SCP-1231
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アイテム番号: SCP-1231

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1231はサイト-20にある、光の入らない0.6m x 0.8m x 0.2mの保管庫に保管されます。保管庫の外側には警備員が配置され、レベル5の直接の承認のない職員のアクセスはすべて拒否されます。動画カメラが保管庫に設置され、SCP-12311の状況がリアルタイムで配信されます。この映像は特別に設計されたプログラムによって順々に、特定の数のサムネイルのみが表示され、明確な異常がないか表示されます。加工されていない配信映像への直接のアクセスは固く禁止されます。マウスが端末近くに配置されていますが、通常の場合は接続されません。SCP-1231に新しく配置される人員は厳密に実験目的で抜擢されなくてはなりません。しかし、実験は現在保留されています。

説明: SCP-1231はコモドール・インターナショナル社によって製造された黒いAmiga A1200コンピュータで、シリアルナンバーを含む認識印がすべて消失しています。電源の供給がないにもかかわらず、独立しで動作することが出来ます。SCP-1231はAmiga A1200としての機能は果たさず、基本的に”主画面”と名付けられた画面いっぱいのサムネイルしか表示しません。SCP-1231は現在の設定を切り替えることは出来ず、未だにコンピュータ内部から他のプログラムが発見されたこともありません。外部の周辺機器、マウスやキーボードは通常の動作をします。

主画面には2023個のサムネイルが含まれており、20の行を形成し、昇順に番号が振られています2。スクロールバーが画面の右側についています3。サムネイルは極めて低画質の動画を表示しています。音声はありませんほとんどの動画に音声はありません;しかし、SCP-1231にスピーカーが付いていないにも関わらず、時折低デシベルの音声が聞こえます。

サムネイルをクリックすると高画質な動画が、画面上部のサムネイル番号が表示されたバーを除く画面のすべてを占める大きさで表示されます。2度目のクリックを行うことによって主画面へ戻ります。動画はBeta-Gimmel情報災害の性質を持ちます。すべての動画は身元不明の被験者、SCP-1231-1, -2, -3を中心として構成されています。SCP-1231-1は中年の白人男性の姿をしています4。SCP-1231-2は若く、身長が低めのアジア人女性です5。SCP-1231-3は4歳ほどの色白の子供です6。動画の内容はタイムループの類ではありませんが、それぞれの動画は細かいばらつきこそあるもののほぼ同じことを行います。

何者かによってSCP-1231の動画の内容が誤認識されると、その誤認識に沿うような新しいサムネイルと動画が生成されます7。1分あたり1個より多くの動画が生成されることはありません。しかし、対象が情報災害であるという知識の不足8から、現在13899個の動画が存在します。この効果を発生させるために直接の観察を行う必要はなく、動画に関する少々の知識だけで新しいサムネイルと動画が生成されます。

文書 1231-Aからの抜粋: サムネイルの説明

サムネイル 1: 回収した時点で存在した唯一のビデオ。 SCP-1231-1, -2, -3は[データ削除済]に見える。

サムネイル 2: サムネイル1と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル1の曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-2が不明な粉を左手ですくい取っており、彼女の右腕でSCP-1231-3が眠っている。SCP-1231-1は画面に映らない。

サムネイル 3: サムネイル1と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル1の曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-2が眠っており、その上をSCP-1231-3が這っている。SCP-1231-1の脚が画面右上に写っているが、他の体の部分は画面外。

サムネイル 4: サムネイル1と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル1の曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-3がSCP-1231-1の胸筋を乱暴に叩いている。SCP-1231-1の切断された右脚と骨盤部が画面右上に写っている。


サムネイル 39: サムネイル18と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル24の曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-1が右手を用いてSCP-1231-2の肩を脱臼させ元に戻すが、両者とも直立している。SCP-1231-3は画面左上で眠っている。


サムネイル 902: サムネイル600と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル419曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-1がSCP-1231-2の上半身に横たわっており、SCP-1231-3を床に叩きつけている。SCP-1231-2は終始動かない。


サムネイル 1170: サムネイル1053と同じセッティングの部屋。SCP-1231の2度目の実験にて発見された。サムネイル1004曝露の後に生成されたと思われる。SCP-1231-1とSCP-1231-2がカメラに向かって跪き、血まみれで、泣きながら口を動かし認識できない言葉を吐いている。切断されたSCP-1231-3の死体と思われる物がSCP-1231-2の前に横たわっている。ピッチの低い笑い声が聞こえる。

補遺-01: SCP-1231と他の我々が遭遇した"魂の呪縛"の類との高い類似点から、SCP-1231-1, -2, -3とされる存在は実在すると思われる。このことを踏まえて、私は公式にこのオブジェクトの実験を停止することを要請する。 - ████研究員、倫理委員会

補遺-02: SCP-1231の実験は無期限延期とします。SCP-1231に配置された職員の大部分はクラスB記憶処理が施され新しいプロジェクトへ移転となります。 -O5-██
科学に対立する苦しみとは何でしょうか?苦痛は相対的で、永遠です。もっと酷いことを我々はしてきました。私はそう思います。
補遺-03: 加工されたSCP-1231配信動画を確認した所、SCP-1231に関する知識を封じたにもかかわらずサムネイルの増加が見られる。何かがおかしい。 - ██████博士

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