SCP-112-KO
評価: +1+x

アイテム番号: SCP-112-KO

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在財団は、オブジェクトを30個入りボックスで5箱分確保しています。財団のフロント企業である新日聴講物産(Sinill-Cheonggang Produce)がオブジェクトを発見したらすぐに回収することになっています。セキュリティクリアランスレベル2以上の職員5人以上の同意を得ることで実験が許可され、この実験の結果として生まれた物は全てDクラス職員の処分と同時に射殺しなければなりません。イヌ科動物を対象とした実験は禁止されます。

説明: SCP-112-KOは韓国で販売されている一般的な360mlの希釈式焼酎のような見た目をしており、焼酎のボトルのロゴとして「ファクトリー」のマークが刻印されています。オブジェクトは市販されている一般的な希釈式焼酎と成分のほとんどが同じですが、1%の未確認成分が検出されています。これは酒の成分である[データ削除済]と同様の配列ですが、全く別の性質を持ち合わせています。

SCP-112-KOを哺乳類の動物に飲ませた場合、1時間で4つのプロセスを経て完全にイヌ科動物に変化しますが、そのプロセスは次の通りとなっています。

オブジェクトの摂取後10分に渡って持続する第1段階では、アセトアルデヒド(CH3CHO)と未確認成分の化学的結合により生じた物質によって、神経系の一部に麻痺が発生します。これと同時に脳の構造が犬に近付くように変化し、イヌ科動物が主に行う行為を真似するようになります。また、目に見えて乱暴になると同時に聴覚と嗅覚が敏感となり、完全な色盲に変化します。5分間持続する第2段階では、オブジェクトの未確認成分が全身に広がり毛嚢を刺激して、毛を速い速度で長く伸ばすことになります。30分間持続する第3段階では、破骨細胞と骨芽細胞が異常に活性化し、全身の骨が全て破壊されると同時に再構成され、この過程では正しい位置には収まっていませんが身体の全ての部位がイヌ科動物のものに変化することになります。最後の第4段階では、生じた全ての身体の部位が正しい位置に新たに定着することになります。

この一連のプロセスは、大部分が実際には死に至るほどの痛みを伴う危険なものであり、事実として第1段階で脳の完全な停止により死亡したり、第4段階で臓器破裂や身体の正常でない組み合わせにより死亡することがあり、行われた実験でも35%の確率で死亡しています。しかし、このようなプロセスを経ていながら、オブジェクトの影響を受けた生命体はいかなる痛みも感じておらず、これは第1段階で引き起こされる脳の麻痺による麻酔効果であると考えられています。

実験によって明らかになったこととして、イヌ科動物にオブジェクトを摂取させた場合にはその成功率は95%に達することが確認されていますが、その危険度が準SCPオブジェクト並に危険になるので、以降の実験は禁止されています。

実験記録SCP-112-KO

実験担当: ██████博士

実験対象: D-5873

詳細: 29歳女性、身長168cm、体重52kgで、ブロンドのヨーロッパ人。

特異な点: 若い年齢にも関わらず、骨粗鬆症を患っている。

結果: 失敗。第4段階の過程で複雑骨折により死亡する。

分析: より健康な被験者が必要なようだ。

実験対象: D-2546

詳細: 42歳男性、身長185cm、体重82kgで、アフリカ系アメリカ人。

特異な点: 事あるごとに乱暴性を見せる、軽度の認知症を患っている。

結果: 正常に進行し、アメリカン・ピット・ブル・テリアに見た目が変化した。ただし、通常種よりもサイズが異常なほどに巨大であることが観察された。対象は我に返ると即座に周囲のDクラス職員を噛みちぎって脱走を試みており、人に出くわすなり噛みつこうとしていた。その後射殺される。この事件で8人のDクラス職員が死亡し、3人の機動部隊隊員が重傷を負っている。

分析: 精神的により健康な被験者を用いて実験を続行しなければならない。

実験対象: D-5546

詳細: 21歳男性、身長180cm、体重70kgで、東洋人。

特異な点: 薬物を注射して乱暴性を除去。

結果: オオカミの姿に見た目が変化した。通常種よりも巨大であり、従順な様子を見せた。

分析: この実験を元に、特異な点がない限りこの実験方法に従うことを推奨する。

実験対象: 土佐犬

結果: [データ削除済]射殺に成功。この事件で機動部隊隊員5人が死亡、32人が重傷、184人が軽傷を負った。

分析: イヌ科動物や、既に一度SCP-112-KOの影響を受けた対象に再び実験を行うことは禁止されなければならない。

実験対象: D-8543

詳細: 33歳男性、白人、体重56kg。

特異な点: 下垂体性小児症により身長が130cm以上には成長しない。身体の構造がかなり歪んでおり正常な動作が不可能である。薬物投与により感情を除去。

結果: ハウンド系統の未知の犬種、他のハウンド系統の犬種よりも小型なように見えたが、被験者から障害を引き継いだ様子はなかった。

分析: SCP-112-KOは骨格を変形させるのではなく、完全に再構築するという財団内学説が証明された。

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