SCP-1125
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試験のためパッケージから取り出されたいくつかのSCP-1125

アイテム番号: SCP-1125

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1125は不透明な格納ケース内に固定しサイト12のSIV(Small Items Vault,小さな貴重品保管室)に収納されなければいけません。試験領域以外でのSCP-1125への露出事象の際には、すべての人員を拘留し、Aクラス記憶処理と心理療法を適用後にSCP-1125から隔離します。試験手順にて用いられたDクラス職員は、ドキュメント1125/D-RegA/extCom:V1.21にある最初の質問をし特定されなければなりません。

機動部隊ガンマ-11(ダイスジョッキー)は財団管理外のSCP-1125の実体の、位置の特定と収集を行っています。

説明: SCP-1125は個別包装された6面サイコロのコレクションでそれぞれの面は言葉に置き換えて‘YES’(2面)‘NO’(2面)と‘たぶん(Maybe)’(2面)で構成されています。サイコロは全て松を原材に地味な黄色で染料され表面の摩耗を抑えるためにシーラントで機械加工されています。サイコロに表示された文字は木炭の染料を含む痕跡に染料安定剤と[編集済]を使用してMSComicSansフォントでレンダリングされています。'The Factory'の単語がプラスチック包装と添付されたボール紙の裏地にそれぞれ明確に見受けられます。企業マークの下には広告のスローガンで“それで決心するでしょ!”と白い輪郭と大胆な赤いレタリングで印刷されます。もしこれらの梱包がないものと遭遇した場合は、現在先例のSCP-1125と同じ非変則のアンサー・ダイスか判別不可能です。これを踏まえ、財団の施設で見つかったあらゆる同様の着色をされたアンサー・ダイスは職員が物理的に接触することなく直ちに破棄されるべきで、全ての、潜在的にも晒された人間はAクラス記憶処理と心理療法を受けなければなりません。

サイコロが被験者の表皮と接触するとSCP-1125の効果があらわれます。それを被験者が利用するという強迫衝動が即座にあらわれます。そして二者択一の質問を述べてサイコロを振ります。もしも振った出目が‘たぶん’だった場合、肯定あるいは否定のいずれかが出現するまで被験者はサイコロを振り続けなければいけないことに注意してください。

被験者はサイコロの出目が不適切な結果を生むとしても、SCP-1125の示した答えに従います。さらに重要な事に、サイコロの初期の使用ではとるに足らない、また時には気まぐれでさえある質問を行うように見えますが、試験による長期接触によりSCP-1125に依存していくようになり重大な決定に結びつくようになります。対象物を所有する被験者は、対象への依存無しには何も決定できなくなり、さらには時間がたつにつれ、一般的には認識することがない基本的な決定さえSCP-1125が提供する結果に依存するようになります。異議を唱えると被験者は異常な行動であることを認識せず積極的にSCP-1125を奪おうとする試みに抵抗します。

SCP-1125は、決定には影響を与えながらも、それまで行わなかった質問をする能力には影響を与えない事を試験は明らかにしました。

サイト12のSIV(小さな貴重品保管室)では現在SCP-1125の79個の見本を保持していましたが試験のためにいくつか削除しました。試験後偶発的接触を防ぐためにそれらは破壊されました。

補遺1125-A-01: ビデオログ1125-DV-23の記録から抜粋

[記録抜粋開始 | タイムスタンプ 2007/07/14-14:52:31]

D-43426はパッケージされたSCP-1125の標本1つが小さな金属製テーブルの上に置かれた試験環境に入ります。さらにベッドと椅子も提供されています。

Dr. ██████: 「パッケージを開けてサイコロを取り出してください」

D-43426: 「わかったわかった」

被験者はSCP-1125を拾い上げてパッケージを引き裂いて開ける前に簡単に調べました。サイコロはテーブルの下に転がり床に落ちました。

D-43426:「おっと!わりぃな博士」

Dr. ██████: 「大丈夫だD-43426。サイコロを見つけてください」

被験者は標本を拾い上げました。

D-43426: 「取ったぞ。どうすんだ?」

Dr. ██████: 「好きなようにしてくださいD-43426」

D-43426: 「こいつを振ったらいいのか?それで…なんて聞きゃいいんだ?」

Dr. ██████: 「それはあなた次第です。それが‘はい’か‘いいえ’で答えられる質問である限り何にでも役立つでしょう」

D-43426: 「りょーかい。俺は…俺は手を叩くべきか?」

被験者はSCP-1125を振った。

Dr. ██████: 「良し、D-43426。今サイコロがあなたに与えた答えを読んでください」

被験者は内に傾いて出た目をDr. ██████に向けた。

D-43426: 「‘はい’と出た」

被験者は手を叩く。

Dr. ██████: 「なぜそんなことをするんですかD-43426?」

D-43426: 「わっかんねえ、そうするべきだと俺は思ったんだ。もっかい振ってもいいか?」

[記録抜粋終了 | タイムスタンプ 2007/07/14 - 15:04:12]

[記録抜粋開始 | タイムスタンプ 2007/07/19 - 09:23:01]

D-43426: 「俺はこれを食っていいか?」

被験者はSCP-1125を振り、すぐさま供与されたポップタルトの箱を引き裂いて開けます。SCP-1125は‘はい’の答えを示す。これは18時間で被験者が摂取することができた最初の食物です。

[記録抜粋終了 | タイムスタンプ 2007/07/19 - 09:23:51]

[記録抜粋開始 | タイムスタンプ 2007/07/25 - 12:46:54]

D-43426: 「息していいっすか?」

SCP-1125は‘たぶん’の面を示す。被験者はすぐにサイコロを振りなおした。2回目の出目は‘いいえ’被験者はまだ従うように見えます。

D-43426: 「いきしてもいい?」

被験者は再度サイコロを振る。

[記録抜粋終了 | タイムスタンプ 2007/07/25 - 12:47:16]

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