SCP-1409
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SCP-1409-1で記録された発声スペクトログラム。

アイテム番号: SCP-1409

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 実験を目的として使用されない時はSCP-1409のコピーを含む記録装置は保管サイト-07の厳重保管区画に収容されます。実験を目的としたSCP-1409の使用許可はSCP-1409管理権限がある現在Level-2の職員に要請しなければなりません。SCP-1409担当のエージェントと研究員は有効なオープン・ウォーター・ダイビングのライセンスを備えていることが要求されます。

実験の間、SCP-1409再生に使用する装置は防音室に置かれ、SCP-1409再生装置以外の録音可能な装置を部屋に置くことは許可されません。防音ヘッドホンを付けない限りSCP-1409が再生されているエリアへの職員の侵入は許可されません。

SCP-1409の影響を受けた対象は即座に拘留されることになっています。財団に属する対象は標準的有意性非異常人間収容室で保護されます。脱走防止のために最小限の武力が使用されます。潜水能力がなく財団にとって有意性のないSCP-1409に曝された対象は処分されます。

最初と考えられる案件において、財団と直接繋がりのあるSCP-1409の影響を受けた対象はポイント1409-アルファへ輸送されます。対象は有効な一般のマスター・スキューバ・ダイバーまたは同等のライセンスを持った最低2人のダイバーによってポイント1409-アルファへと割り当てられます。SCP-1409の影響を受けてこのプロトコルに従った財団職員は任務に戻る前に精神観察を受けることになっています。

ポイント1409-アルファは機動部隊ガンマ-6("大食らい")が船員の財団所有の船によって監視されます。ポイント1409-アルファに接近する船は監視し、SCP-1409の影響の兆候またはポイント1409-アルファへ直接向かおうと試みた場合は船員を捕縛します。SCP-1409の影響を受けたと判明した対象は保護されることになっています。

説明: SCP-1409は南大西洋の水中で記録された4つの記録です。SCP-1409はザトウクジラ(Megaptera novaeangliae)の群れの声の録音です。声は19分34秒続き、実験によって録音の活動部分が測定されました。

声を聞いた対象は実際の録音内容に変わり未知の言語で歌う人間の声を聞いたと報告します。歌の意味を理解することはできませんが、対象は声に直接話しかけられたと思い込み、数人は歌が'悲しく'または'孤独に'聞こえると主張します。対象は歌手の性別を判別することはできません。

対象が一定時間SCP-1409を聞いたなら、SCP-1409の主要特性が現れます。初めに、対象はSCP-1409の'歌手'と強く共鳴し始め、歌を思い出す際立って異常な能力を示します。しかし、影響を受けた対象は歌を再現することはできず、実際に歌を試してみたりハミングでさえも'間違っている'ように聞こえます。対象に影響を与えるまでに費やすSCP-1409を聞く時間は対象と問題の録音部分によって異なります。

対象によってとても差がありますが、一定時間を過ぎると影響を受けた対象はポイント1409-アルファへと向かいたいという強い願望を感じ始めます。ポイント1409-アルファは40m3の水域で、大西洋西経██°██’██”北緯██°██’██”の水面下約20mに位置します。[データ削除済]の記録実験では、水中録音の維持を担当する研究でSCP-1409の発生源を特定し、その直後野生の水棲生物が異常なまでに群がっていることが記録されました。

影響を受けた対象は利用できるどんな手段を用いてでもポイント1409-アルファに辿り着こうとしますが、対象自身が不道徳、不愉快であると感じる手段を用いることには嫌悪感を示します。十分な渡航方法がない場合、対象は泳いでポイント1409-アルファへと向かおうとしますが、大抵は疲労して溺れます。対象がどのようにしてポイント1409-アルファを見つけることができるのは不明ですが、対象はポイントへと向かっているかどうか読み取ることができると報告します。この衝動に対する記憶処理は効果がありません。

SCP-1409の影響を受けた対象がポイント1409-アルファに到着すると、対象は常にショックを受け、裏切りを感じ、とても価値のある人または物体がSCP-1409にあったと信じていたと主張しますが、その予想していた物体について正確に特徴を説明することは出来ません。対象はSCP-1409で録音されていた歌手に対して疑念と憎悪を表現し、意気消沈します。しかし、この段階でSCP-1409の対象に対する直接の影響は終わります。

SCP-1409は特性を知っている対象や以前露出してポイント1409-アルファに到着したことのある対象に対して影響を与えることができます。この対象は以前のSCP-1409露出者は努力が足らないか、間違っていたためポイント1409-アルファで価値のある物体を見つけられなかったと主張します。

補遺1409-1: ████/██/██、大西洋で活動中の小型調査船がおそらく嵐で遺棄されてひどい損傷を受けた状態で発見されました。SCP-1409に類似した特性のホエールソングが船上で記録された証拠が発見されましたが、嵐によって記録機材が損傷を受けているために記録は解読できませんでした。記録した後に起きた出来事は不明ですが、全船員は嵐の中船から降りて発生源に到着しようとして死亡したと推測されます。

この事案の結果、SCP-1409の特性は鯨の声自体よりむしろ声から異常性質を生じていると仮定されます。現在この事を確認できていませんが、エージェントは大西洋ポイント1409-アルファ3000km圏内を水中録音機で異常を監視するように通知されています。機動部隊シータ-5("大船")は異常の可能性のある鯨の存在の確認と別のSCP-1409事件の発生を特定する任務を命じられました。SCP-1409を作ったと推定されるザトウクジラを暫定的にSCP-1409-Aと称します。

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