SCP-149-JP
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発見時のSCP-149-JP。

アイテム番号: SCP-149-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-149-JPは表面の劣化を防ぐ為にバルブ部分を除いた外部にウレタン樹脂を塗布した上で、収納時オブジェクトの円周が78.2cmとなるように設計された金属枠の中に収納されています。バルブへは空気圧維持用のチューブが接続され、サイト-81██の気密収容室で保管されます。SCP-149-JPの円周の変化は全て記録され、0.2mm以上の変化が確認された場合は自動的にSCP-149-JPへの空気の注入や室内の気温の調節が行われSCP-149-JPの外周を一定に保ちます。

説明: SCP-149-JPは異常性を有するゴムボールです。素材のゴムに異常性は確認されませんでした。SCP-149-JPは一般的なゴムボールと同様の耐久性を有していると推測されます。

SCP-149-JPの膨張、収縮に伴う外周の変化は地球の公転軌道に影響を及ぼします。SCP-149-JPの膨張により地球の平均的な公転軌道は通常よりも外側を通過するようになり、SCP-149-JPが収縮した場合は通常の軌道よりも内側を通過するようになります。SCP-149-JPの外周が1.0mm変化した場合、太陽-地球間の距離は███kmだけ変化します。SCP-149-JPの円周に+2.5mm~-2.3mmの変化が起きた場合、地球表面上の平均気温の急激な変化や季節の周期性の乱れ、それに伴う環境の変化により現在の生態系は速やかに崩壊すると推測されます。なお、一時的な圧力による凹みや歪みは公転軌道に影響を与えません。

現在、SCP-149-JPの内部に樹脂を注入する事で円周を一定に保つ計画が立案されています。

SCP-149-JPは199█/██/██、要注意団体█████の██支部に潜伏した財団職員により複数のSCPオブジェクトの存在が告発された事を受け、調査を行った際に他のオブジェクトと共に回収されました。当時財団は未収容SCPオブジェクトによるものと推測される地球を主とした微細な太陽系惑星の公転軌道の変化について調査を行っていました。その際に█████がSCP-149-JPについて独自に行った調査記録と財団の記録が一致したことが明らかとなり、SCP-149-JPの特定に至りました。

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