SCP-1133-JP
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アイテム番号: SCP-1133-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: その性質上、SCP-1133-JPの完全な収容は実現していません。SCP-1133-JPの出現が確認されたサイトには、レベル4以上のセキュリティクリアランスを所持している職員を対象とし、SCP-1133-JPの購入を担当する職員を1名以上常駐させてください。対象となった職員は通常の業務に加え、SCP-1133-JPの発生が予定される日の前日午後11時から当日午前1時までサイトの購買部を閉鎖し、レジを操作して出現したSCP-1133-JP全てに対し、正規の値段による購入手続きを行ってください。この手順により確保されたSCP-1133-JPは、サイト-81██の低脅威度オブジェクト専用収容ユニットに各号1冊ずつを保管し、残りは焼却処分を行ってください。

20██/10/14追記: SCP-1133-JP-Cに対しては、発売より24時間以内に担当職員によって決定・通知される通りに記載し、各サイトに設置されたポストへ投函してください。レベル4以上のセキュリティクリアランスを所持する職員に対しては、データベース化されたSCP-1133-JPの閲覧が許可されています。

説明: SCP-1133-JPは、毎週木曜日1の午前零時に、一定のサイトの購買部に出現する漫画雑誌です。現時点では全国合計で███のサイトに出現する状態であり、この数は増加傾向にあります。SCP-1133-JPの誌名は『週刊少年ザイダン』、出版社は『カーター出版』とありますが、同名の出版社および雑誌は存在しないことが判明しています2。印刷された言語は出現地点の周辺において最も一般的なものが使用されます。

SCP-1133-JPは購買部の搬入口より、正体不明の人物(以下SCP-1133-JP-A)により台車の上にSCP-1133-JPの入った段ボールを運んでくるという形で出現します。この際、購買部内部に財団職員が存在する場合、対象の職員は購買部の職員としてSCP-1133-JP-Aに接し、受取り印の捺印を行います。また、SCP-1133-JP-Aを顔なじみの運送屋として認識しており、会話によるコミュニケーションも行います。SCP-1133-JP-Aが搬入口を出て消失した時点でこれらの影響は失われ、対象の職員はこの間の記憶を全て喪失します。この為職員の主観的にはSCP-1133-JPの入った段ボールが瞬間的に出現する形となっており、前述の出現プロセスの記録はすべて監視カメラの映像、および職員に携帯させた音声記録装置から判明したものです。また、SCP-1133-JPは正規の購入手順以外を用いて入手した場合、瞬時に消滅・購買部に再出現します。

SCP-1133-JPに掲載される作品(以下SCP-1133-JP-B)は、現在財団が収容、或いは追跡している異常存在、或いは財団の保有する職員・施設に関連したものであり、過去に確認されている範囲において、SCP-1133-JP-Bの内容は最初の出現から168時間以内に実際に発生します。SCP-1133-JP-Bの詳細は資料:1133-JP-1、および資料:1133-JP-2を参照してください。実現したSCP-1133-JP-Bの内容については実験記録、並び事件記録を参照してください。

SCP-1133-JP-Cは、SCP-1133-JPに付属するアンケートハガキです。共通して氏名・年齢・電話番号・住所・『最も面白かった作品』の記入欄が存在する他、各号ごとに異なる質問およびその記入欄が複数存在します。SCP-1133-JP-Cの全ての欄に記入してポストへ投函した場合、その時点でSCP-1133-JP-Cは瞬時に消失します。この際、GPSを用いた追跡は全て失敗に終わっています。調査の結果、SCP-1133-JPの内容は投函されたSCP-1133-JP-Cへの記入に応じてある程度の変更が発生し、特に顕著な傾向として『最も面白かった作品』として投票数の少ないSCP-1133-JP-Bは終了し、次回SCP-1133-JPの出現時に、新たなSCP-1133-JP-Bが掲載を開始します。

事件記録1133-JP-01: 20██/10/14、『大人気御礼巻頭カラー大増52P! 波乱の急展開!?』と銘打たれ、SCP-1133-JP-B『とかげの日常』の頁数が増加し、72時間後、SCP-682が内容に沿う形で収容違反を発生させ、再収容までに死者██名、重軽傷者███名の被害を出しました。調査の結果SCP-1133-JP-Cの『最も面白かった作品』に『とかげの日常』を選択した職員が全体の8割を超えていることが判明、SCP-1133-JP-Cへの記入の偏りが他のオブジェクトの収用へ大きな影響を与える可能性を考慮し、以降SCP-1133-JP-Cの『最も面白かった作品』の選択は担当博士が決定し、各サイトの職員へ伝達する形に変更されました。

資料:1133-JP-1: 現在連載されているSCP-1133-JP-Bより抜粋
日本語での作品名 活用手段
『行け! ぼくらの機動部隊』 機動部隊に発生するアクシデントの事前察知、並び発生後の次善策の構築
『とかげの日常』 SCP-682の活動監視
『大会覇王伝 黒馬』 SCP-973-JPの活動監視
『ドクターの不思議な冒険』 要注意団体『博士』の活動監視
『消耗品“D”』 Dクラス職員の補充スケジュールの確立
『オブジェクト発見伝』 収容プロトコルの事前確立
『こわいこわい怪物の事件簿』 SCP-2006の活動監視
『ボブルは次の職を求めているようです』 SCP-993の活動監視。打ち切り予定
資料:1133-JP-2: 過去に連載されていたSCP-1133-JP-Bより抜粋
日本語での作品名 連載時の活用手段および打ち切り理由 翌号より連載開始した作品名
『見つめて! 彫刻ちゃん』 SCP-173の活動監視。収容プロトコルの確立後打ち切り 『シャイなアイツはナイスガイ』
『エージェント・円谷の憂鬱』 エージェント・円谷のプライバシーの尊重を目的に打ち切り 『ブライト博士と賢者の石』
『JOKE×OBJECT』 該当するオブジェクトが確認されず。手順を用いて打ち切り 『オブジェクト発見伝』
『あいぽっど。』 SCP-131の活動監視。対象オブジェクトの脅威度の低さより打ち切り 『手作りフレンズビルダーズ!』
『名探偵O5-6』 最重要機密の漏洩防止を目的に、後述する緊急時用手順を用いて打ち切り [編集済]
『ブライト博士と賢者の石』 ブライト博士の活動監視。存在を察知した博士が[編集済]により打ち切り 『行け! ぼくらの機動部隊』
『ボブル漫画家になる』 SCP-993の活動監視。収容プロトコルの確立後打ち切り 『ボブルは諦めない』
[編集済] [編集済] [編集済]

SCP-1133-JP-Cに不満点を併記し、『悪かった作品』として対象のSCP-1133-JP-Bを記入した状態で投函することで、任意のSCP-1133-JP-Bの連載を早期に打ち切らせることが可能です。現在までに確認された範囲で、最短2号での終了が発生します。現在は最重要機密の漏洩防止においてのみ、この手順の利用が許可されます。

実験記録1133-JP-1

SCP-1133-JP-Bの内容: Euclid級オブジェクト、SCP-███が収容違反を発生。

実施方法: SCP-███の収容状態を厳重なものに変更、収容違反を防止。

結果: 作中の描写通り、SCP-███は収容違反を発生。機動部隊の出動により鎮静・再収容。

実験記録1133-JP-3

SCP-1133-JP-Bの内容: D-46243(身体的特徴、作中での呼称より特定。以下同様)がSafe級オブジェクト、SCP-████の実験に参加している。

実施方法: D-46243を実験に参加する前に終了。その後収容ユニット内部に放置。

結果: 終了措置は効果を為さず、D-46243は収容ユニットより独力で脱走、その後他サイトで行われていたSCP-████の実験に乱入し、作中の描写通りの行動後に死亡した。解剖の結果、死因は終了措置の際に注入された毒物であることが判明。

実験記録1133-JP-5

SCP-1133-JP-Bの内容: D-58500がSafe級オブジェクト、SCP-████-JPの実験に参加している。

実施方法: Keter級オブジェクト・SCP-███に関連する実験へD-58500を投入。過去の被験者の死亡率は100%。

結果: D-58500は様々な偶発的な要因が重なることで生還、SCP-███に関連する複数の新たな事実が判明。その後、D-58500は予定通りSCP-████-JPの実験に参加。

分析: これ、上手く使えば凄い便利なんじゃないか?

実験記録1133-JP-9

SCP-1133-JP-Bの内容: 財団本部がミサイルにより破壊され、収容機能が消失。

実施方法: 新たに『██財団』を設立、外見を財団本部と酷似させた木製の張りぼてを作成し本部に設定、最低限の収容施設を建造し、直後にミサイルを投下。

結果: 何事もなく██財団の本部および収容施設は破壊された。以降、SCP-1133-JPが関連すると思われる被害は発生せず。

分析: SCP-1133-JPによって齎される結末は不可避だが、ある程度のコントロールは可能なようだ。或いは、それもまた予定のうちなのか……どちらにせよ、それは題材となったオブジェクトにとっても同様であると予想される。活動監視の補助において、SCP-1133-JPは有用だ。しかし描かれた未来が、我々の予想通りに来るとは限らない。SCP-1133-JPに強く依存する監視プロトコルの構築は、永久的に凍結すべきだろう。

補遺: 20██/██/18、財団各サイトの購買部においてSCP-1133-JPの代わりに『週刊ヤングGOC』という誌名の漫画雑誌が出現しました。出現より5分後、内容の確認前に対象の雑誌は消滅し、通常のSCP-1133-JPが再出現、同時に『商品誤送のお詫び』として、謝罪文の記載された紙片が出現しました。この事案を受け、SCP-1133-JPが財団内部の重大な機密漏洩、並びにSCP-1133-JP-Cへの記入による大規模な収容違反を引き起こす可能性があるとしてオブジェクトクラスをKeterへ変更する提案が為され、現在協議中です。

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