SCP-158-JP
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Unknown

無力化以前のSCP-158-JP画像

アイテム番号: SCP-158-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-158-JPは現在低危険度物品保管ロッカーに保管され、性質が再発現しているかどうかについてDクラス職員を用いた検査が20日に一度行われています。性質の再発現が確認された場合は、ただちに検査要員のDクラス職員を終了させた上で、SCP-158-JPを専用の電子錠金庫に保管してください。

SCP-158-JP内容の暗記者は、可能な限り雇用を継続してください。現在、暗記者による口頭での、新たな暗記者の養成が進行しています。後継の暗記者の養成が完了するまで、現行の暗記者は危険業務が全て免除されます。

説明: SCP-158-JPはハードカバー装丁が施された一冊の本です。表紙には何も書かれておらず、自動装置によってページを開きながら行われた観察実験によって、内容も全て白紙であることが確認されています。

SCP-158-JPの特異性は、生きた人間が両手でSCP-158-JPを視界内に保持し、ページを捲る事で発現します。最初のページを捲ると、第一ページに赤い文字の文章が出現します。この時点で被験者はSCP-158-JPを読み進める事に対して一切抵抗が不可能となり、被験者自身の意思に反してSCP-158-JPを読み続ける事を余儀なくされます。
SCP-158-JPの内容となる文章は日記形式で進行し、被験者が読み続けるのに併せて白紙のページに追加され続けます。同時にページ自体も増量しますが、SCP-158-JP自体の重量は変化していません。最初のページを捲らなかった場合、性質は発現しません。文章は、被験者が最も精通している言語で出現します。

被験者がSCP-158-JPを68ページまで読み進めると、被験者は眼窩、鼻腔、外耳道から出血し始めます。この時の出血総量は毎分0.3mlですが、1ページ読み進める度に出血総量は0.2ml増加します。更に128ページへの到達によって口腔、爪床からも出血が始まり、216ページへの到達は肛門、尿道からの新たな出血を誘発します。
被験者が出血多量によって死亡するか、外的要因または干渉によってSCP-158-JPから視線を逸らす事で、SCP-158-JPは自動的に閉じられ、損傷や汚れが修復された上でページ総数は元に戻り、内容である文章も消失します。この状態で再びSCP-158-JPが開かれた時にはページがリセットされた状態で性質が再発現し、また1ページ目から読み始められます。

SCP-158-JPは[削除済]による大規模な[編集済]の跡地で発見されました。[編集済]のために、SCP-158-JPの起源と思われる存在についての物的証拠は得られませんでした。[編集済]の発生は多大な物的被害を生じましたが、死者、行方不明者、重傷者は報告されていません。

特記: Dクラス職員にSCP-158-JPを可能な限り読み進めさせ、文章の内容から性質の正体と起源を探る実験が実行されました。Dクラス職員には絶え間無い輸血と各種栄養物質の注入を行い、循環器系への負担軽減のための人工循環器への接続手術を予め施しています。更に、これらの措置や出血への不快感を軽減するため、[編集済]系薬剤が投与されています。
実験開始から147時間後、SCP-158-JPは42651ページ目に到達すると突如異常な性質を喪失し、以後無力化しました。
実験後Dクラス職員には緊急的に再治療が施され、危機的状況から生還させることに成功しました。そしてその後のインタビューによって、実験中は長時間に渡る薬剤投与、過度な注入と輸血の継続により正常な精神状態では無かったにも関わらず、Dクラス職員がSCP-158-JPの内容を完全に記憶している事が判明しました。SCP-158-JPの内容を精査した結果、これはSCP-158-JPの影響によるものであると結論付けられています。また、SCP-158-JP内容の暗記者が存在しなくなった時点で、SCP-158-JPの性質が再発現する可能性がSCP-158-JP文中にて示唆されている事から、本実験を担当したDクラス職員によって新たな暗記者の養成が現在進行しています。

本実験ではカメラによるSCP-158-JP内容の記録を行っていましたが、文字の滲みによって判読不能な点が多数存在していたため、暗記者のみが内容を完全に把握していると見られています。
本実験でのSCP-158-JP内容の部分的な抜粋記録は記録文書-158-41AZにて閲覧が可能です。

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