約12km地点に浮遊している巨大な物質の塊です。白色であり、反発性を有しています。SCP-1118-JPに対する破壊実験の結果、切除された欠片は反重力の性質を喪失しました。

SCP-1118-JP-1は、SCP-1118-JP上に建設されたテーマパークです。SCP-1118-JP-1の各種媒体の表記や後述のSCP-1118-JP-2の呼称から、"東京ディズニースカイ"という名称が付けらていると思われます。入退場ゲートと取り囲んでいる建造物群により、SCP-1118-JP-1の範囲は定められているように見えます。エリアやアトラクションなどはすべてウォルト・ディズニー個人、及びウォルト・ディズニー・スタジオの著作物に由来するもので構成されています。建材は非特異的・一般的な物質が使用されています。
SCP-1118-JP-1の営業時間は8:00~22:00と設定されています。営業時間外はゲートが閉鎖され、翌日の8:00まで入退場ができなくなります。営業時間中、ゲストはサービスの一切を無償で受けることができます。水・電気や消耗品の供給源、廃棄物の処理方法については判明していません。
SCP-1118-JP-1の入退場ゲートにある煉瓦の1つには「”不死身の魔法使い、ここで成長を続ける オネイロイ・コレクティブより”1」という文字が刻まれています。

SCP-1118-JP-2は、SCP-1118-JP-1内部に存在する、ディズニーキャラクターのように見える自律行動体群です。外観は原作のセルアニメ/3DCG/俳優に準拠し、声は会話する対象が最も理解可能な言語のバージョンに基づきます。SCP-1118-JP-2はディズニーキャラクターの設定に基づいた性格や身体特徴を持ち、非実体を含めた様々な個体が存在しています。対人への殺傷能力はなく、SCP-1118-JP-2が行う攻撃のすべては"対象を無傷の状態で吹き飛ばす"という結果に終わります。また、SCP-1118-JP-2も財団側の攻撃によって破壊されません。
SCP-1118-JP-2のキャラクターの共通項として、映像作品内にて死亡しているか、消息不明の状態に陥っていることが挙げられます。SCP-1118-JP-2の記憶状態は本編終了後のものとなっており、ほとんどの個体は死亡した記憶を保有しています。
SCP-1118-JP-2はキャストとしてSCP-1118-JP-1に勤務し、食事の提供や物販などのサービス、清掃などの衛生管理、アトラクションの点検や修理、インフォメーション、パフォーマンスなどを担います。ゲストが料金やチップを支払おうという素振りを見せると、「金銭という概念には大きな変動がなく、面白味に欠ける」という理由で受け取りを拒みます。
SCP-1118-JP-2は営業終了時刻である22:00になると、輝く粉に分解され、空気中に溶け込むように消失します。SCP-1118-JP-1で発生するイベントにより、作中と同様の死亡パターンによって消失する個体も見られます。翌日の8:00になると、それぞれの所定位置で風が吹き、同様の粉が舞い上がって渦が発生します。この渦が止んだとき、死亡した個体も含めてSCP-1118-JP-2は再出現します。2再出現したSCP-1118-JP-2は、消失以前の記憶を継続して保有しています。

ウォルト・ディズニー・スタジオの映像作品の公開に伴ってSCP-1118-JP-1は改変され、SCP-1118-JP-1の面積拡大やアトラクション・SCP-1118-JP-2などが追加されることがあります。改変は、映像作品内にてキャラクターが死亡する、消息不明に陥る、または死亡・消息不明設定のキャラクターが登場した場合に発生しています。該当キャラクターが続編の公開によって生存を示された場合、改変箇所は元に戻ります。
ウォルト・ディズニー・カンパニー及びオリエンタルランドがSCP-1118-JP-1に関与した形跡は存在せず、あくまでSCP-1118-JP-1側が反応して変化しているものと思われます。

SCP-1118-JPは20██/11/18に突如出現し、衛星カメラの映像が不自然な浮遊物体を確認したことで財団に認識されました。
初期調査時、入退場ゲート周辺には、切断されたような赤のリボンが散乱していました。このリボンは長期間雨風の影響を受けたかのように劣化していました。


SCP-1118-JP-1で発見されたモニュメント・アトラクション、及びSCP-1118-JP-2(抜粋)

概要: ウォルト・ディズニー像
場所: ゲート正面
詳細: 直立している、背広姿のウォルト・ディズニーの像。銅で製造されている。指先に破損がある。
"パートナーズ像"3を模したものと考えられるが、以下の点で明確な差異がある。

  • ディズニーの隣にミッキーマウスはおらず、ただ空間がある。
  • ディズニーは右手を頭の高さまで掲げ、その手は開かれている。

概要: "ヴィルヌーブ村"と称された、中世フランスの村の形式を取る建造物群
場所: SCP-1118-JP-1西部、"Fancy Area"内
詳細: 『美女と野獣』に登場した村に酷似したエリア。
1991年公開のセルアニメ版、2017年公開の実写版の両作品からモチーフを融合させている。

エリアには"美女と野獣"が題材のシアター型アトラクションが隣接しており、共同したイベントも催される。

確認されたSCP-1118-JP-2:

  • ガストン4(SCP-1118-JP-2-30)

セルアニメ調、あるいは役を務めた俳優ルーク・エヴァンス(撮影当時の姿)の外観で動く。日によって、この外観が切り替わる。5

イベントの発生時、プログラムに従ってアトラクションに進入。クライマックスのシーンで床が開き、落下する。以降、行方不明の状態となる。

概要: "フォレストキャッスル"と称された、西洋建築の城館
場所: SCP-1118-JP-1中央部
詳細: 『白雪姫』に登場した城館に酷似した建造物。
位置などから"シンデレラ城"6の代替として建設されたと考えられる。モニュメント内には『白雪姫』に関連した物品が展示されている。

最も高い屋根に、原作には存在していなかった煙突が設置されている。この煙突からは常時、灰色の光沢のある煙が排出される様子が観察されている。煙は日々排出量が減退していくが、定期的に一定量まで回復する。警備担当のSCP-1118-JP-2群の妨害により、この煙の採取には成功していない。

確認されたSCP-1118-JP-2:

  • 物売りの老婆7(SCP-1118-JP-2-1)

セルアニメ調の外観のまま動く。ゲストを発見すると接近し、リンゴを手渡そうとする。Dクラス職員による摂食実験において、このリンゴは軽度の頭痛と腹痛を引き起こした。
12:00以降の不特定な時間になると、"7人のこびと"の着ぐるみがSCP-1118-JP-2-1を追うイベントが発生する。最終的にSCP-1118-JP-2-1はSCP-1118-JP-1内の何れかの高所に追い立てられ、突然の落雷で足場が崩落して落下する。断末魔の後、SCP-1118-JP-2-1は空中で粉になって消失する。

このモニュメントにおいて、未知の構造が発見されました。
この項目には追記が検討されています。

特殊調査1118-JP

SCP-1118-JP-1閉園時間帯(22:00~7:59)に機動部隊をSCP-1118-JP-1に内在させる試みが成功し、SCP-1118-JP-1の追加調査を実施しました。
以下の事例を除き、開園時間帯に確認できるSCP-1118-JP-1の機構に異常は確認されませんでした。

補遺: 初期調査時、ウォルト・ディズニー・カンパニー関係者に対して実施したインタビューにおいて、SCP-1118-JPと関連するであろう複数の共通項を持った"夢"の存在が発見されています。

現在確認されている限り、この夢を見るのは、ウォルト・ディズニー・カンパニー及びディズニー関係企業に属するクリエイターや経営者に限定されています。この夢を見た人物の多くは、後に商業的ヒットや賞の受賞候補となるような作品の制作、また経営や企画の抜本的改革などに取り組むようになります。これは財団によって夢の記憶を抹消されていても継続されます。なお、この夢はウォルト・ディズニーを神格化させる精神影響を持つとも指摘されています。

この夢の発見が契機となり、SCP-1118-JP-2が従う強制力に関する研究が開始されました。

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