SCP-147
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最適状態にあるSCP-147の写真。この写真の撮影には白黒カメラが使われたが、それは現代のカメラが存在すると敵対的状態が引き起こされるからである。

アイテム番号: SCP-147

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-147は1950年代の居間を模した部屋に留め置いてください。現在の収容室には1枚の小型絨毯、2脚の安楽椅子、1台の蓄音機、1台のダイヤル式電話、その他適切な装飾があります。SCP-147は1965年3月後半より後にできた物品はなにもかも拒絶します(補遺0-40参照)。外部電源や電源接続は不要です。

説明: 1983年にミシガン州デトロイトの民家で発見されました。SCP-147は見たところ1957年製ジェネラル・エレクトリック(General Electric)ブランドの白黒テレビであり、型番は17TO26です。SCP-147は2つの異なる振舞いを呈するところが観察されています。

最適: SCP-147は容認できる部屋にあるときには1950年代のコメディ番組、たとえばバーンズ・アンド・アレン・ショー(The Burns and Allen Show)パパはなんでも知っている(Father Knows Best)アイ・ラブ・ルーシー(I Love Lucy)などを映します。いずれの場合でもどの放送も完全に独自のものです。それらの番組のアーカイブ、ちなみにどれもまだ生産ラインには乗っていないものですが、そのいずれからもSCP-147が流したエピソードの記録を見つけることはできませんでした。コマーシャルは流れませんし、これらのショーを放送している局についての表示もなにもありません。すべての放送は白黒です。適切な状態にあるSCP-147に曝露された被験者たちは楽しい気分でくつろげたとの報告をしました。この状態にあるとき、この物品の音量とチャンネルは回すことができますが、電源スイッチはなんの作用も持たないようです。

敵対: 現代の物品がSCP-147のある環境に存在するようにすると、この物品は極めて暴力的でおぞましいカラー映像を映すことになります。斬首、強姦、処刑、拷問のすべてについて観察されたことがありますが、今のところはいつどこで描出された場面が起きたのかを示すような映像が放送されたことはありません。どの映像も一定して高画質高音質です。敵対的状態にあるSCP-147に曝露された被験者たちはほぼ一定して、放送が持つ写実的性質ゆえに10~15秒すると嘔吐します。2分間の曝露の後に神経衰弱を被った被験者もいます。すべての被験者が放送内容を思い出すことを極端に嫌がり、SCP-147の敵対的放送を視聴する任務についた被験者15名のうち2名がその後自殺しました。この物品の操作部品はどれも敵対的放送の間は反応しません。

SCP-147の内部構造を検査しようという試みは成功していませんが、これはこの物品の外装が、破壊して開こうとするどの試みの全てに耐えきったからです。ファラデー・ケージ内に設置して、この物品が受信している信号がもしあるならば打ち消そうとしましたが、なんの影響もありませんでした。SCP-147への長期曝露がもつ作用については文書にまとめられていません。

補遺: SCP-147と関与する娯楽活動はすべて、いずれも少なくとも1週間前にレベル4職員の承認を得てからスケジュールしてください。

補遺[0-40]: さらなる詳細についてはファイルTC-147-Bを参照してください。[データ削除済]の示唆により、1960年代にわたって製作された物品いくつかを持ち込みました。1965年3月より後に作られた物品では敵対的な振舞いという結果になりました。正確な時期の推定は難しいところですが、それは精確に確認できる日時に作られた材料を得るのには困難があるからです。なぜそのように特定の物品の年代に応じた振舞いをするのか、その理由については未詳であり、[データ削除済]がテストをしています。

補遺[0-40a]: 繰り返し検証したところ、1965年3月以降に生まれた人物がいてもそれ自体は敵対的事象のきっかけとはなりません。未詳の理由により、SCP-147は主に製造品に対し不満を持つのです。最近、████████ ████博士が、自らヴィンテージ(1965年以前)の衣服を着て、シャツのポケットに3本のビック・フレア・ペン1(1970年代に開発された)を挿しておく、という実験を執り行いました。SCP-147の前に座っている間に彼が見たものについて、彼は後に『奇怪なアイ・ラブ・ルーシーのエピソードで、びっくりするほど銃撃戦をやってたのが特徴』と述べたものでした。

補遺[1-80]: 最近になって、この物品が敵対的である間に量刑確定済の強姦犯や精神病質者を曝露する、というテストをしたところ、この物品は視聴者に合わせて映像をしつらえることができるとわかりました。ある強姦犯を1986年製の金属椅子に縛りつけておいたところ、視聴時間中一度も強姦が画面に現れることはなく、一方で性器切除の場面(主に男性の)が頻出しました。同様に、拷問で人を責め殺したとある精神病質者では拷問の場面を見ることは少なく、仕損じた処刑の場面が多くなりました。

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