SCP-1234
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SCP-1234の外観

アイテム番号: SCP-1234

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: サイト602に指定された建築住宅SCP-1234の所有権は、現在財団のフロント企業によって保持されています。サイト602内の全てのテナントは撤去されています。財団は地方自治体や関連企業と連携をとって、サイト602を購入、再開発、廃棄しようとする試みを防いでいます。非活性時には、私服警備員が不法侵入を防ぐためにSCP-1234を監視することになっています。

電子式監視装置は、SCP-1234及びサイト602全体に設置されています。監視データがSCP-1234の事象発生が近いことを示している時は、全ての財団担当者はサイト602から避難してください。財団のフロント企業、サウスサイド食品流通(Southside Commissary Products)は、6時間以内に少なくとも50kgの精白小麦粉と植物性ショートニング、200-400kgの承認された使用可能な製品を、文書1234-746-Cに従ってSCP-1234へ配達しなければなりません。

SCP-1234の事象終了後に、財団職員はサイト602へ再進入を許可されます。全てのSCP-1234-1の実体は鑑定され、研究と処分の為に取り除かれます。SCP-1234が完全に確保されている為に、すべての監視装置は検査及び必要ならば交換されます。再進入と並行して、サウスサイド食品流通はSCP-1234から半径5km以内の焼き菓子の卸問屋を徹底的に調べ、梱包されていないSCP-1234-1の実体を回収しなければなりません。

SCP-1234が活動期に突入するまでに配達が行われない場合、一般市民へ記憶処理薬の大量投与やO5の裁量により、必要に応じて手順"クイーンオブハーツ(ハートの女王)"を制定する事も可能です。

説明: SCP-1234は1947年から2003年まで、███████, ██ のダウンタウンにて喫茶室付きのパン屋”シュミットのスイスペストリー”として開店していました。SCP-1234の内部は設備が整ったままで、電気、温水冷水、天然ガスが使えます。経年劣化は深刻な状態に見えますが、SCP-1234のレンジやキッチン用品は完全に機能しています。SCP-1234内の全ての厨房機器や用具を取り外したり、切断しようとする試みは成功していません。

通常の状況下において、SCP-1234は不活性です。不定期に、観察された最小で2日間から最大で17ヶ月に及ぶこともありますが、12日ごとにSCP-1234は活性化します。完全に活性化するまえに、SCP-1234は12時間から36時間の”準備”期にはいります。SCP-1234の事象発症を示す徴候は次のとおりです。

  • サイト602の半径100メートル内での大きな電磁変動
  • 監視装置への干渉や誤動作
  • サイト602のある街区での停電/電圧低下
  • SCP-1234内の電灯と電子機器が自然にオン・オフされます。
  • サイト602の半径300メートル内の人間や動物の原因不明の消失
  • [編集済]

SCP-1234は準備期の開始から36時間以内に完全に活性化します。現在までに活動期は常に現地時間で23:00から3:30の間にスタートしています。一度完全に活性化すると、SCP-1234の窓は全て完全に不透明になり、ドアと窓は完全に突き破れなくなります。そしてSCP-1234内にあるすべての監視装置が機能しなくなります。活動期ではSCP-1234に侵入するすべての試みが失敗しました。更にSCP-1234内部の人間は、活動期終了時には生きて発見されていません。

活動期は4-10時間続くと記録されていますが、常に現地時間9:00に終了します。活動期の終了時にはSCP-1234の棚、カウンター、テーブル、ディスプレイケースにおよそ200-500の焼きたてのショートブレッドクラストパイが補充されます。これらのパイはSCP-1234-1に指定されています。すべてのSCP-1234-1の実体はそれぞれ直径22.8cm、重さ約0.75kgです。SCP-1234によって作成されたパイは、事象発生時の生死にかかわらず果物や野菜、非食用植物、昆虫、魚、鶏肉、赤身の肉、そして人間の生物学的成分を使用しています。しかしSCP-1234は古くなっていたり、腐っていたり、または焼き上るために不十分な状態である原料を使用することはありません。SCP-1234-1の実体は、新しく事象が発生する際の新しい実体に再利用されることはありません。すべてのSCP-1234-1の実体は、発見時には、透明なプラスチックの蓋を被せた使い捨てのアルミニウム製パイ皿の上に乗り、室温まで冷やされていました。それらが作り出される手段を別として、SCP-1234-1は異常な性質を持っておらず、製造に使用されている成分が安全なものであれば、安全に食べることができます。

観測が始まってから17回に渡ってSCP-1234-1が、活動期が終了した後のSCP-1234の外で発見されています。すべての場合において、パイはSCP-1234から半径5km圏内のスーパーマーケット、コンビニエンスストア及び他の飲食屋台の棚に、販売者側のPOSシステムで読み込めるバーコードがラベルされて発見されています。どのような方法でSCP-1234からそのような場所へ輸送されたか分かっていません。

活動期の始まる際にSCP-1234内に利用可能な原料が十分に供給されてない場合、SCP-1234は外部に貯蔵されている原料を消費し始めます。小麦粉、ショートニング及び他の生物学的なものがSCP-1234内に転移されます。近くにある利用可能な物から始まり、必要量の原料が取得されるまで、更により離れた場所から引き寄せていきます。原料がどのようにSCP-1234に確保され、輸送されてくるかは不明です。SCP-1234が存在する地域の人口密度のため、封じ込めが始まってからも事象の発生は抑えきれていません。

財団によるSCP-1234の収容は、シカゴエリアのダウンタウン内から数十の人と動物が消失したといういくつかの報告の後、2006年から開始しました。地元警察はSCP-1234が位置する近隣への失踪事件を追跡しました。現在SCP-1234として識別されている放棄された店舗から発せられた異常な臭いに気づくと、警察は入り口のドアを突破し、数ヶ月経ち古くなって傷んでいる約7300点ものSCP-1234-1を発見しました。責任を負う人物の身元を特定する警察の試みが行き詰まり、警察渉外課は財団と接触しました。財団は管轄権を引き継ぎ、さらにいくつかの失踪事件をもたらした追加事象の後に、SCP-1234は財団の管理下に置かれました。2003年以前にSCP-1234で働いていた者と、サイト602の以前のオーナーにインタビューをしたところ、その年の4月の突然の閉店理由を彼らは知らされておらず、2006年以前には異常事象が発生する特性と、異常の発生を観察したことはなかったと供述しています。

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