SCP-1528
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19██年██月██日の初期回収時における、収容下のSCP-1528のサンプル

アイテム番号: SCP-1528

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1528の全サンプルはサイト-77の保管ロッカー662で、アクセス制限下の気密容器に保管して下さい。実験にはプロジェクトの指揮官権限の承認が必要です。収容中は、SCP-1528を複雑又は容易に破壊出来る開口機構を持つ容器に保管しないで下さい。実験中は、少量をエアロゾル分散システムに保管して下さい。SCP-1528の追加検査は、の場合に応じて承認されています。

財団は現在、648mLのSCP-1528を保有しています。

説明: SCP-1528は、市販の漂白剤ベースの洗浄製品に外観が似ている青色の液体です。液体の時は、SCP-1528は異常な性質を持っていません。しかし、漂白剤ベースの洗浄液として予測される特性を保持している為、輸送時などにおいては注意が必要です。

SCP-1528の最初のサンプルは元々、1983年7月██日に都市部でのフリーマーケットにて「フィックスオール」との広告を出していた売人から得られた物でした。以降、SCP-1528のサンプルは様々な場所で様々な分量・容器の物が発見されており、殆ど規則性を持っていません。SCP-1528の発見場所は通常、フリーマーケット、地域密着型の食料品店、および1例のみ財団保守作業員のストレージエリアでの自発的な出現が含まれます。

エアロゾル形態で噴射しそれを対象が吸入すると、SCP-1528は即座に強力な心理的影響を及ぼします。対象が任意のオブジェクトを「欠陥がある」又は「壊れている」と認識し、且つSCP-1528がそのオブジェクトに塗布されている事も認識している場合、対象はオブジェクトの欠陥を補正する為、それが無傷であるとして意識に適用されるという感覚又は認知の改変を受けます。対象が意識不明になるまでこの効果は沈静化しません。その他の詳細については、補遺を参照して下さい。

補遺: SCP-1528実験記録の要約。

手順: 対象は、オブジェクトへSCP-1528を5mL塗布するよう要求した。

対象: D-67365
オブジェクト: 壁に掛かった絵画。
オブジェクトの欠陥: 絵画は中心から約20°曲がって吊り下げられていた。
結果: 対象は側に傾いて、すぐにバランスを失った。対象は建物が20°傾斜している事を信じているように思われる。対象はSCP-1528の影響を受けている間、世界が20°に傾斜していなかった時を思い出すことが出来なかった。

対象: D-67365
オブジェクト: 風景画。
オブジェクトの欠陥: 風景の色調が反転していた。(黄色い草、朱色の空等)
結果: 対象は一時的に極端な混乱と視覚的見当識障害を経験し、その後正常な動作へ復帰した。対象からは何ら異常な効果が報告されかったが、色を識別する能力がSCP-1528によって反転された物と思われている。

対象: D-67365
オブジェクト: ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの曲"Ana Ng"を再生する音楽スピーカーシステム。
オブジェクトの欠陥: 曲が倍速で再生された。
結果: 対象は、曲の再生のテンポに比例して増加した速度で動き始めた。インタビュー時には、研究員の「遅い動き」に不快感を表明した。

対象: D-67365
オブジェクト: 温度計
オブジェクトの欠陥: 実測値と比較した温度が30℃低かった。
結果: 対象の体温がすぐに上昇し始めた。対象は風邪による極度の痛みを訴え、31.2秒後に意識を失った。身体は熱中症に似た症状を呈したと思われる。分析にて、この時点でのD-67365の体温が通常よりも遥かに高い事が判明した。15分後、D-67365は体温の極端な変化が原因で死亡した。

対象: D-76290
オブジェクト: 人間の被験者(D-67431)
オブジェクトの欠陥: D-67431の顔は酷く傷付けられている。
結果: D-76290は自身と対話しようとする被験者に嫌悪感を抱き、被験者の顔や体について「間違っている」と供述した。D-76290は鏡の反射にさらされた時に自分の顔が反映されていた事を信じず、攻撃的となった。人間の認識に関する更なる実験がガレスピー博士によって予定されている。

追加の実験は実験記録1528を参照して下さい。

補遺-2: 追加実験。

対象: ボイド博士
オブジェクト: 特殊相対性理論の仕様を詳細に記した62ページの文書。
オブジェクトの欠陥: 非固有(None inherent)。SCP財団に勤務する以前、ボイド博士は物理学者ではなく、特殊相対性理論について不信感を表明している。
注記: この実験は、偶発的な曝露から生じた物である。
結果: ボイド博士は付近の机の上で気を静めようとし、その後倒れこみ意識を失った。この事態はすぐに担当者へ通知され、フィッシュ警備員がボイド博士を抑え、博士は医療病棟に移された。ボイド博士は「建物全体の急速かつ加速度的な上昇」を経験したと報告した。

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