SCP-1286
評価: +3+x
1286.png

SCP-1286

アイテム番号: SCP-1286

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1286はもともとあった場所に収容されています。ニューヨーク市・マンハッタン区の娯楽場“█████ ██ ████”の地下室を改造し、この文書に記述されるような手順で収容されます。

エリア1286の外見は、改造された後に変更されてはいけません。建物の広告や、頑丈な壁に変えられたショーウィンドウはそのままにされる必要があります。エリア1286の正面扉は、スキャニングと個体識別が出入りのたびに行われる廊下に通じています。1度にスキャンが許されるのは1人だけです。

最少でも2人、隠し武器と無力化ガスを装備した警備員が常時正面入口に配置されていなくてはなりません。関係者以外の場内への立ち入りは即制止し、退去させねばなりません。公共交通の場であるため、殺傷力の高い武器の使用は推奨されません。このオブジェクトが問題を生じた場合は、機密情報を持たない地元の警察組織の人員が死傷者への対応をすることになっています。

現場の地下は常に人を近付けないようにします。SCP-1286から他の条件を指定されない限り、SCP-1286との会話は壁に設置された音声装置を通じて行います。現場の精神分析医Dr.Sanders以外の人間はSCP-1286との接触および会話を禁じられています。Dr.Sandersは収容室と常に音声会話ができる状態になっています。

施設に出入りする職員は、施設が”合衆国政府重要ライフライン施設1”であるという地元メディアへの偽装工作を成立させるため、出入りの際には常にビジネスウェアを身に着ける必要があります。

説明: SCP-1286は核爆弾"ファットマン"2のプラスチック製レプリカです。外装の左側には、不機嫌な顔をした男の顔がアクリル塗料で描かれています。後部には、ダクトテープで小さなスピーカーが取り付けられています。SCP-1286は時々このスピーカーを通じて会話します。

SCP-1286は自身が爆発する力を持っていることを主張しています。SCP-1286は現場人員に対して自分がなぜ爆発すべきなのかしきりに訴え始めるので、責任者にとって難題となっています。接近すると、SCP-1286は自力で前後に揺れ始めます。これを目撃した職員が、この現象に対して多大な恐怖心を感じたことを報告していますが、その原因がミーム的なものなのか3、それともSCP-1286の持つ性質なのかは研究者には分かっていません。更なる検証が、事前情報を与えられていない職員に対して行われる予定です。

SCP-1286について確認されている唯一の異変は、SCP-1286封じ込め担当の職員に見られる次のような傾向です。装置が揺れ始めると、職員はSCP-1286の格納施設からのライブ映像のまわりに集まってきます。どのようにして発生しているかは不明ですが、この現象は突然、強制的に発生し、SCP-1286の収容室外の狭い半径に居合わせた人間に対してきわめて強い不安を引き起こすことが報告されています。

SCPはニューヨーク市・マンハッタン区の娯楽場“█████ ██ ████”の地下ギャラリーから発見されました。2人のエージェントが、掲示された広告やポスターの文章内容に懸念を覚えて、オープニングイベント”サッドマンと仲間達がチェルシーにやって来た4”に出席しました。

展示が始まった後、来客はオレンジのズボンを穿いてバンダナで顔を隠した人物によって地下に案内されました。その人物が何者かは不明ですが、SCP-1286の製作者である可能性が高いとされています。その人物は小さなオレンジのマイクを通じてSCP-1286のスピーカーから声を出し、”ぼくは小さく惨めな爆弾です”や”カチ、カチ、カチ、ドカーン…”などといった発言をしました。30分ほど後、その人物はマイクを床に置いた後も、SCP-1286は声を出し続けました。

補遺1286-B セッション23:
以下はSCP-1286とDr.Sandersのやり取りです。このような会話が典型的です。

SCP-1286: ドク、ドク、そこにいるか?

Dr. Sanders: いるよ、Jeffrey。Jeffreyと呼んでもらいたいんだったね?

SCP-1286: ああ、ドク。話せるか?

Dr. Sanders: いいともJeffrey。

SCP-1286: どうして俺が爆弾なのか、ずっと考えてたんだ。

Dr. Sanders: ああ、君は見たところ核爆弾のようだね。

SCP-1286: 俺はずっと前から、こう… なんていうのかな?存在の危機?なんかこう、さぁ… 俺やっぱり爆発しなきゃいけないんじゃないかって、ほら俺爆弾だし…。

Dr. Sanders: そう感じるのは当然のことだよ、Jeffrey。だがこう考えてみたらどうだろう。君は何千何万の人を爆死させて、放射性のゴミでもっと多くの人を殺そうとしていると。

SCP-1286: でも俺、そのために生まれてきたんだぜ!俺は爆弾なんだ!俺の中心に、こう…アレだ、引き金、今は冷たいけど、俺が軽く押すだけで…熱くなるんだ。

Dr. Sanders: Jeffrey、このことは何度も話し合ってきたじゃないか。もし君がそんなことを言うのなら、我々は君を解体しなくちゃいけなくなる。

SCP-1286: でもしないだろ!しないはずだ!だってあんたらが俺に近づいたら…ドカンと一発、やっちまうから!一瞬でみんな地獄行きだ!

Dr. Sanders: Jeffrey、頼むよ、君はたくさんの人を殺――

SCP-1286: しないって言えよぉ!

SCP-1286は前後にゆっくりゆれ始め、時々重心の偏った方に傾いて落ちそうになったりした。このとき、7人の現場職員がパニックによる発作を起こし、3人が失神した。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。