SCP-140-JP
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SCP-140-JP-1。

アイテム: SCP-140-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-140-JPの全サンプルはガラス製小型密閉容器に5g1ごとに収納後ナンバリングし、セクター-8091の特異物質隔離エリアに収容されます。一般毒性物質収容プロトコルに則った管理を徹底してください。実験にはレベル3以上のセキュリティクリアランスを持つ職員の許可が必要です。炭酸水を用いた実験は絶対に行わないでください。

説明: SCP-140-JPは糖に分類される未知の化合物で、緑色の微細な粉末に見えます。ブドウ糖(グルコース)を含む分子[データ削除済]が付加重合して形成された高分子化合物であることは判明していますが、加水分解を含む各種方法による物質の分離には現在まで成功していません。

SCP-140-JPは水を溶媒として溶解した際(以後水溶液をSCP-140-JP-1とする)に異常な特性を発揮します。SCP-140-JP-1を視覚又は嗅覚で認識した時、被験者のオブジェクトに対する“服用欲求”が高まり、SCP-140-JP-1を摂取しようとします。この際の被験者はSCP-140-JP-1について一貫して「何がなんでも飲まなければならない」という意識を持ちますが、第三者に理由を尋ねられた場合は回答できず、殆どの場合SCP-140-JP-1についての関心はその時点で消滅します。限られた15%の被験者は「何事もやってみなければ分からない」という短絡的な内容の主張を発し、如何なる方法を使ってでもSCP-140-JP-1を摂取しようとします。欲求が満たされると被験者は非常に満足した態度をとり(一貫してSCP-140-JP-1が「非常に美味だった」と証言します)、一旦は通常通りの活動に復帰します。

SCP-140-JP-1を摂取してから24時間後に第一の異常現象が発生し、被験者は強烈な空腹感を訴え、過食による栄養摂取を進んで行うようになります(この際、水分、鉄や銅などの金属物質が多く含有した食物に対して明確な拒否反応を起こすことが分かっています)。この際の被験者は自らの行動の阻害要因に対して非常に攻撃的になり、同時にSCP-140-JP-1摂取前の社会的立場や人間関係についての関心を失います。
第一段階から48時間以内に突入する第二段階では、被験者は水に対する激しいアレルギー性反応を示し、極力水から遠ざかる行動を自ら取るようになります。
その後72時間以内に突入する第三段階で被験者は脱水症状又は身体機能の著しい低下により死亡します。遺体は急激な乾燥・風化現象を起こし、20Kg相当のSCP-140-JPが析出します。

SCP-140-JPは体内に吸収され血液中に混入することで身体中を循環し、脳の生理機能に影響を及ぼすことが分かっています。被験者への過食の強制や水に対する拒否反応の設定は、SCP-140-JP自身を体内で複製する為であると考えられます。このことから、収容初期はSCP-140-JPが生物である可能性を考慮した研究が行われてきました。現在はその可能性は低いとされていますが、結論には更なる実験が必要です。また、摂取前のSCP-140-JPが引き起こす“服用欲求”の原理については未だ不明な点が多く、ミーム専門の科学者をアドバイザーとして研究に加えることが検討されています。

補遺: SCP-140-JPは20██年に財団エージェント・████の自室で発見され、大量の緑色粉末の山からは乾燥により大部分が崩壊した人間の皮質が検出されました。DNA鑑定の結果、皮質は████のものと一致しました。████は数日前から行方不明になっており、直前に同僚と食事に関する複数のトラブルを起こしていたことが分かっています。
部屋のテーブルにはSCP-140-JPが残留したガラス製コップとオブラート片が置かれていました。その近辺から「ストレス社会で働くあなたに!」と読める手書きのメモが発見されたことから、要注意団体が関連している可能性が指摘されています。

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