SCP-1262-JP
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確保直後のSCP-1262-JP

アイテム番号: SCP-1262-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1262-JPはサイト-81██の低危険物収容室にて防音加工が施された専用のケース内に格納された状態で収容されます。SCP-1262-JP-A~C内での実験や調査等は、担当研究員の同伴の元で行われます。

説明: SCP-1262-JPは大きさ8×8×5cmの異常なオルゴール箱1です。SCP-1262-JPを中心とした半径1.5mの範囲内でその音色を聞いた対象者はSCP-1262-JP-Aに転移します。同時に転移可能な人数の上限は判明していません。

SCP-1262-JP-A~CはSCP-1262-JP内に存在すると思われる2異常空間です。SCP-1262-JP-A~Cはそれぞれ特徴の異なった、子供向けに作られたと思われるアトラクションによって構成されています。アトラクションに於いて説明が不十分な点が散見される事から、ガイド役の存在が前提として作られているものと思われます。

以下はSCP-1262-JP-A~C内部の詳細です。



補遺: SCP-1262-JP-Cの初回探査時に於いて、空間内のアトラクションの座席にドレスやタキシード等で着飾られた子供の死体██体、噴水傍のベンチには死亡時期の異なる成人の死体4体が腐敗および白骨化した状態で発見されました。

後に行われた詳細分析の結果、発見された子供の死亡時の年齢はおよそ4~11歳、性別及び人種は様々で、成人の死体はおよそ18~56歳、全て日本人女性である事が判明しています。死亡時期は子供██名全員と女性の内1名が約25年前、残りの女性3名はそれぞれ約21年前、14年前、3年前であり、死因は皆餓死であると結論付けられました。

また、噴水傍の帰還用オルゴールとSCP-1262-JP-C内の建築物の経年による劣化状態が概ね一致していることから、SCP-1262-JP発見以前も帰還は可能であったと推測されます。これら死体で発見された人物が餓死に至るまで帰還しなかった理由は不明です。

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