SCP-1469
評価: +2+x

アイテム番号: SCP-1469

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1469-1の周辺エリアは、現地収容目的で財団に買収され、フェンスが巡らせてあります。SCP-1469-2への入場と実験には最低1名のレベル3上級研究員の承認が、SCP-1469-2からの物品の除去には最低1名のレベル4サイト管理官の承認がそれぞれ必要とされます。SCP-1469-1へのアクセスを試みる権限無き人物は、現地の保安職員が全て拘留・尋問し、必要に応じてクラスB記憶処理を施します。

説明: SCP-1469-1は、ユタ州[編集済]から西に53km離れた農村地帯の道路に繋がっている、道路標識の無い一車線の舗装路です。SCP-1469-1は長さ31mで、ガンベルオーク(Quercus gambelii)の樹が密集する雑木林の中で途絶えています。この道路区画は民間の地図に記載されておらず、建設や目的に関する情報の公式記録も存在しません。SCP-1469-1は、木々の中を北から南に向かって移動する時、SCP-1469-2への固定型ポータルとして機能するようです。

SCP-1469-2は、Q. gambeliiの同一の雑木林のコピーが全方位に広がる異次元空間であり、SCP-1469-3実例で満たされています。SCP-1469-2内の大気組成はSCP-1469-1の外部と一致しており、太陽の位置によって測定される時刻も同じです。しかしながら、周辺気温は — 昼夜サイクルを通じて変化しますが — 実際の季節に関わらず、晩春または初夏のそれと一致する状態を保っています。無人航空機の使用により、SCP-1469-2の表面曲率は地球と一致していることが判明しましたが、現在までの探索でSCP-1469-2のレイアウトには地形的な特徴や変化が見つかっておらず、各方向に少なくとも400km延びていることが分かっています。全地球測位衛星によるナビゲーションは機能せず、また無線信号もSCP-1469-2内には及びません。遠征隊との通信は、財団職員によってSCP-1469-1に敷設された電線を介して接続されている固定型トランシーバーを介してのみ可能となっています。通常の背景放射以外の信号は、SCP-1469-2内で検出されたことがありません。

SCP-1469-3は、アメリカ牧場風もしくは“ランブラー・スタイル”に建造された家屋の集合名称です。全てのSCP-1469-3は一階建て・寝室3ヶ所・バスルーム2ヶ所という同じ間取りであり、SCP-1469-2の入場地点から全方位に存在します。各実例の敷地面積は850m²で一定ですが、色・装飾・家具には顕著にバリエーションがあり、入居準備が整っている新しい家に予想される真新しい状態です。実例には電気・水道が通っていません — 灌漑や土地管理が不足しているにも拘らず、SCP-1469-3実例の芝生(実験によって通常のPoa pratensis、即ちナガハグサと判明)が健康状態と清潔さを維持している仕組みは不明です。

発見以来、SCP-1469-2の内部では如何なる生物との遭遇も起こっていません。しかしながら、周期的に1棟以上のSCP-1469-3実例が未観測状況下で消失し、24~72時間の期間を経て新しい実例と入れ替えられます。SCP-1469-3内の材質の年代測定は、最古の実例が約80~90年前に作られたことを示しています。

補遺1469-1: 特筆に値するSCP-1469-3実例のログ

名称#: SCP-1469-3-108-A
場所: SCP-1469-2の入口から北北東に1.4km
発見日時: ██/██/██
説明: 当該実例はコテージ形式の装飾が施されていたが、そこには北欧風の宗教画が大量に含まれていた。発見された全ての文書は、現時点で未知の筆記言語を用いているように見受けられる。
注記: 当該実例は██/█/██に消失し、48時間後にフランス農村部風の室内装飾を施したごく平凡な実例と置換された。

名称#: SCP-1469-3-322-C
場所: 入口から東に2.8km
発見日時: ██/██/█
説明: 当該実例の寸法は通常だったが、異常に巨大な現代家具や家電製品を内包していた。基準値に基づく測定は、この家屋が直立時の身長およそ2.5~2.8mの存在による居住を意図していたことを示唆している。

名称#: SCP-1469-3-488-B
場所: 入口から西南西に1.9km
発見日時: ██/██/██
説明: 当該実例は家具を備えておらず、壁と床がむき出しの状態だったが、現地の職員は内部に入った時に“強い幸福感”を報告した。実例は消失するまでに僅か3日しか敷地内に留まっておらず、これはSCP-1469-3実例の消失までの最短記録である。当該実例が位置していた敷地は、4ヶ月間の周期観察が行われている現在も未だに空である。

名称#: SCP-1469-3-618-D
場所: 入口から北西に5.3km
発見日時: ██/██/█
説明: 当該実例は完全に黒く見えるコテージ形式の家具や塗装で飾り立てられていたが、その後の実験により、紫外線波長でのみ見える装飾パターンが発見された。実例内で実験を行った職員は、何らかの感覚混乱による軽度の吐き気と見当識障害を訴えた。聞き取り調査において、問題の職員は“角度があらゆる点で間違っているように感じた”と報告したが、初回調査時の測定値にはこれを確証できる要素が無い。影響を受けた職員は安全のために隔離されたが、完全に回復し、問題なく職務に復帰した。

補遺1469-2: 実験記録

██/██/█、消失したSCP-1469-3実例が現実世界に再配置されているという仮説を検証するために、GPS追跡装置が幾つかのSCP-1469-3実例の屋内に設置されました。██/█/██現在、追跡指定された30棟のうち6棟が消失していますが、内部のGPS装置はまだ発見されていません。

補遺1469-3: 事案ログ

██/██/██、SCP-1469-3実例群から採取した材質サンプルへの広範な試験に続いて、以下の印刷されたメモがSCP-1469-2の入口近辺で発見されました。

関係当事者どもへ:

私にはお前たちがどうやってここに入り込んだか分からないし、自由に見て回ってくれてもいいんだが、頼むから商品には傷を付けないでくれるか。宜しく頼む。

経営陣より

追伸 — 壊した分は支払えよ。

この事案から間もなく、財団の管理部門は、総額█,███,███米ドルに及ぶ原因不明のサイトの予算不足を発見しました。更なるサンプル採取・回収の要請は中断され、調査が保留されています。

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