SCP-148
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-148

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

修正第3版

SCP-148は執筆時点で各重量およそ10kgの120本の鋳造棒として保管されなければなりません。SCP-148の延べ棒はいかなる他のSCPとも同じ場所で保管してはなりません(予測不可能な相互作用のおそれのため)。そうでないなら、延べ棒は受け入れ可能な財団施設の間で均等に分配されなければなりません。収容されているSCP-148の各延べ棒の質量は、1ヶ月ごとに計測し報告しなければなりません。

いかなる状況下においても、精神作用、あるいは超感覚的な性質を持つSCPとSCP-148が接触するような事があってはなりません。そのような接触事故の際には、周辺エリアから退避し影響を受けたSCP-148サンプルを遠隔操作で爆破しなければなりません。

職員を3週間以上の長期間にわたってSCP-148担当に割り当ててはなりません。SCP-148に割り当てられた全職員は標準の心理検査を受けなければなりません。

説明: SCP-148は複数の既知・未知の元素で構成された金属物質です。保有しているSCP-148の総量はおよそ1.11.2tです。SCP-148は青みを帯びた灰色がかった緑色で、水分により容易に酸化します。SCP-148の融点は約4500°Cで沸点は約9000°Cです。SCP-148の密度は6.20 g/cm3 6.76 g/cm3でありロックウェル硬さ試験でHRC39が確認されました。その物性はプラチナに似た強度、展性、被加工性を示しています。

SCP-148は主にプラチナとイリジウムで構成され、それぞれ質量の62%と20%を占めます。加えて、鉄、コバルト、銅を含むその他の既知の金属が構成物にあり、これら合計で質量16.5%を占めます。しかし、この物質の質量には質量分析その他の手段で検知できないこれ以外の物質が存在すると考えられています。走査型トンネル顕微鏡によってSCP-148の結晶構造を撮影すると、本来ならば他の原子が存在しているはずの格子点が空になっていることが明らかになりました。

SCP-148は生物へ近づけた場合、それの超感覚的な精神影響特性を妨げる、もしくは隠す効果を示しました。この効果を定量化することは困難ですが、被験体とSCP-148表面の2乗距離に反比例し、SCP-148の分量に正比例するようです。この効果が検知できるようになる範囲は概してSCP-148の1kgに対して0.8mです。

1.1tのSCP-148がプロメテウス研究所の拠点施設の冶金部門から、財団の捜査の際に回収されました。計画と関係する文書によりこの物質がさらなる開発のため███████████へ売却され、商標登録され、「テレキル合金」として販売されることになっていたことが明かされました。しかし、プロメテウス研究所の拠点施設の破壊を伴う[編集済]と政治的対立により、███████████は推定1.3tのSCP-148を取得し正体不明のバイヤーに売却しました。財団エージェントと法廷会計士たちがSCP-148の残る流通品を追跡中です。

補遺148-01
精神影響型SCPの収容に使用できる可能性があるため、SCP-148は他のSCPとの異種間試験が承認されています。試験はまだ初期段階ですが、低位の異常アイテムでの試験ではSCP-148は前述のアイテムを収容するために有効な道具であることが示されているようです。しかし、主な特性が純粋にミーム的であるようなアイテムには影響しないようです。

補遺148-02
████年██月██日より、スタッフがSCP-148の定期点検1を課されている守衛スタッフの間で、無分別な振る舞いと貧弱なコミュニケーション能力が見られたことを報告しました。それから異常行動は増加していき、3週間後、2人の管理担当者が聴取と調査のため連行されました。試験によって、前述の担当者は身振り手振りの会話を理解できず、文章の抑揚や言い回しにも気づかないようだと判明しました。加えて、影響を受けた担当者は情緒やその他の意思を決定できず、語彙も深刻に制限されていることが示されました。

さらなる試験により、SCP-148に定期的、または長時間接触した人物の言語およびコミュニケーション能力が悪化することが明らかになりました。8週間が過ぎると、影響を受けた人物は完全に話すことが出来なくなり、その他の面では通常の精神状態であるにも関わらず、非言語的な要求、指令、その他の言及を理解したり行なうことも出来なくなることが判明しています。

補遺148-03
████年██月██日(財団のSCP-148取得から██ヶ月後)に行われた計測が、体積の増加がないにも関わらずSCP-148が質量を0.1t増加させていること(9.0%の密度増加)を示しました。この質量増加の原因は不明です。

事故報告148-████-1
SCP-148の効果の限界と重量変化能力を試験するため、0.9kgのSCP-148を重量計に載せてSCP-████の収容室へ置きました。予測通り、SCP-████の[編集済]はSCP-148の存在により無力化されました。しかし、SCP-148のサンプルは1秒ごとに50g質量を増やし始めました。1分後、この速度は減少しはじめ、その40秒後には質量の増加が止まりました。その時点でSCP-148は1.4kgでした。この重量を8秒間持続した後、2秒の間に0.8kgにまで落ち込みました。その間、60m(SCP-████の効果範囲の12倍)以内にいた職員はSCP-████の効果を経験しはじめ、非常に増加した速度にも関わらず、影響を受けた人物が連れ出されるまで[データ削除済]封鎖処置を引き起こしました。

この事故発生以後、SCP-148と精神影響型のアイテムとの接触は厳禁されています。

補遺148-04
事故148-████-1以降、計測によりSCP-148の合計質量は[編集済]の速度で増加していることが示されました。もし万一SCP-148の大部分が実験148-████で行われたようなイベントを経験すると、[データ削除済]となることが推測されています。収容プロトコルが見直されます。

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