SCP-1466-JP
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アイテム番号: SCP-1466-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1466-JPはエリア-81JMHの小型オブジェクト収容セルに収容されます。収容セル内は抗シナプス酵素の減退を防ぐ目的で、低温かつ乾燥した状態が維持されます。

新たにGoI「酩酊街」に関連性があるオブジェクトが収容された場合は、オブジェクトにSCP-1466-JPが付着していないか、或いはオブジェクトがSCP-1466-JPを所持していないかを検査し、存在が確認された場合は担当職員同伴のもと収容を行ってください。

説明: SCP-1466-JPはGoI「酩酊街」関連オブジェクトが収容された際に、オブジェクトに付着、或いはオブジェクトが所持していることがある液体物質です。エチルアルコール44%、抗シナプス酵素溶液32%、リンゴ(Malus pumila)由来の果汁13%、未知の物質11%の割合で構成されており、発する臭気や外見的特徴は一般的なリンゴ酒と類似します。SCP-1466-JPを摂取した場合、抗シナプス酵素が大脳に作用し、ニューロン同士の伝達を行うシナプスの働きを減退させることで、摂取者の記憶能力や思考能力を大幅に低下させます。また、SCP-1466-JPには不可逆的かつ強い依存性が報告されており、一般的なエチルアルコールと比べても極めて強力です。この依存性が発生する仕組みは判明しておらず、現在も研究が続けられています。SCP-1466-JPをDクラス職員に摂取させる実験については、後日別途報告される実験報告書を参照してください。

SCP-1466ーJPは、摂取者の身体に対し急激かつ大規模な突然変異を発生させます。これはSCP-1466-JPに11%含まれる未知の物質がミュータジェンとなっていると予想されており、摂取したDクラス職員の多くは法則性の無い変異を遂げています。財団が過去に日本生類創研より押収した薬品から、この物質と類似した物質が発見されているため、SCP-1466-JPには日本生類創研の関与が指摘されています。

SCP-1466-JPに32%含まれる抗シナプス酵素溶液は、Mクラス記憶処理薬の主成分であり、財団が独占している技術です。Aクラス記憶処理薬の発明や記憶処理技術の進歩により、Mクラス記憶処理薬並びに抗シナプス酵素溶液は現在製造されておらず、いずれもエリア-81JMHにて厳重に保管されています。SCP-1466-JP発見後に行われた棚卸調査の結果、Mクラス記憶処理薬並びに抗シナプス酵素溶液の在庫数に過不足は発生していませんでした。抗シナプス酵素溶液がSCP-1466-JPに含まれるに至った経緯について、諜報部が調査を行っています。

補遺: 財団により身柄が拘束されている日本生類創研の重要参考人██ ██に対し、SCP-1466-JPに関するインタビューを行いました。以下は諜報部が██ ██に対し行ったインタビュー記録です。

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