SCP-121
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活性状態にあるSCP-121-1

アイテム番号: SCP-121

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 収容サイト-83が、SCP-121収容に従事する職員を駐在させるためSCP-121外縁に設立されました。SCP-121の防衛線には周辺地域からフェンスで隔てておき、防衛線沿いに警備員が常駐するようにしてください。警備員は常時地方軍の制服を着用し重武装していてください。警備員の交代は4時間毎にしてください。

SCP-121には有害物質が残留しているので隔離していると周辺住民には知らせておいてください。通行人を引き返させるために、SCP-121に至る道には、SCP-121から75、50、25kmの地点に警告標識を立ててください。SCP-121の防衛線に近付く市民がいた場合は、そこが隔離されている場所であると注意し、強制的に退去させてください。抵抗した者は尋問のため留置してください。

接近した市民が活性化したSCP-121-1あるいは-2を目撃した場合は、クラスA記憶消去処置を施してください。SCP-121の特異作用に関する気象学的データはどれも検閲するものとし、また、SCP-121はSCP-121、-1、-2について知られるのを防ぐために飛行禁止区域に指定されています。

サイト機動部隊イオタ-71 "家壊し" ("Home Wreckers1")はSCP-121-2の脅威に応じて結成されたものであり、収容サイト-83に永続的に割り当てられています。彼らはSCP-121-2のうち非敵対的なものについての調査を希望する研究員の護衛、そして危険なまでのサイズに成長したすべての実体の無力化を行う任務に就いています。収容侵犯が為されようとした際には、イオタ-71はSCP-121-2の無力化において防衛線の警備員を援護するものとします。

SCP-121-1へと発達したSCP-121内の建物はどれも、SCP-121-2に移行しないか常時記録し監視します。移行に際し生得的に敵対的となったSCP-121-2は無力化してください。非敵対的なものについてはSCP-121防衛線内に研究目的で留まらせ続けても構いませんが、それは収容するには危険なサイズまで成長するか敵対的になるかするまでのことで、そうなった時点で無力化してください。

説明: SCP-121は元はコロラド州███████町が占めていた地域です。町は現在の収容プロトコルが施行される前には人口およそ6,800人であって、住宅と商業施設を併せておよそ3,000軒の建物があります。SCP-121上空では雲は直径12kmの範囲にわたり進入できないようであり、その代わりにその範囲を迂回していきます。推察するに、これはSCP-121の影響範囲と関係しているものと思われますが、それがどのようにであるかは今のところ未詳です。SCP-121内の建物は散発的2に基礎を離れ空中へと上昇します。この時点で、それらの建物はSCP-121-1と識別されます。

SCP-121-1となったものは45m以上のまちまちな高さまで上昇します。建物の以前の状態とは無関係に、ドアと窓には鍵が掛かり、入れそうな箇所にはどれも内側に家具でバリケードが作られます。潜入を強行したところ、周囲の気温がおよそ35°Cまで、相対湿度はおよそ65%まで上昇しましたが、それ以上特異な性質は見られませんでした。SCP-121-1は短くて10週間で滞留を終えますが、15週間までなら浮揚したままでいることもあります。これらが異常な水準の頑丈さを示すことはなく、地面との衝突に際しSCP-121-1がほぼ全壊するのもよくあることです。衝突の後にはSCP-121-1の残骸の中にはおよそ1.2m×1.2m×2mの卵形物体が見られますが、これはその家の中にあった家具のものと一致する素材からできています。3この物体は自発的に動き回り始めることでしょう。そうなったものを、SCP-121-2と称します。

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成長中のSCP-121-2

SCP-121-2は近傍の材料とともに集塊を形成し始めますが、それに使われるのはSCP-121-1から出た瓦礫、植物群、自動車、(稀に)他の建物などといったものです。SCP-121-2は高さ9mの材料集合体を形成するまで物体を引き寄せ続け、そうなった時点で活力を帯びて一定水準の知覚能力を見せることでしょう。SCP-121-2はこの時点で、他の素材を食事する真似を始めることがありますが、これははっきりと遅くなった割合での成長を継続するための行為です。材料を手に入れられないままでいる時間が長引いた実体たちは息絶えてしまったため、食事は成長の継続を唯一の目的とするものと見受けられます。ある種の物品は瞬時にSCP-121-2に吸着してしまうことが知られており、これは物品のサイズにかかわらず、そしてSCP-121-2が食事の真似をすることがなくても起こります。

SCP-121-2は通常は地上を動き回れる動物に似た姿になりますが、人型の形態や、既知のどの動物にも似ていない形態をとることも知られています。それらは大体は従順であり、通常、怒らせない限りは職員に敵意を見せることもありません。しかし、SCP-121-2の中には生まれつき攻撃的で縄張りを張るものが存在することも知られています。この振舞いは続けてある種の物品を蓄える方向に発達するところが観察されていますが、その物品としては銃器、刃のついた武器などが挙げられ、熊の頭部の剥製も1例ありました。

SCP-121が財団の注目下に入ったのは、当時廃屋であった住宅が突然『空を飛んだ』という報告が地元機関に殺到した際のことでした。有害物質が流出したという名目で住民を疎開させ、その住宅を観察しました。そのSCP-121-1がSCP-121-2に移行したところを速やかに無力化しました。無力化に続いて別のSCP-121-1が発生し4、この町は永久に無人化され収容されました。

事件121-A: '98/11/4に、『くぐもったサイレン』のような音がおよそ5分間にわたり聞こえました。その音に続いて活性状態にあったとあるSCP-121-1が突然莫大な力を受け、その建物はまだ最低限度の10週間滞留していないにも関わらず時期尚早にバラバラに壊れました。近隣の街々でもその音は聞こえたとの報告がありました。地元報道機関には汚染レベルが一時的に上昇したので隔離スタッフが疎開したとの情報を流しました。音の原因は今のところ不明です。さらなる調査をするよう勧告されています。

音が発せられSCP-121-1の破壊が起きた3週間後、残骸はついに地面に落ちました。瓦礫の中にはSCP-121-2とわかる卵形物体の名残りが、アルミニウム残滓の痕跡とともにありました。

事件121-B: '12/5/9に、1991年製ダッジ・キャラバン(Dodge Caravan)が上空53mに浮遊しているのが見つかりました。現時点では窓に羊毛製衣料と思われるもので目隠しがされているため内部検分はできません。この自動車をさらに観察するよう勧告されています。

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