SCP-1425
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-1425

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1425の一次複製がサイト-40の二重ロックの掛けられた保管容器に維持されることになっています。文書へのアクセスは、サイト-40の管理官、EIDチーフ、CMA局長、O5のうち少なくとも二人の当局者の明確な書面による許可が得られた場合を除いて完全に制限されることになっています。二次複製がO5評議会のメンバーにのみ明かされた手順によって決定された非公開の場所に収容されます。アメリカ合衆国全土で利用可能なあらゆる形式の印刷、放送メディアは、CMA文書 1428-Aに記載されたキーワード、キーシンボルが出現しないかどうか監視されることになっています。発見されたいかなるSCP-1425の追加の複製も、破棄するためにCMAの管理下へと移譲して下さい。第二のSCP-1425イベントが発生した、あるいは発生の徴候が見られた場合、上記の当局者に連絡し、即座にへびつかい座プロトコルを実行してください。

説明: SCP-1425は[編集済み]社(現存せず。オペレーション・スターゲイザー関連ファイルを参照)により2005年に出版された20cm×35cm×5cmのハードカバーの本です。表紙には「星のシグナル」というタイトルが記されています。裏表紙には、以下の説明があります。

空にある星の幾つかは既に死んでいて、私たちが見ているのは星の古代のイメージだということを貴方は知っていましたか?

四カ国でベストセラーになり、数百カ国語に翻訳された小説「星のシグナル」なら、あなたも天上の周波数にチャンネルを合わせることが出来ます! さあ、星々のようになりましょう!

SCP-1425の全ての文章を対象の人物が読むと、この本は、この効果は対象の欲望(これはSCP-1425によって次々に影響を受けます。下記参照)の影響を受けた穏やかな現実歪曲効果を及ぼします。この影響に露出した対象の数が十分に多くなると、精神衛生と時空の整合性において更なる混乱が発生します。イベントログ SCP-1425-05を参照してください。

この文書は"自己啓発"ジャンルのノンフィクション本です。読者の夢と野心を成し遂げるための"5ステップの星のシグナルメソッド"として広告されています。その方法とは、マントラと自己肯定によって補強される視覚化プログラムです。"自己啓発"本のほとんどすべてとは異なり、SCP-1425は対象者が彼/彼女自身の目標を達成するのを助ける直接的な効果を持っています。この本では、目標を達成するための実際的な処置に対しては一切触れられていません。その代わりに、"星の焦点"とその他の"希望的観測"の儀式が書かれています。正しく実行された場合、これらの儀式は儀式に用いられた星の外見への直接的な影響をはじめとした、現実への明確な影響を及ぼします。宝くじに当選したいという願いを表す読者は、二週間以内に当選くじを受け取ります。目標が新しい車であるどんな読者も、自分自身が翌週その新車を運転していることに気づきます。目標を達成するのに必要な作業量は、規定の儀式を除けば副次効果だけです。欲望に対して集中し続ける努力をしなかった対象者でも、成功した確率は記録に残されたうちの80%に及びます。しかし、読む順序と頻度の指示を正しく守らなかった場合、異常な影響は大いに減少し、完全に失敗することも有ります。

初期の章において、これらの儀式は二つの事に焦点が当てられています。読者が考える正確な目標と、空の特定の星への集中です。この活動は表題にもある"星のシグナル"と関連しています。SCP-1425は星から発せられる光が"現象学的周波数"を持っており、星々の持つ特有の"現象学的周波数"は人間それぞれの心のなかにある"現象学的周波数"と結びついていると主張しています。その本の10章それぞれが、"星への焦点"儀式で終わっています。これは、毎夜行われる天体を中心に焦点を結ぶための瞑想です。プロローグに書かれたカレンダーを使って決定された天体が儀式には用いられます。このカレンダーによって、いつでも、本のどのセクションを読んでいても読者が同じ位置に焦点を結ぶことを確実なものとします。第10章は例外です。ドキュメント 1425-Aを参照してください。

SCP-1425には儀式を行っている間、ページを通して読者の精神に影響を及ぼす言語学的装置が含まれています。これには、対象者が文章に記された考えを受け入れられるようにし、その異常な効果の結果を最適化するためのミーム的なトリガーと神経言語学的プログラミングの組み合わせが含まれています。一旦、本の中心的な考えが取り入れられ、影響を受ければ、視覚化儀式は政治的、哲学的なメッセージを含むその他の概念をインクルード処理1し始めます。本の後半の章は、読者間の共通認識となった倫理観に従うように、使用者の思考や欲望を改変する役割を持ちます。2 SCP-1425を読破した読者のうち約60%が"オーハイ症候群"と呼ばれる精神状態を示します。イベントログ SCP-1425-2005を参照して下さい。

SCP-1425は第五教会(The Fifth Church)(俳優、ミュージシャン、作家、テレビ司会者、その他有名人を含む多数のセレブリティを会員として持つ有力なカルト団体)によって執筆、出版されたと考えられています。その時、確認された第五教会信徒(Fifthist)のリストは███名を数え、信徒であるという疑惑を受けている者のリストは████名を超えました。3 これらのコネクションを第五教会は仲間意識として利用し、有名人の推奨やメディアの報道という形式を取って、SCP-1425をすみやかに、例外的に有名なものとしました。これらの手段と同様に、相当の"口コミ"広告も用いられることで、星のシグナルは出版から二週間で国家的ベストセラーとなり、その本が財団のへびつかい座プロトコルによって公共の知識から排除されるまでベストセラーを保ちました。

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