SCP-1319-JP
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アイテム番号: SCP-1319-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1319-JPは現在サイト-819Bの専用収容室にて収容されます。収容違反を防ぐため、収容室内に設置された食堂より常に料理の供給が行われています。収容室内に設置されるメニュー表には"シェフのお任せコース"のみを表記し、摂食時間を延ばすためできる限り巨大な料理を提供するようにしてください。

万が一収容違反が発生した場合、SCP-1319-JPが発生した店舗の特定、民間人への記憶処理、また周辺の飲食店を封鎖しサイト-819Bへの再出現が試みられます。不可能だと判断された場合、近隣のサイトにサイト-819Bと同様の専用収容室を増設し収容を行ってください。

説明: SCP-1319-JPは2体の人型実体の総称です。(以降男性個体をSCP-1319-JP-1、女性個体をSCP-1319-JP-2と指定。)SCP-1319-JPは複数の飲食店にて原因不明の怪我人が発生した事件から調査が開始され、後述する異常性を利用する事で収容に成功しました。

SCP-1319-JPは身体特徴の一致等から現在行方不明届が提出されている桜 ██氏、相模 ██氏であると考えられています。目撃情報や防犯カメラの映像から氏はGoI-8150("夢見テクノロジー")と接触した可能性が指摘されましたが、後日行われた第七回GoI-8150調査では氏に関する資料は発見できませんでした。調査は続行されます。

SCP-1319-JPは特定条件を満たした日本国内の飲食店に出現する事が判明しています。以下、その条件です。

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最初にSCP-1319-JPによる怪我人が報告された鹿児島中央ターミナルビル

  • 営業時間中である事
  • 店内にテーブル席が設置されており、なおかつそれらのうち一つが空席である事

空席であるテーブル席に座った状態で出現後、SCP-1319-JP-1が一般客と同じ様に商品を注文し、SCP-1319-JP-2がそれらを摂食します。現在までSCP-1319-JP-1の摂食行為は確認されていません。SCP-1319-JP-2が注文されたすべての料理を摂食し終えた後、10分が経過した時点でSCP-1319-JPは消失、出現条件を満たしており、現在地から半径5km以内の別の飲食店に転移します。現在までSCP-1319-JPに対し危害を加える行動、摂食行動を妨害する試みは直前に器具の破損、実行しようとした隊員の心臓発作等で成功していません。

SCP-1319-JP-2の出現により、飲食店及び周辺の一般人は度々大規模な損害を受けます。しかしSCP-1319-JP-2を視認した人物はそれらを異常だと思わず、また店の損害に関しても「気づいたらごちゃごちゃになってた」等述べました。防犯カメラ等の映像でもそれらの認識改変が行われることが確認されています。

SCP-1319-JP-2の摂食物が胃に到達した時点でそれらは消失、同重量の脂肪に置換されます。そのため、SCP-1319-JP-2は糞尿を排出しません。現在のSCP-1319-JP-2の重量は8,813kgです。現在SCP-1319-JP-2は脂肪の影響で活動する事が不可能であり、SCP-1319-JP-1が摂食行動の補助を行っています。なお、気道及び食道は前述する脂肪の影響を受けず、正常に機能していることが確認されました。

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