SCP-134-JP
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アイテム番号: SCP-134-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-134-JPはサイト8128の4m x 8mの収容室内の、1m x 3.5m の電気柵の囲いに収容してください。電気柵は常に通電し、SCP-134-JPの行動を可能な限り制限してください。排泄されたSCP-134-JP-Aは水による洗浄の上、使用不可能なレベルになるまで破壊し、SCP-134-JPの頭部付近に配置してください。

十分な量の破砕済みSCP-134-JP-Aが供給できずSCP-134-JPが電気柵や床面の摂食を試みた場合は、SCP-134-JPのすぐそばに廃材を投入してください。

説明:SCP-134-JPは体長3メートル、体高11メートルの牛に似た体格の生物です。ただし頭部は口腔と鼻腔以外の器官が退化しているため、象の鼻のような口吻が胴体から伸びています。また、短い体毛がまばらに生えた皮膚や、体温を備えている点、退化した乳首を有していることから哺乳動物だと推測されていますが、種類は不明です。遺伝子調査の結果、チンパンジーと97%の部分で合致を確認できました。

SCP-134-JPの特異性は、木材や土砂を摂食し、整形された建築資材(SCP-134-JP-Aと指定)を臀部から排泄する点にあります。SCP-134-JPの口腔には最低120本の歯が生えており、摂食による物理的な欠損に対しても速やかに再生します。これらの歯列を用いて、SCP-134-JPは木材や石、時には金属の摂食を可能にしています。SCP-134-JP-Aは、粉砕された木材チップを整形した板材や石膏ボードが大部分ですが、時には障子紙や蝶番、ガラス板を排出することもあります。排出されたSCP-134-JP-Aは、いずれも独特の臭気を帯びており、これがSCP-134-JPによる再摂食を妨げているようです。なお、この臭気は水による洗浄で除去可能です。SCP-134-JPは気性は非常に大人しく、積極的に人間を襲うどころか、直接触れても特に反応しません。これまでに出たSCP-134-JPによる人的被害は、████研究助手の一件2のみです。しかし大人しい気性と裏腹に、SCP-134-JPは収容施設や隔壁さえも摂食の対象とします。しかしSCP-134-JPは金属やコンクリートよりも、木材などを好む傾向があります。現在、洗浄後に破砕したSCP-134-JP-Aを優先的に摂食させることで、収容違反を防いでいます。

SCP-134-JPは██████山脈において、道路が存在しないにもかかわらず形成されていた集落で発見されました。SCP-134-JPは降雨によって洗浄されたSCP-134-JP-Aや、集落を囲む木々を摂食しながらSCP-134-JP-Aを排出し続けていた模様です。集落を形成していた家屋にはいずれも、過去に居住者がいた痕跡がありませんでした。また、SCP-134-JPはSCP-134-JP-Aを排泄する能力しか持たないため、別に家屋を建築したオブジェクトが存在すると考えられており、現在も捜索中です。

SCP-134-JP-Aについては、財団施設建設用資材として用いられる計画が立案されていましたが、SCP-134-JPの摂食ペースの早さと、SCP-134-JP-Aの独特の臭気、独自の規格に基づくものと思われる寸法のため計画中止となりました。

なお、SCP-134-JPの左後脚の内側に、以下のような焼印が押されていました。

日本生類創研 ニ-○○二-三五丙

補遺:
摂食対象と、排泄されたSCP-134-JP-A

摂食対象: 杉の丸太(φ250mm,1500mm)
実施方法: 収容室内に直接投入
排泄されたSCP-134-JP-A: 杉材チップを再形成した3304mm x 1401mm x 5mm のボード
分析:非常にしなやかで、直径1000mm程度の円筒形に丸めることができた

摂食対象: 鉄線(φ0.5mm,2500mm)
実施方法: 丸めた物を収容室内に投入
排泄されたSCP-134-JP-A: 断面が五角形の釘一本
分析:断面が五角形であるほかは一般的な釘と変わりが無かった

摂食対象: 処分予定の書類15kg
実施方法: ビニール紐で縛られたものを収容室に投入
排泄されたSCP-134-JP-A: 幅1105mm、長さ18000mmの和紙のロール
分析:障子紙に似ているが、同じ厚みの物と比較してかなり強靭であった。繊維を分析したところ、ビニール繊維が漉き込まれていることが判明した

摂食対象: スチール製の机3台
実施方法: 収容室内に投入した
排泄されたSCP-134-JP-A: 3m x 1m x 15mm のスチール製の扉一枚。ドアノブは扉の中央に取り付けられていた。
分析: 重量からすると内部は中空の模様

摂食対象: 50mm x 50mm x 1500mmの、杉と松の角材
実施方法: 収容室内に投入
排泄されたSCP-134-JP-A: 50mm x 50mm x 1500mmの未知の材質の角材
分析:触感や断面の年輪は木材だが、種類は不明。

摂食対象: 牛肉20kg
実施方法: 収容室内に実験対象のみを投入して摂食させた
排泄されたSCP-134-JP-A: 5m x 15mのシート一枚(ロール状に巻かれていた)
分析:検査の結果、生存している細胞で構成された膜だと判明。空気中の水分を吸収、あるいはシートに含まれる水分を発散させることで、湿度を50%前後に維持する機能があることが判明。
追記:培養液に付けて保存していたが、排泄から██日後に融解した。液化したシートは冷凍保存されている。

摂食対象: 廃コンクリート塊15kg
実施方法: 破砕された物を収容室内に投入
排泄されたSCP-134-JP-A: 生コンクリート15kg
分析: 回収して型枠に注ぎ込んで凝固させた。臭気は全体に染み入っているらしく、洗浄しても取れなかった。現在保管中。

摂食対象: ████研究助手
実施方法: 実験計画なし。口腔内を観察していた際に[編集済]までを摂食された
排泄されたSCP-134-JP-A: φ120mm、長さ3000mmの飾り柱。ただし表面の15mmは人体組織で構成されており、████研究助手の顔貌によく似た凹凸が形成されている。
分析: SCP-134-JP-Aは会話可能だったため、回収して聞き取り調査及び感覚実験を行った。点滴により██日まで生存した

摂食対象: 革製拘束具
実施方法: 摂食実験計画なし。口吻を拘束具で抑えることで、摂食行動の制御を試みたところ、口吻を口腔内に巻き込んで拘束具を解除し摂食した。
排泄されたSCP-134-JP-A: 全長361mmの皮紐六本。いずれも紐の一端に輪が作られている。
分析: カーテンを束ねるための紐だと思われる。ただし、素材の革は未知の生物のものだった。

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