SCP-1221
評価: +4+x

アイテム番号: SCP-1221

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1221に危険性はなく、サイト-██の標準安全車両ガレージに収容されます。清掃とメンテナンスを除いて職員がSCP-1221に立ち入ることは認められません。清掃とメンテナンスは毎月行われますが、この際にもDクラス職員以外の立ち入りは認められません。

O5レベルの指示により、SCP-1221の全ての使用と実験は無期限に停止されています。

説明: SCP-1221は1989年にマンハイムの工場で製造されたメルセデス・ベンツO405型の1階建てバスです。これは当初██████交通局に購入され、何事もなく10年間使用されました。退役後、SCP-1221はスタッフの移動のために財団に購入されました(SCPの輸送やSCP事件への曝露は発生していないと思われます)。SCP-1221の運用はこのモデルのあらゆるバスと同等のものです。購入から1年後、医療スタッフがサイト-██での痙攣発作が統計的に有意に増加していることを指摘しました。追跡によって発症者がこの車両の利用者に集中していることが判明し、バスはSCP指定を受けました。

SCP-1221に進入した被験者の90%は目に見える影響を受けません。残る10%は曝露より数時間から数年後の範囲で軽度の欠神発作障害を発症することが観察されています。これは典型的な欠神発作障害と類似し、数秒間の意識消失、硬直したまま1点を見つめる行動、脳波に出現する特徴的なパターンが見られます。非定型的な点として、被験者は通常は他の型の痙攣発作で見られるデジャビュ1またはジャメビュ2の感覚を共通して経験します。被験者は時折「体外離脱体験」に関する漠然とした説明を行いますが、それ以外は欠神中の記憶を保持していません。SCP-1221による症状は他の欠神発作よりも多くの点で良性です。発作の頻度は年1回程度とかなり低く(しかし毎週発作を起こす被験者も観察されています)、常に適切な抗痙攣薬で制御することが可能です。被験者の多くは長期の治療の後に抗痙攣薬の処方を中止することが可能です。

影響を受けた被験者の少数(10%以下)は発作中に声を出すことが観察されており(被験者はこれを記憶しておらず、意識は保たれていない状態であると考えられます)、これは典型的な欠神発作とは合致しません。さらに全般性脳波の放射も観察されます。発声内容は一般的に[データ削除済]に関するものです。


要レベル4クリアランス

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