SCP-1416-JP
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アイテム番号: SCP-1416-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1416-JPの発生地点の周囲一帯を立ち入り禁止区域として隔離し、SCP-1416-JPの発生イベントの際に民間人が侵入することを避けてください。推定される発生イベント期間には常に機動部隊が配置してください。SCP-1416-JPへ配属される隊員は心理試験-1416において基準値を超えた者のみが選抜されます。発生イベントはある程度定期的に起こりますが、稀に頻度が高まる場合があります。担当となった職員は発生イベントの直後であっても警戒を続けてください。

予期せぬ発生イベントに備えて発生地点の付近には常にマネキンが5体以上設置されます。週に一度必ずマネキンの風化や破損の状況を確認してください。マネキンの四肢及び頭部の破損は早急に修復されます。発生イベントが起こるのは常に夜20時以降であるため、隊員の配置及びマネキンのメンテナンスは日中のうちに行われます。

SCP-1416-JPとの交戦に関して、過剰な攻撃力、人間やマネキンへの誤射、発砲音などの問題点から銃器の使用は推奨されません。出現した全SCP-1416-JP個体の消滅が確認された後、応戦した職員には希望に応じてクラスA記憶処理が施されます。

説明: SCP-1416-JPは███川下流の一地点の川底から発生する5体から███体までの人型実体です(以下、実体と表記)。実体はそれぞれ異なる若い人間女性の水死体に似た外見をしています。

実体は組成の大部分が██川のSCP-1416-JPの発生地点付近の川底の泥によって構成されています。実体の大きさによって比率は異なりますが、平均して全身の70%以上を泥が占めています。残りの組成物質で最も多いものはモンゴロイド人女性の頭髪です。この頭髪の遺伝子検査の結果として、個体ごとに頭髪の遺伝子が異なること、実体が発生イベントに際して再出現を繰り返していること1等が判明しました。

このような組成にも関わらず、実体の外見は先述した通りに水死体の外見と何ら変わりないように見えます。更に、その組成から推定される脆弱性に反して、実体の稼働や移動の際に部位が欠損することはありません。しかし、破壊を目的とした衝撃に対してはこの特殊な耐久性を持たず、頭部を含めて全身の60%以上を破壊することで実体を消滅させることが可能です。実体の反応から身体の破壊は少なからず実体に痛みを与えているようですが、実体が移動の試みを中断することはありません。実体は次の発生イベントの際には損壊を完全に再生させた状態で再出現します。また、発生した実体が次回の発生イベントまで残存していた場合、自然に自壊し消失します。

追記: 20██年の調査により、SCP-1416-JP-1██の外見と一致する人物が判明しました。当該人物は19██年、入水自殺により死亡しています。関係者である男性へのインタビューから、当該人物と当時既婚であった男性は不倫関係にあり、当該人物の自殺は男性に別れを告げられた直後の行動であったと判明しました。

追記2: ██回目の発生イベントの際に実体と交戦した機動部隊員の証言から、SCP-1416-JP-6█の外見と一致する人物が判明しました。当該人物は証言した隊員の姪であり、20██年の台風1█号の到来の際に近所の河川付近で当時交際中であった高校のクラスメイトと共に行方不明となっています。

出現した実体は最も近くにいる他の実体以外の人型の物体或いは人間を探して移動を試みます。この移動は緩慢な動作によって行われます。実体がどのような方法で目標を認識しているかは不明ですが、人型の物体2と生きた人間の区別が不能であることから、嗅覚や聴覚とは異なる手段で知覚していると考えられています。実体は身体の欠損に関わらず移動を続けます。例えば、実体の脚部に当たる部位を破壊された場合は腕にあたる部位を使って移動を試みます。更に、四肢が破壊された実体は顎や身体全体を使って尺取虫のように移動します。興味深い例として、四肢を動かすことが困難な程度に破壊された実体が、他の実体の足首に噛みついて自身を引きずらせる形で移動をしていた事例が目撃されています。

実体は人間に対する身体的な危険性を持ちません。人型の物体に十分近付いた実体は、腕を用いて物体を包み込んだ姿勢になると共に停止します。両腕が残存していない場合では物体に体重を預けて寄りかかり、この場合においてもその姿勢を保ったまま停止します。この停止は人型の物体と接触している間続きます。既に目標としている人型の物体に他の実体が接触し停止している場合では、実体は他の実体を押しのけて接触しようと試みます。また、何人かの隊員は停止中の実体の表情が通常時に比べて穏やかに見えると証言しましたが、記録された映像では確認されませんでした。

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