SCP-132-JP
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アイテム番号: SCP-132-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-132-JP-1実体は小動物飼育用ケージに保管し、文字が記載された紙媒体の持ち込みが禁じられている収容室内に収容してください。SCP-132-JP-1には通常のシミ目シミ科と同様のサイクルの給餌を行ってください。
SCP-132-JP-1による繁殖は1体の成体のみが常に予備として確保されるようにし、他の個体については変態前に焼却処分してください。焼却処分に携わる人員は2サイクル毎に必ず交代し、交代後メンタルセラピストによる簡易的な診察を受けてください。

SCP-132-JP-2は既定のA4用紙上のみが活動領域となるよう、SCP-132-JP-1による産卵を誘導してください。SCP-132-JP-2の活動領域に指定されたA4用紙はSCP-132-JP-1と異なる収容室内に安置してください。収容室内には給餌用のプリンターを設置し、一日に三度給餌としてA4用紙に無作為の平仮名文字を310字印刷してください。フォントサイズは現在のプリンター規格では"10"に設定してください。
SCP-132-JP-2の生育が問題無く進行しているのならば、孵化より4ヶ月後に、一個体のみを確保し残りを焼却処分してください。確保された一個体はSCP-132-JP-1予備として飼育を継続してください。

許可無くSCP-132-JP-2とコミュニケーションを図る事は禁止されています。その点についての特記事項は事案-132-KK文書を参照してください。

説明: SCP-132-JP-1はシミ目シミ科亜種と思われる未分類の昆虫類です。外見と食性はヤマトシミに類似していますが、幼虫期間に於いて変態を行う事、−5℃までの環境下なら活発に活動する事、乾燥に耐性がある事に於いて従来と異なった生態を有しています。
SCP-132-JP-1は1ヶ月に一度、無性生殖による産卵で繁殖を行います。産卵は、何らかの文字が描かれた媒体──多くは植物由来の集合繊維──の上で行われ、20分で10〜30個の卵を産みつけます。
産みつけられた時点で卵は繊維と癒着しており、その後5分かけて放射状の染みを繊維上に残しながら溶解します。撥水性の高い紙を用いた場合でも、卵は問題無く放射状の染みを残して溶解しました。
SCP-132-JP-1の寿命は6〜7ヶ月程度であると思われます。

SCP-132-JP-2は放射状の染みが形成されてから30分後に、放射状の染みから紙面上へと出現する10〜30体の個体です。これらはSCP-132-JP-1の幼虫形態と思われます。
SCP-132-JP-2は出現先の媒体に記載されている文字と同染料、同字体の形式で書かれている「ゅ」または「ゆ」の文字です。一つの紙面上に異なった染料または字体で書かれた複数の文字がある場合、そのどれか一つが無作為的に選択されます。
SCP-132-JP-2は紙面上をうねりながら移動し、紙面上にある自身と同染料の文字を摂食します。摂食された文字は紙面上より消失します。
SCP-132-JP-2は魚類に似た行動様式と群性質を持ち、紙面上で移動を行った痕跡として、同染料による複数の点の染みを短時間残します。

生育が通常通りに進行した場合、SCP-132-JP-2は孵化より5ヶ月後に円形の染みである蛹形態へと変化します。蛹形態への変化から30分後、蛹形態の染みが描かれている紙面部分を突き破ってSCP-132-JP-1個体が出現します。
SCP-132-JP-2は「ゆ」の文字を物理的に損壊させるか、または同染料を用いて完全に"塗り潰す"ことによって破壊が可能です。また、SCP-132-JP-2個体が存在する紙面を切り取り、同一の素材と構造を持つ他の紙媒体紙面上に固定することで、SCP-132-JP-2を他の紙面へと移動させる事が可能です。

SCP-132-JP-2は孵化してより3週間後から、自身と同染料、同字体の文字を紙面上に出現させることによる会話を行い始めます。それらの文字は10〜14秒で消失しますが、この時、SCP-132-JP-2の食餌対象とならない染料を用いた文章を書き入れる事で、SCP-132-JP-2とコミュニケーションを図る事が可能です。
以下は、その性質を利用してSCP-132-JP-2とA4用紙上で会話を行った際の、複数時点でのA4用紙上の記載を編集してまとめたものです。

132会話記録-01: ※インタビュー対象: SCP-132-JP-2-C03群 ※インタビュアー: ██博士

.:*・゜ゅゆ およぐれんしゅう
                 ゅゅゆゆ やったね

        君たちは、自分の事をどれだけ理解しているのかね?

.:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ おなかすいた

              ゆ
              ゆゆゆ ぼくたちは生きてるよ それだけだよ
              ゆ
                              ゅゅ だれかとはなしてる?

                   .:*・゜ゅゆ すすめー

                   .:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ ごはんくれ

        このA4用紙の外のことは認識出来ているかね?
               まぜてー
              ゆゆ
            ゅゅゆゆゆ おはなしはしてるけど、ぼくたちに見えるのは
              ゆゆ  この『白い海』だけ。でもそとのことはしってる

                              ゅゅ あつまるれんしゅう

                       ゅゆ やすむ
                                     .:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ ごはんないの?

             どうして知っている?

              ゆゆ
    これでよし ゅゅゅゅゆゆゆ ぼくたちがひとつだった時に、見てきたから 
              ゆゆ

                         .:*・゜ゅゆ もうひとふんばり

            それはシミの形の成体のことか?

             ゆゆゆ
         ゅゅゅゅゅゆゆゆ たぶん、そのこと
             ゆゆゆ
       ごはんさがそうよ

        我々の事をどう思っている?

             ゆゆゆ
       ゅゆゅゅゅゅゅゆゆゆ ごはんくれる。いいひと!
  ぶつかっちゃった   ゆゆゆ

132会話記録-04: ※インタビュー対象: SCP-132-JP-2-C05群 ※インタビュアー: ██博士

 .:*ゅ
     .:*ゅ
          .:*ゅ     れつくずれてる?
                 .:*・゜ゆ      .:*・゜ゆ

    仲間の事は知っているか?

           かんかくだいじょうぶ?   ゆ ゆ ゆ みんなのことは
                                よくしってるよ
      ゆゆゅゅゆゆ おやすみ

                      .:*・゜.:*・゜ゅゆ ごはんおいしかた

        .:*・゜ゅ
              .:*ゅ
                  ゅ     こっちだよ
                     ゆ         ゆ

            他の群れの事は分かるか?

             つめろつめろ ゆゆ ゆ よくわかるよ

      ねれない
     ゆゆゅゅゆゆ こまったね

          .:*・゜.:*・゜ゅゆ うんどう

              .:*ゅ
                 ゅ
                 ゅ
                   ゆ   ゆ ぼくちょっとずれてる?

        我々が他の群れに行っている事は分かるか?

     ゆゆ        ごっつんこ ゆゆゆ よくわかってるよ
     ゅゅ これでよい
     ゆゆ

                            ゅゆ やすむ

                  ゅ
                  ゅ
                  ゅ
                  ゆ
                  ゆ これでよし
   それについてどう思うか?

        ゆゆ           ゆゆゆ しょうがないよ
        ゅゅ                あなたもごはんたべるために
        ゆゆ おやすみ              がんばてるだけだもの

                            ゅゆ ねむくなる

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