SCP-1514
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SCP-1514-1Aの元々の場所は[編集済]。

アイテム番号: SCP-1514

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1514-1Aは厳重掩蔽壕-███に収容します。SCP-1514-1Bの状態を常に監視し、標準偏差を超えるホメオスタシス状態の変動が確認された場合は即座に報告します。SCP-1514-1Aの構成要素には干渉せず、装置の日常検査を超えた行動は即座に処分対象になります。正確に1人の適切な工学の素養を持ったレベル2以上の職員は、それらの機能の維持を確実とするために20分に1回、それらの構成要素を検査することになっています。この職員が規約を破った場合、職員に装着したバトラコトキシンの首輪を遠隔で起動します。規定または緊急点検を除き、職員はSCP-1514-1Aの収容室に入ってはいけません。

SCP-1514-2を一般に認識から殆ど隔絶させる一方、主要な天文協会に潜伏した財団エージェントはこれらの発見例を見つけ出し、偽装します。

SCP-1514-1Aが発信する信号が途絶えた場合、SCP-1514-1A自身の破壊等の状況に関わらず、処置-083-オナガーを実行します。失敗した場合、XK世界終焉シナリオに繋がる可能性があります。

説明: SCP-1514は1983年にアメリカ政府と提携した███████████によって開発された核抑止力システムです。公的にその開発と配備は当時の大統領であるロナルド・レーガンによって提案された、"スターウォーズ計画"との揶揄で知られる戦略防衛構想(SDI)として偽装されました。正式にはSCP-1514の名前はSDI-██システム"Xye"であり、その構成要素の多くは正当なSDI研究開発グループ(エクスカリバー計画-██)によって開発されました。判明している記録では、システムは198█から198█年まで機能していたことを示し、この時の人工物の故障と、その後の連邦捜査局、異常事件課(UIU)の調査で財団は関心を持ちました。

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SCP-1514-2.

SCP-1514-1Aは主に鋼から成る1.5m×0.9m×0.6mの装置です。その外部に沿って付いている様々な機器は、現在その装置の中に住む1体の実体(SCP-1514-1B)のホメオスタシス状態を示します。SCP-1514-1Aは未知の内部にある供給源から動力を得て、未確認の臙脂色の液体を利用した精巧な生命維持装置と考えられる物体を含みます。装置への干渉による固有の危険性により(下記参照)、SCP-1514-1Bと生命維持装置に関する詳細は不明、または推論的です。残りの機器は入力とSCP-1514-1Bからのデータを受信できるよう設計されたインターフェース・システムに関わります。

SCP-1514-2の情報は制限されており、現在UIUから[編集済]、[編集済]のみ提供されています(詳細は文書-SCP-1514-RM4を参照)。しかし、SCP-1514-2は現在地球の軌道に存在する██機の一連の人工衛星である事が確認されています。表面的にそれらは[編集済]人工衛星に類似し、前方に10個の戦略X線レーザー(エクセイザー)装置が取り付けてあると考えられています。SCP-1514-2例に見える太陽電池パネルは偽装であり、人工衛星の推力と兵器システムは代わりに異常の供給源から動力を得ます。設計仕様はエクセイザー・システムが当初大陸間弾道ミサイル(ICBMs)の無力化を目的としていた事を示しますが、ターゲティング・アルゴリズムは地上の目標に定められています。

1時間に1回、SCP-1514-1Aは異常な無線通信を発し、最も近いSCP-1514-2実体に向けて発信します。この通信はファラデーケージ構造を含む既存の手段では妨害することができません。[編集済]から提供された記録によると、36時間以上この信号の受信に失敗した場合、即座に且つ自動的に不測事態コロネットが形成され、全てのSCP-1514-2実体は予め設定された地上の目標に対して発射します。不測事態コロネットの範囲と影響を受けた目標による核報復の可能性により、この事象はXK世界終焉シナリオの可能性が見込まれます。

[編集済]の情報はSCP-1514の幾つかの構成要素が、196█から196█年のCIA・M██████計画を通して███████████によって開発された事を示しますが、それら構成要素の元々の目的は不明です(詳細は文書-SCP-1514-RM27参照)。

SCP-1514-1Aのインターフェースは現在入力を受け付けず、全てのSCP-1514-2の攻撃及び防衛操作が不能です。またこの故障は不測事態コロネットの処理も妨げます:この危険性は[編集済]が財団と接触し、その後財団がこの人工物を保護するきっかけになりました。SCP-1514-1Aは入力を受け付けませんが、制御パネルのモニターを通じてテキストメッセージを作成する様子が確認されています。

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