SCP-1136
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アイテム番号: SCP-1136

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1136標本はサイト██にある隔離された防音室の中に仕切られた1m×1m×0.5mの大きさの厳重な陸生動物飼育器で収容します。SCP-1136の収容室内にある全ての備品はボルトで締める等して、局所指向性事象中の移動を防ぐために固定しなければなりません。SCP-1136による実験は事前に最低でも2人のLevel3上級研究員の認可が必要となり、SCP-1136収容域内の職員は磁化ブーツ等の移動防止を確保できる装備を身につけなければなりません。

説明: SCP-1136はHemidactylus frenatus(ホオグロヤモリ)に類似した小さなトカゲの種の見た目をし、その異常特性以外に身体的区別は見られません。SCP-1136の標本が驚愕するか、恐怖すると、標本自身に影響を与えること無く、彼らは半径約7から8mの範囲に指向性の直線的な重力が働きます。これは即座に、且つ通常のHemidactylus標本の驚愕反応とは異なるようなSCP-1136の生理学的変化も無く発生します。この効果はSCP-1136が怯えている限り継続し、重力変異の向きは現在の反応に一致して連続的に変化します。

198█/██/█、[編集済]の地元病院で複数の子供達が彼らの教室の壁にいるヤモリを追いかけた後に軽度の損傷や手足の骨折が確認されたという報告の後、SCP-1136-01は発見されました。クラスA記憶処理が全ての影響を受けた一般人に施され、複数のSCP-1136-01標本がその学校で発見、回収されました。

補遺1136-01: 事案記録1136-012

██/██/██、█████博士はSCP-1136-01の構内にいる間、偶発的にクリップボードを落として驚かし、テラリウムの壁を遡上することに原因を引き起こしました。その後の重力変異の間、█████博士は近くの壁に投げ飛ばされ、そのことで更にSCP-1136-01は驚き、数分間周期的な重力変異が続きました。█████博士は最終的に移動され、複数の骨折と重度の振盪の治療を受けました。

補遺1136-02: 実験記録1136-021

██/█/██、SCP-1136-01は通常のオスのHemidactylus frenatusとの繁殖に成功し、その子供達は親と同じ異常特性を示す事が判明しました。これら標本をSCP-1136-02(オス)とSCP-1136-03からSCP-1136-06(メス)として指定しました。

補遺1136-03: 事案記録1136-019

██/██/█、SCP-1136-01が収容域内で死因しているのが確認され、その死因は自然死でした。死亡した標本の解剖で異常や変わった構造は示されませんでした。

補遺1136-04: 事案記録1136-026

██/█/█のサイト司令部の認可によりSCP-1136-04の生体解剖が行われました。標本の腹部を切開した際、[データ削除済]短期的な重力変異が実験サイトに破滅的な損害を与えたと考えられます。

補遺1136-05: 研究員メモ

[編集済]地域で報告された数多くの異常事案により、現在永続的なSCP-1136標本の天然個体群があると考えられています。財団収容班が該当地域に割り当てられましたが、SCP-1136の小ささと一般的なHemidactylus標本との類似性から、全野生標本の完全な収容は非常に困難であると考えられています。

█████████博士
上級研究員

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