SCP-159-JP
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アイテム番号: SCP-159-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-159-JPは、完全に光の無いA級小型危険生物房に収容し、どのような理由があっても決して光を当てないでください。また、通常の大型犬等と異なりSCP-159-JPは給餌を必要としません。その特殊な移動手段と性質に考慮し、現時点でのSCP-159-JPに対する実験等は完全に禁止されています。

説明: SCP-159-JPは大型犬に似た影のような存在です。その姿は、空間に開いた犬型の穴のように見えます。これは、SCP-159-JPが周囲からの光を完全に吸収しているためとされており、これに加えて物理的接触は功を奏していません。形状、及び記録された鳴き声から、ゴールデンレトリバーに類する犬種ではないかと推測されています。

SCP-159-JPは、周囲で最も大きい生体1へと覆いかぶさるように移動し、積極的にじゃれつくような挙動を見せます。この挙動に触れた生体は、四肢の末端から急速に炭化し、結果的に崩壊します。この際、SCP-159-JPに接触している者は熱傷を負っているような猛烈な苦痛を感じることが確認されており、短時間の接触でも身体末端への多大な影響、及び欠損等が発生します。また、SCP-159-JPにより四肢や手指を失った者は、幻肢痛を起こさないことが判明しています。

また、SCP-159-JPはあらゆる物体の影を利用して移動する手段を持っています。これらの原理、方法は一切不明ですが、周囲に影、及びじゃれ付くことの出来る対象が存在しない場合、生体の存在すると思われる場の影へとランダムにジャンプを行います。加えて、犠牲者の影にSCP-159-JPが出現した時点で犠牲者はその場から動くことが困難になります2。これらの効果はSCP-159-JPに対して一切の光を当てないことで封じることが出来ます。

SCP-159-JPは主に人間に対してじゃれつく傾向がありますが、これは特に10歳以下の児童に対して顕著です。この積極的行動は何らかの教育の影響ではないかと見られていますが、詳細は分かっていません。また、10歳以下の児童がSCP-159-JPに触れた時に限り、児童は前述のように炭化しながらもいずこかへ消失します。消失後の行方は一切不明です。

補遺1: SCP-159-JPは初めに████地区の幼稚園に出現し、同幼稚園内の全ての児童、人間を消失、炭化へと追いやっています。その後、同区域の他の保育園に出現し、再びその場に居た全員を炭化、消失させています。最終的に、サイト-81██内託児所に出現、2名の児童が犠牲になり、当直であった保育士の内一名が両腕を失いましたが、██保育士の速やかな連絡により収容がなされました。当時の状況を██保育士へインタビューしています。

補遺2: SCP-159-JPが出現した二事案目の保育園において、園内の松の木の中から一枚のメッセージカードが見つかりました。メッセージは以下の通りです。

かいらんばん

あれ もういらない にかいも ためしたのに
せっかく つれてきてあげても みんなこげちゃうしね
あいつらにあげよう けいすけ

補遺3: SCP-159-JPの移送後、同託児所仮眠室内において大量のイラストが発見されました。それらは全て██保育士の日記帳全頁に挟まれる形で設置されており、同じイラストと文字が書きこまれていました。これらへの関与を██保育士は否定しており、職務への影響を配慮し後に記憶処理を受けています。イラストと書き込みは以下の通りです。

inu.jpg

かわいがってあげてね

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