SCP-1424
評価: +9+x

アイテム番号: SCP-1424

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1424は気密された2×2×2mのクッション張りを施した収容小屋に収容されます。このエリアは対象の身体状況を確認するため隔週で監視を行います。このエリアに進入する職員はガスマスクを装備して下さい。収容室は毎日ガスのろ過を行います。

説明: SCP-1424の外見はアラスカン・マラミュートの子犬です。"私の可愛いパッチへ"と書かれた白金の鎖でできた首輪を付けています。SCP-1424の振る舞いは典型的な子犬のそれです。

SCP-1424の体温は-18℃から-23℃の間で、舌と足からは継続的にかなりの量のアンモニアを滲出させているため、換気されていない空間で長時間曝露された職員には重大な健康リスクが発生します。どのようにしてSCP-1424がこの化合物を生産しているのかは未だ不明です。

SCP-1424はまた、他のいくつかの身体的特異性を表出しています。

  • SCP-1424は生命の兆候を示していません。体内の内臓は全く機能していません。
  • SCP-1424は通常、身体の痛みに反応しません。
  • SCP-1424の身体は傷を治しません。
  • SCP-1424は音、光、臭いに反応せず、動作や発声を抑えることができません。
  • SCP-1424の目は機能していないように見え、収容小屋のあちこちを動き回っていると時折壁に衝突します。
  • SCP-1424が眠るところ、あるいは単に動きを止めるところは確認されていません。

SCP-1424は毎日決まったパターンで収容小屋の中を動き回り、この行動の繰り返しから逸脱するのは邪魔をされたときのみです。異なる収容室に移動したなら、SCP-1424は単純に新しい環境に移った最初の日の行動パターンを繰り返すでしょう。

その保全のため、SCP-1424の移動や試験の際には特別の注意が必要になります。

SCP-1424はカリフォルニア州ロサンゼルスの動物保護施設にて、複数回の安楽死の試みの失敗が原因で発見されました。目撃者には記憶処置が施され、SCPは問題無く回収されました。施設のスタッフの報告では、SCP-1424が彼らの施設に引き渡された際、元の所有者は大変思い悩んだ様子で、SCP-1424をカウンターに渡すとすぐに立ち去ったとのことです。以前の所有者が目撃されたという新たな情報はありません。

解剖報告1424-A:

SCP-1424への不要な身体的損傷を抑えるため、細心の注意を払い、胃と腸の内容物の取り出しを行いました。予想通り、SCP-1424は術後も苦痛の様子は無く、動作や発声にも抑制された様子は見られませんでした。胃の内容物は、噛まれているが消化されていないステーキ、雑多な紙材、2.41カラットのダイヤモンドが飾られた14金のホワイトゴールドの指輪1つが確認されました。

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